三五郎の車中泊の旅

車中泊でしか分からない、
 歩かないと見付けられない、 
  今そこにある感動を逃したくない。
       

馬籠から妻籠へ

2018年01月28日 | 宿場町
前回の続きで今回は長野県側に入ります。

まずは「馬籠峠」から、、、


長野県側に入るとちょっと今までと雰囲気が変わってきました。


道幅が狭くなって、これがホントに中山道?って感じになってきました。

ただ後付けでなにかした様子はなく、当時の雰囲気を味わうにはこのほうがいいかもしれませんね。

どこまで行っても山道です。小さな水音と鳥の鳴き声だけがついてくるようです。


しばらく山道を歩き続けていたが、急に開けた風景が飛び込んで来ました。


何だろうと思って写真を撮ってたら「どうぞ中へ、ささ、どうぞどうぞ。」


中に入ると暖かいお茶と茶菓子が運ばれてきた。囲炉裏のある古民家は無料休憩所でした。昔風に言えば「茶店」かな。


無料とは言いましたが、目の前に「よろしければ寸志を」と書いた竹筒が、、、百円入れました。


一息ついてまた旅に、、、ごちそうさまでした。


また山の中を歩き続けます。
馬籠から妻籠へ向かう人は私を含めてけっこうな数のひとですが、向こうから来る人とすれ違ったのはほんの2~3人で、皆さん一様にハァハァ言ってました。
妻籠からは急な登りがけっこうあってかなり大変そうです。


細かった水の流れも少しづつ沢のようになって、せせらぎの音が足どりを軽くする。


男滝です。すぐ近くには女滝もあります。


そろそろお昼近くになってきたので、滝の横にあった丸太のベンチで弁当のおにぎりを食べました。


昼食後いつも通りの昼寝、30分ほどで目覚めたが木漏れ日が気持ちいい。


さあ、また歩くか・・・。


沢ももう渓流釣りができるほどになってきました。
釣り竿もってくりゃよかったかな、、、そんな余裕ないか。


さぁ、長かった道のりもあと少しです。


やっと到着、疲れました。
でも気持ちよかったぁ~。

妻籠宿は馬籠宿のような坂道ではなく、わりと平坦な地形でした。

当然、帰りはバスです。(~_~;)
当初、落合宿から出発しようかと迷ったんですが、馬籠からにしといてよかったぁ。
バスは馬籠までしか行ってなかったんです。
も~ぅ歩けない。

馬籠宿

2018年01月22日 | 宿場町
前回、奈良井宿をご紹介した中で少しだけ触れました「馬籠宿」をご案内します。

画像は以前に行ったものなので季節感はまったくありませんが、暖かくなったらお出かけになるのもいいですよ。

まずは駐車場からすぐの、宿場入り口付近です。

ずいぶんと石畳が綺麗ですが、いくらなんでも昔のままということはないでしようね。

馬籠宿は坂道ばかりなので、道や建物が立体的に見えていい感じです。


歩きやすくはあるのですが、この近代的な敷石はいかがなものかとも思いますが、、、

昨今、お城にエレベーターを付けよの無理だの、ここでもそういった配慮がなされているのでしようかね。

「藤村記念館」です。

遥か昔、小学校の遠足で一度入ったことがありますが、中の様子はまったく覚えていません。
ただ、はっきり覚えているのは帰りのバスで、若いガイドさんが「ハイ、お疲れ様でした。ふじむら藤村記念館はいかがでしたか?」と言ったとき担任の先生が「ガイドさん、そりゃ島崎藤村の記念館のことですか」と言って、ガイドさんが恥ずかしそうにしてたことくらいです。
つまらないことをよく覚えているもんですね。

道が一段と急勾配になってきました。


ちっちゃくて風情のあるおみやげ屋さんです。


喫茶店です。

写真を撮るにはもってこいなのですが、この日はどういう訳かどこへ行っても観光客がいませんでした。

宿場を抜けたところにある展望台です。

正面に見えるのが「恵那山」です。

さて馬籠宿を後にして、中山道の次の宿場「妻籠宿」まで歩いてみます。


一人で歩くには十分な道幅ですが、向こうから籠に乗った人が来たり、飛脚が走ってきたら脇に寄らないと危なそうです。

とてもじゃないけど夜はあるけないですね。

なんか休憩所みたいなのが見えてきました。

これは後付けでしよう。

小さなお地蔵さんが並んでいました。旅の無事を祈ったんでしょうか。


十返舎一九の碑です。「東海道中膝栗毛」の作者ですね。ここは中山道やっちゅうねん。
あらま「木曽街道膝栗毛」も書いてたんですか。


馬籠峠まできました。

ここからは長野県側になります。
ここまでずっと上り坂でしたが、緩やかで楽しく歩けました。

この先は次回にご紹介します。



冬の宿場町

2018年01月14日 | 宿場町
国道19号沿いにある長野県塩尻市の「奈良井宿」です。

駐車場は三カ所、「奈良井」の信号から入る有料駐車場と「奈良井宿」の信号から入る「道の駅・奈良井木曽の大橋公園側」と「木曽の大橋」正面にある駐車場です。
ちなみに奈良井の信号から入る駐車場以外は無料です。

当然、私は無料の道の駅に停めました。
道の駅とは言ってもトイレ以外なにもありません。

そのトイレの道路を挟んだ向かい側に宿場への入り口があります。

そこから鉄道の下をくぐれば宿場の始まりに出ますが、有料駐車場に停めると宿場の中程に出てしまいますので、散策を楽しむのであれば断然道の駅からのルートをお薦めします。

宿場を端から端まで歩いてみます。


端から端までとは言ってもたいした距離ではなく、ゆっくり歩いても一時間もあれば往復できる程度です。


この奈良井宿は中山道の宿場なんですが、同じ中山道の「馬籠宿」や「妻籠宿」と比べると、遥かに観光客が少ないです。


「旧中村家住宅」です。

当時の旅人が目に浮かぶようですね。

これは雑貨屋?


通り沿いには至る所にこういった水飲み場があります。


宿場の終わりにある「鎮神社」です。

ほかにも街道沿いには寺や神社がいくつもあるのでそれらを廻るのもいいかもしれませんね。

私はお腹が空いたので戻る途中の店でお昼を頂きました。

木曽と言えば定番の五平餅、それとポタポタ焼きです。
五平餅ってわらじの形をしてるのかと思ってたけど色々あるんですね。
ポタポタ焼きは安倍川餅みたいでタイヘン美味しかったですよ。

街道から外れた、19号沿いにある「木曽の大橋」です。

この橋の前にも駐車場があります。
正式には「道の駅・奈良井木曽の大橋国道側」といいますが、トイレすら無いので道の駅とは分かりづらいです。

もちろん上を歩くこともできます。


国道19号沿いには中山道に伴う宿場町がたくさんあります。
それぞれ入り口には「○○○宿」と看板がありますので、宿場巡りなどいかがでしょうか。