美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

twitterフォロワー50,000人。つぶやき140字では伝えきれないことをこのブログに残していきます。

“自分を褒めて見直す”のつぶやき

2017年10月08日 10時34分16秒 | 日記
“自分を褒めて見直す”のつぶやき
 

美の追求ではなかった古代エジプトの伝える絵。 一見、稚拙な表現にみえるが、生物学者が納得するほど正確な特徴が描かれていて 生息を証明する重要な資料になっている。 古代から絵を描くことは日常的な伝達手段、記録手段として活用されていた。


絵を描くことは、脳を活性化させるための手先の運動と考えた方がいい。体を動かした方が喋りやすかったり、考えがまとまったりする。絵を描くことで手先と脳とが連動して活発に機能していき、 新鮮な発想が浮かぶ脳のストレッチになる。

静謐、郷愁、謎、幻惑、困惑、不安など、かたちがないものを初めて絵に描いたシュルレアリスムの画家ジョルジョ・デ・キリコ。 「時計は、正午に比較的近い時刻を示しているのに影がひどく長い」 「走る汽車の煙はまっすぐ上に向かっている」

古典絵画は下地があって ベース、中間層、描画層といくつかの層に分かれている。それぞれの層(段階)で対象物(モチーフ)の観方(視点)が変ってくる。 デッサンも例外ではなく 光と影、グラデーション(色調、色幅)、質感、奥行、立体感(ボリューム)をつくるとき、いくつかの層を重ねていく。


日々の絵日記。未発表コラージュ作品集 コラージュ(仏: 英: collage)とは現代絵画の技法の1つ。 フランス語の「糊付け」を意味する言葉。

法王も高貴な僧侶も紫色をまとう。黄色は中国で最も高貴、アメリカではゴールドラッシュ、キリスト教では裏切り(ユダ)の色。世界的に勝負色は赤。青は貴重で誠実な色。日本では青、アメリカでは黄色のパッケージが売れる。欧米では赤い絵が売れる。

世界の中で、日本人は絵が上手い民族。 日本文学も俳句もビジュアル的な言語。 生け花も茶道もビジュアル的な文化。 日本の文化は映像文化。 日本人はビジュアル人間。 ビジュアルを巧みに操る民族。 だから日本アニメや漫画は世界から支持される。 そのDNAをもっと教育や仕事に活かすべき。

オフィーリア 背景に描写される草花には象徴的な意味が込められている。 ヤナギは見捨てられた愛、イラクサは苦悩、ヒナギクは無垢、パンジーは愛の虚しさ、首飾りのスミレは誠実・純潔・夭折(ようせつ:若死に)、ケシの花は死を意味している。


人を信用できない人は悲しい。 自分だけでやろうとするから不安になる。 イライラ、いつも不安で心が穏やかでない人は、人を信頼できない人。 すべてにおいて勝る必要はない。自分がやるべきことをしっかり責任を取って 周りの人の力を褒めて、みんなの力に頼ればいい。認める勇気を持とう。

息詰まったら全く違うことに切り替えることで、脳が解放される。 次々と新しい視点で美術作品を生み出し 天才と呼ばれたピカソのアトリエには いつも表現手段の違う絵画、彫刻、陶芸など制作途中の作品が並べられていた。一つの制作に執着しないことで、いつも新鮮な目でそれぞれに集中できていた。

探すのではなく、気づいていく。 すり込むのではなく、引き出す。 要求するのではなく、提供していく。 自分の想いだけを押し付けるのではなく、 相手の想いも受け入れる姿勢に信頼感が生まれる。

西洋絵画の色ルール 赤=慈愛・殉教・権力 黄=異端者・邪悪さ 白=純潔・無垢 黒=禁欲・死 緑=希望・恋 青=誠実さ・悲しみ 多色、縞=社会の規範を乱す者


絵は、見えないものまで可視化することができる。 「リュートは聴覚、パンは味覚、巾着は触覚、花は嗅覚、鏡は視覚」 モチーフのそれぞれが人の感覚機能のメタファー、目には見えない五感を象徴して描かれている。 バロック時代の静物画は、物の意味の要素が濃く 人生の寓意画として描かれている


