美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

twitterフォロワー50,000人。つぶやき140字では伝えきれないことをこのブログに残していきます。

アートヒストリー閑話 古代ギリシャ

2017年01月14日 11時57分50秒 | 日記
古代ギリシャ

紀元前2千4百年 古代ギリシャ。 ソクラテス、アクロポリス。 エジプト文明は地中海を渡り、クレタ島からギリシャ都市国家に影響していった。 ギリシャ人は、アートを 「熟練した洞察力と直感を用いた美的な成り行き」と定義した。

古代ギリシャの哲学者とは、宗教と科学の狭間にある者で宣教者でもあり科学者でもあった。 また、ギリシャ人は厳格なルールに縛られない自由な人種だった。 ルールはあるもののその中にも限りなく自由があり、 そんな思考がクリエイターに大きな影響を与える。

古代ギリシャの絶対的な美の基本 心身の動揺を伴うような強い感動【emotion】をどれくらい与えられるかにあった。 その頃はアートといった学術的な縛りはなく、教育や学問の目的が共通して人類に【emotion】を与えることだったといえる。 人の心を動かす本質を真剣に考えていた。

古代ギリシャでは人の心を動かす本質を真剣に考えていた。心身の動揺を伴うような強い感動をどれくらい与えられるかにあった。その頃はアートといった学術的な縛りはなく、教育や学問の目的が共通して人類にemotionを与えることだった。

絶対的な美 古代ギリシャ人は『絶対的な美』について、 見るものをどれくらい感動させられるか、という点にあると考えた。 その結果、ギリシャの芸術作品は 完璧な美を備えている神々の姿をとった彫刻が多い。

古代ギリシャの哲学者ソクラテスの弟子はプラトン、 プラトンの弟子はアリストテレス。 アリストテレスはアレクサンドロス大王の家庭教師だった。 ソクラテスは自分の哲学を著作しなかったのでプラトンが書き残した。 弟子を集めてエロスを追求していた。

顔の表情があまりないギリシャ彫刻 これは古代ギリシャ人の『人間的感情を公で出すのは野蛮である』の考えに基づくもの。 日本でも平安貴族と鎌倉武士それぞれの考えの違いで彫刻の表情が全く違う。どの時代も人の考え、思いを伝えている。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。