三五郎の車中泊の旅

車中泊でしか分からない、
 歩かないと見付けられない、 
  今そこにある感動を逃したくない。
       

拝啓、小林一茶殿

2023年12月12日 | エッセイ
早いもので今年も残すところ三週間足らずとなりました。

古人曰く、「光陰 矢のごとし、時 人を待たず」
現役の頃はそうでもなかったのですが、退職して気ままに自堕落な生活を送るようになると、直のこと月日の過ぎ去るのが早いのなんの。

それでも年の瀬ともなれば「あれもせにゃならん、これもせにゃならん」と何かと気忙しくなるというもの。
現役ともなれば直のこと。

  「ともかくも あなたまかせの 年の暮れ」 (小林一茶)

いよいよ年が暮れようとしているのに予定していたことの未だ終わりの見えない焦りの中で気持ちだけが先走る。
焦ったところでなんの解決にもならず、いよいよ他人にあたり散らかし人にあたったところでなんにもすすまず、
そんな時、コレです。
やらなくてはならないことを考えるより、やらなくてもいいことを考えて予定を減らす。
他人まかせにできることはまかせる。
ついにはどうしてもやらなければならんことがなくなる。

これはなにも年の瀬に限ったことでもなく、一年中なにかに追いかけられているような気の休まることもない平生にあって、少しは肩の力を抜いての
「あなたまかせ、」なのであります。

まあ、一茶殿に聞いた訳ではないので何とも言えませんが、なるようになる!