絵や音楽、言葉を使う最大の目的は、人の心に開放感をあたえること。 思い込みに縛られないように新鮮な情報を伝え続ける お互いを理解して、自分らしく生きるためには 絵や音楽、言葉の文化交流が必要。

感覚や創造性を磨くことが現代社会で見直されてきている。 「デッサン力」があるということは絵の上手い下手の違いではなく 情報を収集する力や伝達する能力 物事の本質や構造を見極められること 構想している計画や企画を伝えられる能力のこと。

すり込むのではなく、引き出す。 要求するのではなく、提供していく。 自分の思いだけを押し付けるのではなく、 相手の思いを受け取る姿勢に信頼感が生まれる。

最も小さく描かれているのは子供ではなく、奴隷。 古代エジプト壁画では、身分が高いほど大きく描かなくてはいけないといった三千年のルールがあった。


クロッキー制作の参考になるワイズ・バッシュ。 この人は銅版画での表現などドローイング作家と言えるアーティストで、オーケストラの演奏者など動きのあるものをモチーフとしている。 クロッキーは短時間に人や動物の動きや特徴を捉え描くこと。


感覚や創造性を磨くことが現代社会で見直されてきている。 「デッサン力」があるということは絵の上手い下手の違いではなく 情報を収集する力や伝達する能力 物事の本質や構造を見極められること 構想している計画や企画を伝えられる能力のこと。

絵は、脳を活性化させるための手先の運動と考えた方がいい。 体を動かした方が喋りやすかったり、考えがまとまったりする。 デッサンは本番に失敗しないための練習ではない。 手先を動かした方が、脳が活発に働いて新鮮なアイデアも浮かぶ。 アイデアを絵に描くことで、具体的になり行動できる。

脳や身体を最も成長させる体験。創作することは一気に色んな感覚を連携して使う。真実は教えられるものではなく、体験することでしか理解できない。
闇の色 「色は光によって見える。」といったニュートンにとって、闇とは単なる光の欠如。ゲーテにとって、光と共に色彩現象の両極をになう重要な要素として、闇がある。 光と闇の中間にある「くもり」の中で色彩は成立するとゲーテは論述している。


「色は光によってみえる」 現在、主流の色彩学は物理学者ニュートンが実証した。 その後、バウハウスのヨハネス・イッテンがまとめた色彩論が有名。対立して ゲーテは「闇にも色がある」と経験や感情、精神の視点から研究した色の理論が 面白い。

新鮮に感じたり、元気をもらえたりするものは正しい。当たり前すぎて、見過ごしている奇跡を拾い集めてかたちにしている人たちがクリエイター。埋もれている情報を新しい視点で組み合わせて価値転換を起こしている。活かし方で無駄なものはなくなる。

文化に触れることは簡単。 競争で勝ち抜くことが文化ではない。 特別な優遇もなく、お金を使わなくても らしいこと、好きなこと、楽しいこと、大切と思えることで 日々、暮らしていけることが、どれだけ幸せなことかを 気づくために文化がある。

毎日を新鮮に向かえること。 脳や身体を最も進化させるのは創造性。見つけた物や気づいた事を絵にしたり文字にしたりする創造は、一気に色んな感覚や体の機能を連携して使う。 どんな仕事だって、脳と体の連動と新しい視点や考え方の展開が必要。
時代、文化圏は違っても安定感に関しては、共通しているらしい。 日本の金閣寺もギリシャのパルテノン神殿も黄金比率。 北斎、モナ リザ、ミロのビィーナス、ピラミッド…、


『最後の晩餐 』 ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂に 描かれている一点透視図法を完璧に実証している絵。 その消失点であるキリストのこめかみには穴が空いている。 ダ・ヴィンチはこの穴からひもを引っ張り作図した。

