三五郎の車中泊の旅

車中泊でしか分からない、
 歩かないと見付けられない、 
  今そこにある感動を逃したくない。
       

郡上八幡城

2018年05月22日 | 城下町
前回の城下町歩きにに続いて、「郡上八幡城」です。

八幡城は山城なので「安養寺」のすぐ横から坂道を登って行きます。
途中の駐車場まで車でも上がれるんですが、たいした距離でもないので歩いてみました。

駐車場までくると「山内一豊と妻」の像がお出迎え、すぐ上にお城が顏をだしています。
山内一豊の妻「千代」は、弘治2年(1556)、初代郡上八幡城主遠藤盛数の娘として生まれました。千代が3歳のころ、盛数は病死、母の再婚、義父の敗北、流浪。波乱の時がはじまります。やがて千代は、縁あって尾張の一豊に嫁ぎました。


森の中の道を抜けると真っ白な城壁が見えてきます。


そんなに大きな城ではないですが、下から見ると迫力ありますね。


城の入り口では甲冑姿のの「城案内人」がいろいろ説明をしてました。


八幡城は明治4年(1871)の廃藩置県とともに廃城となり、翌年から石垣を残してすべて取りこわされました。現在の城は、昭和8年(1933)、当時の大垣城を参考に再建され、木造4層5階建の天守閣等は郡上市重要文化財に、一帯の城跡は県史跡に指定されています。


城内に入ると「陣屋組」の方々による迫力ある太鼓演奏が始まっていました。


内部への入り口付近は素朴な感じで、あまり城という風ではありません。


一階は展示スペースですが、撮影は禁止になっていませんでした。


二階からみた展示スペース、吹き抜けになっています。


最上階からみた郡上八幡の街並みです。


この日は暑いくらいでしたが、鮮やかな新緑が気持ちよかったですよ。


先にも触れましたが郡上八幡は水と踊りの町、夏になれば「郡上踊り」も始まります。
郡上踊りは7月中旬から9月上旬にかけて33夜にわたって踊られます。 日本一のロングランの盆おどりで、郡上八幡の夏はおどりとともに始まり、おどりとともに終わるといえます。
中でも8月13,14,15,16日の4日間は徹夜で朝まで踊り明します。

踊りは難しくはなく同じ動きの繰り返しなので、付いて踊ればすぐに覚えられます。

いちど挑戦してみてはいかがでしょう。

郡上八幡

2018年05月18日 | 城下町
モネの池は長良川の支流・板取川を遡れば勝手に着いてしまうんですが、そのあと郡上八幡へ行くのにまた美濃市まで戻るか、そのまま川を遡って峠を越えるか迷うこともなく上流へ向かって車を走らせました。

が、こんな方から八幡へ行ったことなかったんですよね。
えっらい長いこと林道を走ることになりました。
挙句に八幡を通り過ぎて郡上大和まで来てしまった。
予定と下調べって大切ですね。

と言う訳で「郡上八幡」です。


郡上八幡と言えばなんといっても「郡上踊り」それと鮎釣りです。
私は鮎釣りが好きで、八幡にはなんども訪れていますが今回は町歩きです。
ちなみに駐車場はどこにでもありますが大体は500円。
ただ「郡上八幡博覧館」の左にある駐車場だけは310円、参考までに。

駐車場から裏道へ入ると冒頭の古い町並み、「柳町」です。

街並みを少し歩くと「安養寺」の大きな屋根が見えてきます。


寺の下にある水飲み場です。

八幡は水の都、どこを歩いていても水の流れる音が心地いい。

「新橋」です。
下を流れるのは長良川の支流・吉田川。
川にへばり付くように建つ家々が面白いですね。

夏になれば地元の子供たちや仮装した大人たちがこの橋から飛び込みます。
川面まで12メートル、私には絶対無理!!

橋を渡ると「旧庁舎」、今は観光案内所になってます。


その脇に「いがわ小径」入り口。

こういうとこを歩くのも面白いですよ。

「宮ケ瀬橋」から見た新橋です。


郡上八幡は「水の郷百選」に選定されていて、「宗祇水」は名水スポットの一つになっています。
入り口です。


1471年(文明3年)篠脇城主東常縁が宗祇に古今伝授を終え、宗祇が帰京する際にこの泉水で東常縁が宗祇に「もみじ葉の流るる竜田白雲の花のみよしの思ひ忘るな」の一首を、はなむけに詠ったと伝えられています。

江戸時代には、郡上藩主金森頼錦や遠藤常友等らによって泉の保存と古今伝授が顕彰され、石の水場が整備されました。水場は湧口から水源、飲料水、食糧洗浄水、さらし場(食器等洗浄場)と取り決めがあるそうです。

「職人町・鍛冶屋町」です。
正面奥に見えるのが「長敬寺」、八幡は通りの突き当りにお寺が見える場所が何カ所もあります。

お寺の多い町でもあります。

これで一周しました。

ここで御紹介した以外にもいろいろと見どころはあります。
水の音を聞きながら、ゆっくりと散策してみてはいかがでしょう。
きっと、あなただけの郡上八幡が見つかりますよ。

次回は「郡上八幡城」です。