美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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アートヒストリー閑話 ルネサンス

2017年01月14日 12時05分21秒 | 日記
ルネサンス

14〜16世紀  ルネサンス。ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ。油絵具の誕生。活版印刷術、羅針盤、火薬の三大発明。コロンブス、マゼラン。 16〜17世紀  バロック・ロココ時代、絶対王政。ルーベンス、レンブラント、フェルメール。デカダンス(芸術至上主義)。 通史は面白い。

ルネサンス3巨匠 ラファエロは社交的で社交界の花。宮廷、財閥らパトロンに引っぱりだこのナイスガイ。 ミケランジェロはこもりがちな性格で一途に仕事をするタイプ。 ダ・ヴィンチはパトロンからの仕事も中途半端で完成させず、二人とは正反対。

ミケランジェロはこもりがちな性格で一途に仕事をするタイプ。 ラファエロは37才位で死ぬが、社交的で社交界の花。宮廷、財閥らパトロンに引っぱりだこのナイスガイで、 ダ・ヴィンチはパトロンからの仕事も中途半端で完成させず、二人とは正反対。

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年〜1519年) ルネッサンス期のミケランジェロ、ラファエロらと三代巨匠(芸術家)の一人。「最後の晩餐」「モナ・リザ」などで誰もが知っている画家であるが、 それは彼の単なる一面であり 実は、環境の観察に膨大な時間を費やしていた科学者でもある。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、 凡庸な人間は「注意散漫に眺め、聞くとはなしに聞き、感じることもなく触れ、味わうことなく食べ、体を意識せずに動き、香りに気づくことなく呼吸し、考えずに歩いている」と嘆き、あらゆる楽しみの根底には感覚的知性を磨くといった真面目な目的があると提唱していた。

『最後の晩餐』 消失点であるキリストのこめかみには穴が空いている。ダ・ヴィンチは、この穴からひもを引っ張って作図した。ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂に描かれている遠近法(一点透視図法)を完璧に実証している絵。

『最後の晩餐 』 ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂に 描かれている一点透視図法を完璧に実証している絵。 その消失点であるキリストのこめかみには穴が空いている。 ダ・ヴィンチはこの穴からひもを引っ張り作図した。

【最後の晩餐】消失点であるキリストのこめかみには穴が空いている。 ダ・ヴィンチは、この穴からひもを引っ張って作図した。 ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂に描かれている遠近法(一点透視図法)を完璧に実証している絵。

名画モナ・リザは技法のデパート。 顔や右手に比べて左手が以上にでかい。一番手前のインパクトを出すための対比。背景は輪郭線を使わない空気遠近法。頭に薄いベールをまとうことで輪郭線をぼかし表情を際立たせている。“重ね”の効果も使っている。

ダ・ヴィンチは、最先端の技術・技法と新しい視点・考え方で 芸術、解剖学、医学、自然科学、発明…様々な分野でイノベーションを起こした。

ミケランジェロはホモセクシャルだったので、女性像の作品でも男性モデルを描いたデッサンをもとに制作していた。 そのため女神をテーマにした作品でも筋肉質でたくましく感じられる。

顔がでかいダヴィデ像。遠近法は絵画だけの技法ではない。巨匠ミケランジェロ作 ダヴィデ像。 見上げる位置にセッティングすることを計算し、胴体に対して顔を大きく首を長く制作し下から見た時にプロポーションが自然にみえるように造られている。

細密描写が得意な画家デューラー。 自分は芸術界の救世主!といわんばかりに自画像にイエス・キリストのテイストを盛り込んで描いている。 絵画は写真のように見たままを写すのではなく様々な情報をブレンドして描かれている。 絵は情報伝達ツール。

バベルの塔。 ブリューゲルの絵はいつも壮大で、日常と幻想のハイブリットなので速攻でわくわくする。この絵を初めて観たのは小学校の教科書。 マンガの『バビル2世』が大好きだったので親近感もあったせいか一目でその世界観の虜にされた。

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