風と帆掛けサバニ

沖縄の海を帆掛けサバニと気心しれたる友たちと

舷側板の切断式

2007年03月06日 | 帆掛けサバニ

EAST CLUB

 

昨日の日曜日は快晴の天気に恵まれて

サバニチームの船いじりには最高の天気でした

日曜の午前中サバニチームの面々が

一人も時間に遅れることなく集合し

サバニを整備すべくドックから外へと出しました

それから、みなで持ち寄ったり借りてきた電動工具を使って

内側のボロボロになってる部分を削り落としました

今は便利な電動工具がたくさんあって

意外となんでも簡単にできるのです

しかし、削った木の粉やかすが目や鼻、口などに入って大変

防塵めがねとマスクをしての作業

お昼ご飯の時間を過ぎても作業に没頭

1時過ぎにようやく弁当を買ってきて食べました

文句言う人など一人もいません

それどころか早く続きがしたくてたまらないといった感じ

サバニ馬鹿です。私たち

ある程度内側の削り作業も済んでから

ついにサバニの舷側板の切断

その前に塩と酒(泡盛)をサバニに捧げます

みな神妙な面持ち

すこしドキドキです

とても同級生には見えない彼はお兄さんと一緒に内装関係の仕事をしています

サバニ改修作業で一番の功労者

彼はこういう事を大事にします

気持ちが大事ですから

とても良い奴です

そして、切断開始

勿論最初は彼から

ガイドを付けて当初の位置からちょうど10㎝下を切っていきます

このあとみなで交代で切断していきました

このままでもいいのではと思われそうですが

このままでは座ったときにエーク(櫂)が漕げません

あとは浮かべた時の喫水をみて

また調整していきます

作業が終わりドックに戻したサバニ

みなしみじみ眺めてました

しかし、ホントに安定感はありそうだけど

スピードが出るのか不安

切断する前にみなで記念写真を撮りました

私はこの流れるような形が好きです

船尾がくいっと切れ上がったとこがいいです

このような形のサバニを“糸満ハギ”と呼ぶそうです

外洋に出て追い波を受けても転覆しないように船尾があがっているのだそうです

このトランサム(船尾)の板は

正三角形です

かっこいいですね