本質を見抜くための必要最低限の基本技能(絵画技法だけではなく)は、エッジ・スペース・相互関係・光と影・形態(ゲシュタルト)の5つ。だから絵を描くことは世の中の物事を読み解く能力を磨くことに繋がっていく。


ピカソが、幾つかの作品を並行して制作する習慣を見習って 掃除のやり方を変えてみた。 気になっていた工具箱とチェストの引き出しの整理、 ベランダの掃除とPCデータ整理と一つのことに執着しないで 整理のアイデアが行き詰まったら別の整理に移る。 なるほど、新鮮な発想と集中力が持続した。

色は光によってみえる」 現在、主流の色彩学は物理学者ニュートンが実証した。
その後、バウハウスのヨハネス・イッテンがまとめた色彩論が有名。対立して ゲーテは「闇にも色がある」と経験や感情、精神の視点から研究した色の理論が 面白い。

手紙の匂い。
メールと手紙とは、使う感覚が違う。 ールよりもアナログの手紙の方が、五感を使っていたことを思い出す。 手紙を開くときの音、読むときに指先で感じる紙の質感と匂い、目に飛び込んでくる手書きの文字や便箋の印象。 五感を使うことの脳や体へ及ぼす、良い効果が実証されてきた。

誰でもできることで自然治癒力をアップ
「早起きする」「日光をたくさん浴びる」「体を温める」「誰かと比べない」「よく観る」「続ける=成長する=繰り返しではない」「大きなことより、小さなことを大切にする」。

鉛筆で絵を描く。鉛筆の芯は「濃い~うすい」ではなく「硬い~柔らかい」。グラファイト(黒鉛)と媒体(粘土)との割合で芯の硬さが変わり、太さも違う。 鉛筆デッサンは、芯の硬さの違いを用途に合わせて使い分けると良い。筆圧も意識すると良い。

印象派絵画の色が輝いているわけ。筆で絵具を引っ張らずにのせている(塗るのではなく置いている感覚)。パレットの上で混色しすぎないでキャンバスの上で重ねながら色を造っているので純色に近い発色を保っている。光と色にこだわっていた絵描き技。

手紙もそうだが、描く絵にはその人の気持ちが表れる。 誰かのために絵を描くことは、思いを伝えるために意外なほど効果がある。 本人が気にするほど上手さ(技巧)はそれほど問題ではなく、 言葉で説明するよりも親切に感じる。 自分のために手描きの絵を描いてもらったら 想像以上に嬉しいもの。

西洋は光と影にこだわり、その表現に幅がある。画家が魅力的な光と色で風景を絵に描くのは技法によるものだけでなく実際に観えている。 西洋では日が暮れてもなかなか明かりをつけない。薄明りの中で過ごす時間が多い人ほど明暗の感度が敏感になる。

画力とは決して「写実力・描写力」の範囲に止まるものではなく、 むしろ「リサーチ力・構築力・伝達力」といえる。 この能力は、デザイン・アート系の特殊な職業だけではなく、 日常生活や一般的なすべての仕事にも必要で大切なスキルといえる。
見上げさせるための彫刻。 巨匠ミケランジェロ作 ダヴィデ像。見上げる位置にセッティングすることを考え、胴体に対して顔を大きく首を長く制作し下から見た時にプロポーションが自然にみえるように造られている。遠近法は絵画だけの技法ではない。


画力とは決して「写実力・描写力」の範囲に止まるものではなく、 むしろ「リサーチ力・構築力・伝達力」といえる。 この能力は、デザイン・アート系の特殊な職業だけではなく、 日常生活や一般的なすべての仕事にも必要で大切なスキルといえる。

中二の息子が秀才の友達から勉強法を聞いて、やる気を出した! 「まずは、文字ではなく図版など画像をよく観ること。画像をよく観てから文字を読んだ方が理解もできるし記憶しやすい。この勉強法は頭が良い、悪いは関係ない。」とやる気スイッチが入ったようだ。 この時期の友達からの影響は大きい。

