三五郎の車中泊の旅

車中泊でしか分からない、
 歩かないと見付けられない、 
  今そこにある感動を逃したくない。
       

桃介橋

2018年02月04日 | 中山道
私、ドライブは好きなんですが街走りは嫌いです。
街中を走っていると溜まるのはストレスばかり、、、
なので自宅がある岐阜県から走る場合、自然と足は北又は東へ西へと向いてしまいます。

もちろん南にもいい所はたくさんあるんですが、それにはどうしても街中を通過しなくてはなりません。
そこでよく行くのが長野方面なんですが、その途中いつも目に入るのが国道19号の「南木曽」を通過する際の大きな吊り橋です。
立ち寄ってみました。


桃介橋(ももすけばし)
別名「桃の橋」と呼ばれ、大正11年9月に完成しました。木曽川の水力発電開発に力を注いだ大同電力(福沢桃介社長)が読書発電所(大正12年完成)建設の資材運搬路として架けたものです。
その後、昭和25年から村道(現在の町道)として、両岸集落の交通や、高校生・中学生の通学など地域の交通に大いに役立っていましたが、昭和53年頃から老朽化も進み、本格的な修理もできなかったため廃橋寸前となっていました。この間、保存・活用の声が多くあり、付近一帯の天白公園整備に併せて近代化遺産(南木曽町有形文化財)として復元し、大正時代の長大吊橋の本格的な保存と活用をめざしたものです。

桃介橋は全長247m、幅2.7mで、この付近では最大川幅のところにあり、美しく雄大な景観を誇っています。
この橋は、木製補剛桁を持った吊橋としては、日本有数の長大橋であり、下部石積み・上部コンクリートの主塔3基を有し、この種の吊橋としては当時(大正時代)我が国の土木技術の粋を集めためずらしい4径間の吊橋となっています。
3基の主塔はデザインも大変すぐれており、特に中央の塔からは水辺へ降りる石段が設けられています。また、それぞれの主塔から斜吊索が張られ19世紀末のアメリカの吊り橋によく似ているといわれています。橋の中央に資材運搬用のトロッコのレールが敷かれていたため、その痕跡が分かるように復元してあります。


この日は途中に立ち寄っただけなので入りませんでしたが、近くにには、「福沢桃介記念館」もあるので興味のある方はそちらも合わせてご覧になるのもいいですよ。


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