三五郎の車中泊の旅

車中泊でしか分からない、
 歩かないと見付けられない、 
  今そこにある感動を逃したくない。
       

駒ヶ根高原

2018年05月27日 | 散策
5月19日

ここへ来るのは二回目ですが、前に来たのは秋でした。
一度、新緑を見たいと思いやってきました。

駒ヶ根インターを降りて右折、10分ほどで着きます。
今回は駒ヶ根橋を渡ってUターン、「巨石公園」の駐車場に停めました。

川へ向かうとまず目につくのが「こまくさ橋」。


歩行者専用の吊り橋です。


天竜川の支流、太田切川にかかる吊橋で長さ146m、幅員2mの歩道橋です。


橋から見る、遠く中央アルプスの眺めは格別です。


橋を渡って左側にあるのが「駒ヶ根ファームス」です。

観光案内所にもなっているので、ここで散策ガイドなんかを入手するといいですよ。

駒ヶ根ファームスの右隣にあるのが「千畳敷カール」へ行く「菅の台バスターミナル」です。
こちらに駐車すると600円かかってしまいますのでご注意を。

今はまだオフシーズンなのでバス亭で待つ人はいませんでした。

前には秋に来たと言いましたが、その時は最初から千畳敷カールへ上がるつもりでした。
ただ、ものすごい車の数でインターを出たとたんに渋滞、シャトルバス乗り場までたいした距離ではないので並んでいると、もう少しでバスターミナルというところで前から原付に乗った人が何やらドライバーにチラシを配りながら近づいてきました。
そのチラシがコレでした。

結局その日は登るのを諦め、平日にもう一度出かけてやっと登ることができました。
その時の様子は後日アップします。

ここから「霊犬・早太郎伝説」で有名な「光前寺」まで歩いてみます。
途中、「駒が池」で何人か油絵を描いておられました。


見せていただきましたが皆さんお上手な方ばかりでした。


しばらく歩くと「駒ヶ根市郷土館」が見えてきました。


その隣にあるのが「旧竹村家住宅」、入ってみました。


茅葺の門をくぐると母屋には入り口が2カ所、人用と家畜用だそうです。


こちらが家畜用です。


入り口は別々ですが中は繋がっています。
人用の方は、土間の玄関を入ると右に家畜部屋、左が囲炉裏のある座敷、その奥にいくつかの部屋があります。


一番奥が主人の部屋になってます。


茅葺の屋根裏です。


中から裏山を見てみました。


そして建物の一番端に厠(トイレ)がありました。


さてここから目指す光前寺まではもうすぐですが、道草が長くなってしまったので光前寺は次回にご紹介するとしましょう。



郡上八幡城

2018年05月22日 | 城下町
前回の城下町歩きにに続いて、「郡上八幡城」です。

八幡城は山城なので「安養寺」のすぐ横から坂道を登って行きます。
途中の駐車場まで車でも上がれるんですが、たいした距離でもないので歩いてみました。

駐車場までくると「山内一豊と妻」の像がお出迎え、すぐ上にお城が顏をだしています。
山内一豊の妻「千代」は、弘治2年(1556)、初代郡上八幡城主遠藤盛数の娘として生まれました。千代が3歳のころ、盛数は病死、母の再婚、義父の敗北、流浪。波乱の時がはじまります。やがて千代は、縁あって尾張の一豊に嫁ぎました。


森の中の道を抜けると真っ白な城壁が見えてきます。


そんなに大きな城ではないですが、下から見ると迫力ありますね。


城の入り口では甲冑姿のの「城案内人」がいろいろ説明をしてました。


八幡城は明治4年(1871)の廃藩置県とともに廃城となり、翌年から石垣を残してすべて取りこわされました。現在の城は、昭和8年(1933)、当時の大垣城を参考に再建され、木造4層5階建の天守閣等は郡上市重要文化財に、一帯の城跡は県史跡に指定されています。