「色は光によってみえる」 現在、主流の色彩学は物理学者ニュートンが実証した。 その後、バウハウスのヨハネス・イッテンがまとめた色彩論が有名。対立して ゲーテは「闇にも色がある」と経験や感情、精神の視点から研究した色の理論が 面白い。

働いた方が面白い。 一人でいるよりも人の中に入った方が面倒に決まっている。
けど、後々ひとりの悩みは軽くなる。 人はコミュニケーションで活かされ生き物。
だからコミュニケーション力を磨くと人は魅力的になる。

言葉の記録
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。マザー・テレサ

芸術の本質は、人に開放感をあたえること。
思い込みによる閉塞感が人を不安や不幸にしていく。だから清流のように新鮮な情報を伝え続ける絵や音楽、違う言語の文化交流が人には必要。

「考えるのをやめる!」 脳はずっと動いている。だから意識して休ませないと疲れてしまう。
ぼ~とするだけで情報が整理され、解決の糸口まで見つかっていく。忙しく働いている時よりもボーっとしている時の方が、数倍の速度で脳が機能しているらしい。

疲れていたら、5分、10分でもとりあえず寝ることにしている。
「どうしよう?」と思うと不安になってくるから 何事も「どうしていこうかな!」と思うことにしている。
分からないことは考えて悩むのではなく、まずは調べる。 分からなかったことは知ることで、思ったより簡単なことに気がつく。

本質を見抜くための必要最低限の基本技能(絵画技法だけではなく)は、
エッジ・スペース・相互関係・光と影・形態(ゲシュタルト)の5つ。
だから絵を描くことは世の中の物事を読み解く能力を磨くことに繋がっていく。

失敗は恥ずかしくない。
その時点での間違いを発見し受け入れられた方が未来につながる
できていないことが自分の伸びしろ。できていないことの発見が成長につながる。
その時々、忘れることも大切。今日も一つ学んで一つ思い出したから、それで上等。

我が家のゴミ捨ては父親の仕事になっている。
今日は、ゴミ箱の周りを散らかしていた息子と一緒にゴミ捨てをした。
「ゴミ捨てをすれば、気づくことがある。」ことを分かってくれた。
相手の立場に立つ」口先だけの教えではなく
コミュニケーションを丁寧にとることでしか伝わらないことがある。

「デッサン」は、モチーフを単に写し取るだけの表面的な描写の作業ではない。
「デザイン」という言葉の語源と同じラテン語のdesignare(デシネーレ)。
計画を記号に示す、図案、設計図、意匠の本質を捉える意味がある。

絵(デッサン)を描くときにも「よくみる」ことが基本ですが、これは「必要な情報を見極め、的確に捉える。
物事を理解する」ということです。何かを理解するときに五感を使って知覚することは重要な役割をはたします。
これまで文明社会や学校教育でないがしろにしてきたことが現代人、現代社会に影響している。
「直観は聖なる授かりものであり、理性は誠実なる従者である。私たちは従者を敬う社会をつくり、授かりものを忘れてしまった」 byアインシュタイン

脳に備わる本当に大切な能力は「知覚・直感・創造力」

相手の思いや意見を否定するのが話し合いではない。
相手の意図も自分の意図もよく見直して、 最善の解決策を共にみつけていくのが話し合い。

いさぎよい絵
日本の絵は、漫画・日本アニメのルーツ シンプルなイラストは明快で分かりやすい。
簡単に描くということではなく無駄な線を省いている。
的確に情報を伝えられる線をみつけ最小限の必要な線だけで 印象や特徴を明快に描いている。

目的に前向きな明快な生き方。
ポテンシャルの高い人は、どうやら余計な心配や悩んでいる時間が少なく
不安な点や分からないことは迷う前にすぐ調べて、
集めた情報で洞察し予測し行動計画を設計する。
後は迷わず問題を解決するための工夫を繰り返す。


