杖忘れの湯

今日は朝から雨だという天気予報で少しがっかりです。
でも外を見るとうっすらと晴れているのでは？？

四月の疲れが肩に溜まってきて、ちょっと時間の流れを
緩めないと・・・と思い立ち、ドライブに出かけました。

　
行き先は、磐越道をひたすら走り小一時間の津川ICで降りて、阿賀町へ。
ここは阿賀野川の上流にある山間の町です。
雨の中、田植えをしている光景が目に入ってきました。春だね。
そして、雨水と雪解け水を蓄えた阿賀野川の猛々しい川の流れに
少し息を飲む。

かのせ温泉　赤湯という源泉かけ流しの湯処へ到着。
ここは新潟県と福島県の県境にあって深い山奥。
お風呂からは野趣あふれる景色が広がります。
　
入湯料300円というお手頃な値段なのに源泉かけ流し。
なんか得した気分です。
赤湯というだけあって赤茶色の温泉です。タオルが赤茶になりました。
そしてなんといっても、お湯の温度が高い。６０℃もあるみたい。

だれも入っていない湯船があったので、つま先を入れてみたのですが、
痛いのなんの。熱いんじゃなくて痛いんです。

しかし、この温泉は別の名を"杖忘れの湯"とも呼び、湯治や疲労回復には
最高なんだそうです。
　
いや～すっきりしました。汗がなかなか引かないほど、温まりました。
外気温は８℃ですからね。

併設の食事処で山菜そばをいただいてきました。
ふき、わらびやきのこなどたっぷり入って６３０円とはお安い。
　
水の音が轟をあげて落ちるダムや大きな奇岩など見どころも
あって、楽しいドライブとなりました。

この辺りは、雪がたくさん積もるようで消火栓が異常に高い。
これでも雪に埋もれてしまうのでしょう。
　
途中、日本一大きい将軍杉という看板を見かけたので寄ってみました。
日本一は屋久島の縄文杉では？と思ったのですが百聞は一見にしかず。

確かに写真では伝えられないが、相当大きいです。
推定樹齢１４００年。幹の周囲は１９メートル強と大木です。
日本一はきちんとした行政機関からのお墨付きだそうで、見れてラッキーでした。
　
将軍杉の近くには、古そうな薬師堂がひっそりと祀られております。
帰路の安全を祈願してきました。

道端には、可憐に咲く二輪草が風に揺れておりました。
　
阿賀町のスーパーで見つけた馬刺しをお土産に買ってきました。
阿賀町は福島県の会津地方に近いため、馬刺しやお味噌など会津に
ちなんだ食材が多く販売されておりました。
地元の日本酒、麒麟山と共にいただきました。