城内に入ると「陣屋組」の方々による迫力ある太鼓演奏が始まっていました。


内部への入り口付近は素朴な感じで、あまり城という風ではありません。


一階は展示スペースですが、撮影は禁止になっていませんでした。


二階からみた展示スペース、吹き抜けになっています。


最上階からみた郡上八幡の街並みです。


この日は暑いくらいでしたが、鮮やかな新緑が気持ちよかったですよ。


先にも触れましたが郡上八幡は水と踊りの町、夏になれば「郡上踊り」も始まります。
郡上踊りは7月中旬から9月上旬にかけて33夜にわたって踊られます。 日本一のロングランの盆おどりで、郡上八幡の夏はおどりとともに始まり、おどりとともに終わるといえます。
中でも8月13,14,15,16日の4日間は徹夜で朝まで踊り明します。

踊りは難しくはなく同じ動きの繰り返しなので、付いて踊ればすぐに覚えられます。

いちど挑戦してみてはいかがでしょう。

郡上八幡

2018年05月18日 | 城下町
モネの池は長良川の支流・板取川を遡れば勝手に着いてしまうんですが、そのあと郡上八幡へ行くのにまた美濃市まで戻るか、そのまま川を遡って峠を越えるか迷うこともなく上流へ向かって車を走らせました。

が、こんな方から八幡へ行ったことなかったんですよね。
えっらい長いこと林道を走ることになりました。
挙句に八幡を通り過ぎて郡上大和まで来てしまった。
予定と下調べって大切ですね。

と言う訳で「郡上八幡」です。


郡上八幡と言えばなんといっても「郡上踊り」それと鮎釣りです。
私は鮎釣りが好きで、八幡にはなんども訪れていますが今回は町歩きです。
ちなみに駐車場はどこにでもありますが大体は500円。
ただ「郡上八幡博覧館」の左にある駐車場だけは310円、参考までに。

駐車場から裏道へ入ると冒頭の古い町並み、「柳町」です。

街並みを少し歩くと「安養寺」の大きな屋根が見えてきます。


寺の下にある水飲み場です。

八幡は水の都、どこを歩いていても水の流れる音が心地いい。

「新橋」です。
下を流れるのは長良川の支流・吉田川。
川にへばり付くように建つ家々が面白いですね。

夏になれば地元の子供たちや仮装した大人たちがこの橋から飛び込みます。
川面まで12メートル、私には絶対無理!!

橋を渡ると「旧庁舎」、今は観光案内所になってます。


その脇に「いがわ小径」入り口。

こういうとこを歩くのも面白いですよ。

「宮ケ瀬橋」から見た新橋です。


郡上八幡は「水の郷百選」に選定されていて、「宗祇水」は名水スポットの一つになっています。
入り口です。


1471年(文明3年)篠脇城主東常縁が宗祇に古今伝授を終え、宗祇が帰京する際にこの泉水で東常縁が宗祇に「もみじ葉の流るる竜田白雲の花のみよしの思ひ忘るな」の一首を、はなむけに詠ったと伝えられています。

江戸時代には、郡上藩主金森頼錦や遠藤常友等らによって泉の保存と古今伝授が顕彰され、石の水場が整備されました。水場は湧口から水源、飲料水、食糧洗浄水、さらし場(食器等洗浄場)と取り決めがあるそうです。

「職人町・鍛冶屋町」です。
正面奥に見えるのが「長敬寺」、八幡は通りの突き当りにお寺が見える場所が何カ所もあります。

お寺の多い町でもあります。

これで一周しました。

ここで御紹介した以外にもいろいろと見どころはあります。
水の音を聞きながら、ゆっくりと散策してみてはいかがでしょう。
きっと、あなただけの郡上八幡が見つかりますよ。

次回は「郡上八幡城」です。


モネの池

2018年05月14日 | 名画
岐阜県関市の名もない池、通称「モネの池」です。

もともとは池には雑草が生い茂っていましたが、近くで花苗の生産販売をする「フラワーパーク板取」の経営者、小林佐富朗氏が除草を行い、スイレンやコウホネを植えました。また、池で泳ぐコイは地元住民が自宅で飼えなくなって持ち込んだものであって、観光目的で作られた池では無く、偶然が積み重なってクロード・モネの後期の睡蓮連作群と似た池となったそうです。