最近、荒れている海を泳いでいる感がある。
だから、うまく波の動きを捉えてスピードに乗れた時には 成長の加速を感じて、
幸せを感じられる。穏やかな海に揺られていたいけど 荒れた海も捉え方によっては、
常に新鮮な気分を楽しめて面白い。自分次第で、荒れた海でも穏やかな気持ちでいられる。

アニメーションには「命を吹き込む、活気」といった意味がある。
イラストレーションは「分かりやすくする(もの)」という意味がある。 デッサンを学ぶことで企画力、設計力、造形力、伝達力、思考力、創造力がつく。 絵本、漫画、アニメ、イラスト、写真…、ビジュアル創作にはデッサン力がいる。

デッサン力があるということは、絵の上手い下手の違いではなく情報を収集する力や伝達する能力、ものごとの構造を見極められることや構想している計画や企画を具体的に展開していく能力。 頭の中のイメージ(ビジョン)を絵に描き出す感覚を磨くことが、日常生活や一般的な仕事で見直されてきている。

何か才能や技術がないと創作、表現をすることが出来ないと勘違いをしている方がたくさんいる。絵にしても小説にしても遊びにしても大切なのは突き動かす衝動であり、その衝動を誰かに伝えたいという欲求があること。

思い出す色。 宮崎駿アニメの動き、色にはこだわりがある。色に関して言えば、特に森など風景の緑へのこだわりを感じる。緑色の色幅、色数からみてもその情報量がリアルな表現に繋がる。「リアル」とは上手い下手ということより、情報の「量と質」。

絵は、楽しみながら思考力、感覚が磨かれていく。 絵を描くことで、それまで見えなかったことが見えるようになってくるから 楽しくて、ものごとへの理解や実感が速い。 受動的にすり込まれるのではなく、能動的に気づくことで自信、実力になる。
脳や身体を最も進化させる体験。 創作することは一気に色んな感覚を連携して使う。どんな仕事だって脳と身体の連動と進化が必要。 真実は教えられるものではなく、体験することでしか理解できない。

じっくりやればいい。 よく観てテキパキと動くことと慌てて動きが雑になることとは違う。 慌てればミスをするし、ミスをすればゆっくりやるよりも時間のロスが増える。 十分によく観て感覚を研ぎ澄まして、じっくりやればいい。

花を育てたり、絵を描いたり、歌ったり、小説を書いたり、運動したり、散歩したり…、「あらゆる楽しみの根底には、感覚的知性を磨くという真面目な一面がある。」とレオナルド・ダ・ヴィンチは提唱していた。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、あらゆる楽しみの根底には「感覚的知性」を磨くといった真面目な目的があると提唱していた。本を読んだり、庭いじりをしたり、絵画を学ぶことやイラストやマンガを描くことも、そういった感性を磨く「楽しさ」のひとつ。

あたり前のこと。 1.人の話をちゃんと聞く。 2.ちゃんと話を聞き取り、誤解をしない。 3.頭の中でよく咀嚼して、ちゃんと整理する。 4.相手には分かりやすく誤解のないように話す。 あたり前のことができないと孤立する。


いっぺんにたくさんできることが偉いわけではない。 「今日はこれができたから、それでいい」「明日はこれだけやればいい」。 一日、何かやりたかったことを一つでもできれば、それで上等。 一つ一つ実現していくことが大事。

音楽を聴いたり楽しんだり、 絵を描いたり観に行ったり、 詩や庭を造ったり、 寄席で笑ったり、 本を読んだりする時間やお金を無駄と思う方がいますが、 人は文化的なことから 本当に満足するもの、望んでいることを手に入れています。

