美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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好きなことが才能

2017年01月23日 16時18分31秒 | 日記
好きなことが才能。
続けられることが実力。
癖は魅力。
磨かれた感覚が、幸せを見つける力になる。
誰もがやっていること、できることでも
自分らしい新鮮な組み合わせで
相対性を実感し充実した時間を過ごせる。
自分という人間は自分だけ。

楽しいことが才能。
継続すること、継続してしまうことが重要で、何よりも説得力がある。
目的意識ではなく、そうしたいからしてしまうこと、
自分を突き動かしている「欲求・衝動」を与えられたものだと考えると
寸暇を惜しんでやってしまう好きなこと楽しいことが才能。

思い出す大切な言葉。
「型ができていない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。」
「型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。どうだ、わかるか?」 
立川談志

江戸時代はプチ氷河期だった。
現代のような暖房設備もない中、今では考えられない薄着で過ごしていた。
極寒の中、粋に生きていた。
不快に感じてしまうことが、実は自分を守ってくれている。
そんな不快を風情にして、快に転じる価値転換文化を
日本人は、長い時間と手間をかけてつくってきた。

未来のことを知っている人はいない。
だから
先のことは自分で決めればいい。

日本人は、不快を快に転じることのできる文化を持っている。 西洋の画家たちを驚かせた浮世絵師 広重の雨の表現。 当時、線で雨を視覚化する発想はなかった。今、当たり前のものとしてみている、感じていることは先人が気づかせてくれた。

道端の草木や石ころに心を引かれる人もいる。
好きなことで楽しむと感覚は磨かれていく。
「そんなことで」
その人によって心が揺さぶられるものは違う。
幸せは、頭で考えるものではなく心と体で感じるもの。
五感を意識して使うと気分がいい。

みんな「あれもできないし、これもできない」
実は「これもできるし、あれもできるようになっている」と考えて、
今の自分も相手も褒めてあげた方が、上を向いて前進できる。

モネの想いが込められた3枚の絵『日傘をさす女』
妻と子と過ごす時間、溢れ出る幸せ、その瞬間を描いた4年後に妻はこの世を去る。
その7年後に亡き妻の面影を風景画のように描いた。顔が描かれていない。その後「人物画のルノワール、風景画のモネ」といわれたようにほとんど人物を描いていない。

ポテンシャルの高い人は、不安な点や分からないことは悩む前にすぐ調べて、集めた情報で洞察し予測し行動計画を設計する。後は迷わず問題を解決するための工夫を繰り返す。余計な心配や悩んでいる時間が少なく、目的に前向きな明快な生き方。

筋を通す人
頑固で融通が利かない人ではなく、
思い描いた目的に向かってブレずに行動している人。
真実や現実、問題に直視し
まずは具体的な理想のビジョンを思い描く。
その将来像に至るまでの筋道を立てる。
そして、他者と協働しながら問題を解決していくために
筋を通した生き方をする。

自信がなくてもいい、人ひとりの影響力を信じればいい。
「そこにいることで、周りに自分がつくられていく」のではなく
「自分がそこにいることで、周りがつくられていく」と考えて行動していた方が
どんなことにも価値をみいだせて、断然楽しい。

幸せ
幸せは、なりたくてなるものではない。
幸せは、感じるもの。
同じ状況なのに幸せを感じる人とそうでない人との違いは、
幸せを感じとる感覚が磨かれていないから、幸せだと感じない。
幸せを感じる感覚は、何かに打ち込むことで磨かれる。

普段、目にしている物事を絵に描くつもりで観てみるといろんなことに気づきだす。
絵は、思い込みや見たつもり、知っているつもりでは描けない。
物事は「見る」のではなく「観る」ことが重要で、
書物と様に「読みとく」「理解」する感覚が大切。

手紙もそうだが、描く絵にはその人の気持ちが表れる。
誰かのために絵を描くことは、思いを伝えるために意外なほど効果がある。
本人が気にするほど上手さ(技巧)はそれほど問題ではなく、
言葉で説明するよりも親切に感じる。
自分のために手描きの絵を描いてもらったら
想像以上に嬉しいもの。

胎児は、お腹の中ではえら呼吸をしている。
生命の始まりである海と同じ成分(ミネラル)を含む羊水の中で泳ぐように
生物の進化を経て
生まれた瞬間から肺呼吸になる。
本能は進化の過程の記憶であり
成長の中で新たに学んでいる思考も
覚醒ではなく思い出しを繰り返していると考えると面白い。

美術館の話題の企画展は、名優が出そろった映画を観ているようだ。
いつもの常設展は
しぶめの俳優がきらりと才能をのぞかせているマニアックな映画を観ているようだ。
常設展の空間の方がプライベートビーチのような気軽さがあって落ち着く。
美術館をたまには常設展の内容で選んでみても面白い。

芸術は高尚なことではなく、日常的なこと。
「芸術から教訓は受けない。頭が賢くなるのではなく、心が豊かになる。」
「子どもたちはユーモアを求めている。人は失敗するし、失敗するものだから温かみを感じる。」
ミヒャエル・エンデのファンタジーは、
子供だけでなく
大人の心ほど豊かにする。

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