モネの睡蓮がこちら。


んで名もない池がこんな感じ。


もう一枚。


これもモネの睡蓮の連作のひとつ。


んでコッチが名もない池です。


どうでしようか。
まだ時期が少し早くて睡蓮の花が咲いてないし葉も枯れたままでした。

夏になればこんな感じになるようです。

綺麗ですね。

周りはこんな感じで、小さな池に多くの人だかりだと思いましたが、ベストシーズンともなると観光バスが来るそうですよ。

いつも綺麗な水が流れ込んでいるので池とは思えないほど透明度は高いです。

隣は神社になってます。


水が綺麗だと天気によって色が微妙に違って見えるようです。
運が良ければこんな光景に出会えるかもね。


すぐ近くを流れる「板取川」も水がめちゃくちゃ綺麗で、6月にもなれば鮎釣りで賑わいます。

開田高原

2018年05月09日 | 散策
松本城へ行った後、道の駅で車中泊しての「開田高原」です。

松本へ向かった日は昼頃にあられ混じりの雨で一時はどうなるかと心配しましたが、朝起きれば快晴で絶好の散策日和となりました。

開田高原へは、国道19号から木曽大橋の信号を国道361号(木曽街道)へと入ります。
木曽街道を走ってまずは「地蔵峠」という標識を目にしたので行ってみました。

この先には滝もあってそこまでは行けるようですが、そこから先は通行止めになっているみたいでした。

地蔵峠から見た御嶽山です。


右方向を見ると「乗鞍」も頭を出していました。

また木曽街道まで戻ってさらに行くと右側に観光案内所があったので、案内地図を貰って散策開始です。

すぐに蕎麦屋か土産物店かがあって、ヤマモモの花が綺麗に咲いていたので御嶽とのコラボです。


店の前には「木曽馬」のブロンズ像、また御嶽とのコラボで、


そこから少し歩くと「木曽馬の里」です。


人懐っこくて触ることもできますよ。

可愛いですね。

雄大な御嶽山に木曽馬ってよく似合いますよね。


高山方面へ向かって「九蔵峠」からの御嶽山です。


なんか御嶽山ばかり撮ってましたね。
開田高原の魅力はなんといっても御嶽山です。

爽やかな風に吹かれて雪山を見ながら高原散策、ステキです。

松本城

2018年05月05日 | 国宝
GW前半の世界遺産に続いて後半は国宝です。

「国宝5城」とは、現存する12天守のうち、国宝指定されている「松本城」、「犬山城」、「彦根城」、「姫路城」、「松江城」のこと。最近までは、姫路城、松本城、彦根城、犬山城が「国宝4城」と呼ばれていましたが、2015年7月に国宝に松江城が再指定されたため5城となりました。
今回訪れたのはその「松本城」です。

駐車場は城のお堀の周りを走ればどこにでもありますが、GWということでどこも満車、一カ所だけ出待ちのできる場所があったので車が出ていくのを待ってなんとか駐車することができました。

近くのお堀に掛かる橋を渡るとすぐに視界に入ったのがこの場所。

一度は目にしたことのある画像ですね。

この赤い橋(埋橋)はいつもは通れるのか通れないのか知りませんが、この日は立ち入り禁止になっていました。


お堀の周りが公園になっているので歩きながら角度を変えて見ることができます。


少し歩いて、


ズームして、


角度を変えて、


車は凄かったんですが中に入ると割と自由に歩くことができました。


さていよいよ天守閣に入ろうとおもったら、黒門から天守閣に辿り着くまでに2時間、天守閣を出るまでに1時間もかかるそうで、大渋滞もあって時計は3時を回っており、駐車場が6時半に閉まってしまうので止む無く入場は断念。


太鼓櫓です。


ここは待ち時間もなく無料ではいれました。


そしてこの夜は「道の駅・木曽福島」にて車中泊。


次回は「開田高原」散策です。