イギリスでは、招待客をスマートに中へ招待するためにドアが内側に開く。 日本では、心理的な区別をするから外側もしくは横にスライドする。親しい人は靴を脱いで家に上がるのは、玄関先はまだ外と同じ扱いにしているため。
豪よりも柔。 実は、可愛いらしい、かよわい、幼い…が最強。 敵意ではなく、好意を引き出す力がある。 強引に支配しようとする力より愛嬌で包み込み良心を引き出す力は凄い。


三千年続いた古代エジプトのアート ・理解するための表現(knowledge=art) ・幾何学性が強い ・ディテールへのこだわり ・正確性 ・規則性(パターン化) その時代の人が造りだしたものすべてがアート。 だからアートから、その時代の人がみえてくる。

過去に向かうな、未来に向かって 今を生きていく。 現実を直視し、新鮮な想いを具現化していくクリエイターは 心が開放され、明るい希望に向かっている。だから美術館や画廊でクリエイターが創造してきたものたちに触れるだけで 心が開放され、優しくなれたり強い気持ちになれたりする。

思い通りに物事が進まないことを 周りの人や物、環境のせいにしていると 不満やイライラがループして前進できない。 できないことや分からないことは 人に頼ってもいい。 その場、その時で自分にできることは責任をもって丁寧にやれば 自分の中に目標が生まれ 不満やイライラの要因はなくなる。


「永遠」という言葉を最も好んだ民族といわれる古代エジプト人は、死後の世界に対して独特の関心を持っていた。かれらの死後の世界を描いたのが「死者の書」。のちのユダヤ教、キリスト教の「最後の審判」に影響をあたえた。

文化的な日常を過ごす。 心が満たされる生活とは、 高いお金を使って物質的な贅沢をすることではなく、 いつでもどこでも 心の贅沢ができる感覚が、 いつの間にか磨かれていく日常を過ごせていること。 本当にほしいもの、求めているものは、文化的な日常で身につけられる。

自分の選んだことを信じて いやなことから全力で逃げろ。 いやなことを我慢する必要はなく 嫌いなことや自分を傷つける人に合わせる必要もない。 選択肢を狭める人に惑わされないようにする。 誰にでもたくさんの選択肢がある。

絵を描くことは過酷な修行ではない。楽しみ(感覚的知性)を磨くこと。 基礎から順番に長い時間をかけて学んでいくのではなく、自分の目的に合わせて必要なアプリを集めていく感覚でアートのファンダメンタル(基本要素)を組み合わせていくとよい。

忘れていたこと。 小学生の頃、クラスの男女全員ひとり一人に毎回、絵を描いて暑中見舞いと年賀状を送っていた。それが普通だと思って絵を描いていた。そのせいかわからないが学校生活が楽しくて、辛いことはあったが嫌いな人がいなかった。

光と影の魅力に引き付けられ開花した画家 絵画で光と影の演出革命を起こしたカラヴァッジョ 17歳で天涯孤独の身となりローマへ出た。その後、絵の修行。激しい気性が災い罪を犯し逃亡先でも絵を描き続けたが37歳で亡くなった。絵も人生も劇的!

映像の起源ともいえる壁画。紀元前3万年 古代壁画(ショーヴェ)。 壁際のたいまつの火が揺れるとでこぼこの壁面に描かれた動物の絵が動いているような錯覚を起こさせる。映像技術のアイデアをすでに古代人は発想していた。

デッサンを描くことで必要な観察眼とは表面的な描写力だけではなく、 対象となるものごとの構造やその周りからの影響を読み解き、理解する力である。 このリサーチ力、思考力、伝達力は絵を描くことにとどまらず、 様々な仕事にも必要とされる。

アインシュタインが残した言葉
「直観は聖なる授かりものであり、理性は誠実なる従者である。私たちは従者を敬う社会をつくり、授かりものを忘れてしまった」 人の脳に備わる本当に大切な能力、知覚・直感・創造力を 近代社会や学校教育でないがしろにしてきたことが現代人、社会に影響している。


考えないで、感じる。 時間が空くとベランダで外の日差しと匂い、音、空気を感じて、ぼ~とする。 自宅の落ち着く場所で、聞こえてくる心地よい生活音や好きな音楽などを 楽しみながら五感(視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚)を集中する。 考え事をしないで、ただただ五感を機能させる時間を過ごす。

「手助けが必要な人の力になること」 のために自分の仕事が使えるといいと思えるといい。 たくさんの人が困っていることを何とかできる人が、 幸せもの。

絵を描くことで、それまで観えなかったことが観えるようになってくるから 楽しくて、ものごとへの理解や実感が速い。 受動的にすり込まれるのではなく能動的に気づくことで自信、実力になる。 料理、絵、小説などの創作やスポーツ、好きなことをすることは楽しみながら思考力、感覚が磨かれていく。

「色は光によってみえる」 現在、主流の色彩学は物理学者ニュートンが実証した。 その後、バウハウスのヨハネス・イッテンがまとめた色彩論が有名。対立して ゲーテは「闇にも色がある」と経験や感情、精神の視点から研究した色の理論が 面白い。

自分で考える。 お茶を飲み比べて楽しんでいただけの文化を「身分を超えて、おいしいお茶を飲んでもらいたい。」そのためにどうしたらいいのかを考えた千利休は茶道を創り 必然的に茶室まで造営した。 誰かの強い想いがイノベーションを起こす。

顔の表情があまりないギリシャ彫刻 これは古代ギリシャ人の 『人間的感情を公で出すのは野蛮である』の考えに基づくもの。 日本でも平安貴族と鎌倉武士それぞれの考えの違いで彫刻の表情が全く違う。 どの時代も人の考え、思いを伝えている。

『正解のない問題に対して』
直視し行動した経験の多い人は、
意識や考え方の違う他者と共に協力し合いながら、
また相手を尊重しながら 解決策を導き出すことができる。
この力が、デザイン力。

『灯りを変えただけで環境が変わる』
火にちかい光は、心も体もリセットできる。
薄明りの方が考え事に向いている。
たき火は落ち着く。
キャンプの夜は火があるだけでいい。

『考え事は絵を描きながらの方がいい』
絵を描くと頭がクリアーになる。
頭の中のイメージを実際に紙面に描き、
視覚で確認していった方がイメージを具体化できる。
発想も具体的に展開していきやすくなるので
理想の現実に近付けていくことができる。

『すべての仕事は行きつくところ』
人や地球のためにデザインをしているといえる。
デザインとは、
表面的な見栄えや漠然とした美しい理想を追い求めることだけではなく
望まれていることや困っていることに直視して、
具体的に問題を解決していくこと。

『あれもできないし、これもできない』
と勝手に思い込む。実は
「これもできるし、あれもできるようになっている」
と見直して 今の自分も相手も褒めてあげた方が、
上を向いて前進できる。

『古代ギリシャ人は』
人の心を動かす本質を真剣に考えていた。美の基本は、
心身の動揺を伴うような強い感動をどれくらい与えられるかにあった。
その頃は表現にアートといった学術的な縛りはなく、
教育や学問、すべての目的が共通して
人類にemotionを与えることだった。

『表現=メタファー』
表現力とは、漠然とした曖昧なものではなく、思いやテーマ(モチーフ)を効果的にメタファー(隠喩)し
その本質を的確に伝える力。

『辛いことを楽しめ!は酷』
嫌いなことを好きになることもできないが
積極的な「面倒くさい」は「やりがい」に代わる。
面倒が起らないように面倒くさいことをやっておくことと
面倒が起きてから面倒くさいことをやらされることとは違う。
真摯に取り組んだ面倒なことは、いずれ自分の味方になる。

『本当の自分であれば』
誰かのため、大切なものを守れる主人公になれる。
惑わされないようにすれば、誰でも主人公でいられる。 主人公のチカラは凄い。 惑わされないようによく観る能力を身につける。 日常、普通と思うこと、身近なものを見直す。 誰でもできる「よく観る」ことからはじめる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。