三五郎の車中泊の旅

車中泊でしか分からない、
 歩かないと見付けられない、 
  今そこにある感動を逃したくない。
       

大正村

2018年06月19日 | 散策
昭和村つながりと言っちゃあナンですが、大正村です。

大正村は岐阜県恵那市明知町にあるテーマパークです。
ただ、愛知県犬山市の明治村や、先に紹介した昭和村とは違って特定の敷地内に設けられた施設ではなく、街全体(旧・明知町)として大正時代の雰囲気を保存・再現した店舗、資料館、博物館などが軒を連ねていて、郵便局や銀行は実際の窓口業務も行っています。

駐車場隣にある「大正浪漫亭」です。

すぐ隣に観光案内所もあるのでマップをもらって散策開始です。

「大正路地」です。


大正村役場です。


突き当りにあるのが絵画館です。


その隣にあるのが「大正浪漫館」です。


入ってみました。

一階以外は初代村長の高峰三枝子や相撲の春日野前理事長の資料館になってますが、撮影は禁止でした。

その隣が「旧三宅家」住宅です。


中では囲炉裏の炎を絶やさないよう農夫姿の人が一人で巻きを割って燃やしていました。


大正浪漫館、日本大正村資料館、大正時代館の3施設に入館するには入場券が必要ですが、三館共通入場券(500円)を購入したので二つ目の大正時代館に行ってみます。

入り口は喫茶店内になってます。


中は旧東京駅や帝国ホテルなど時代的価値のある建築物のジオラマ館と大正天皇の資料館になっていました。






三館目の日本大正村資料館です。


中は明治から大正時代の教科書、蓄音機などを展示してあります。




「うかれ横丁」です。

この奥になにかがある訳ではなく、「渡り廊下のある家」としてマップに載っていました。

今回は廻りませんでしたが、この大正村がある明知町は戦国武将「明智光秀公」の出生地でもあるので光秀公に因む旧跡もあります。


この大正村は、日本昭和村(岐阜県美濃加茂市)、明治村(愛知県犬山市)と直接の関係は無いですが、3村で連携は行われているようです。
ちなみに初代村長が「高峰三枝子」で二代目村長が「司葉子」、で現在は「竹下景子」さんが就任しています。

日本昭和村

2018年06月16日 | 道の駅
ここは道の駅であり、高速道路からも入れる美濃加茂インター横にあるサービスエリアでもあります。
もちろん駐車場は別々になってます。

正面はこんな感じ。


実は去年までは「日本昭和村」でしたが、今年4月にリニューアルしてからは「ぎふ清流里山公園」と名称が変更になりました。


これより奥に入るには、去年までは入場料が必要でしたがリニューアルしてからは無料になりました。

「かいこの家」です。


中はこんな感じ。


ずっと奥に続いています。

ペット同伴もOKです。

この奥に「能楽堂」があります。


公園内はかなり広いのでこんなバスも走ってます。


園内を貫くように沢が流れています。

雨が降った後くらいしか水は流れていないようです。

「双六学校」です。


中は3Dシアターになっています。って昭和じゃないじゃん(*´з`)


歩いているとどこからかコンコンという音が聞こえてきたので、音源を探すとキツツキがいました。

あまりに音が大きく響くので、どこかにスピーカーがあってキツツキもオモチャかと思いましたが、しばらく見ていると飛び立って行きました。

「やまびこ学校」、中は「昭和パビリオン」になってます。


中に入ってみましたが、ここからは昭和の雰囲気を味わってもらおうと画像を少し加工してみました。

入ってすぐにあるのがバイク屋さんです。


バイク屋の前には「ミゼット」が駐車してありました。


2階には昭和の家と町の様子が展示してありました。

玄関です。


茶の間です。


台所です。


子供部屋です。


お風呂です。


さあお風呂に入ってサッパリしたら町に出掛けましょう。

路地裏です。


本屋です。


駄菓子屋です。


レコード屋ですね。


電気屋の前を通って、


帰りにコーヒーでも飲んでくかな。


やっと飲み屋に着きました。

ってな具合ですかね。

「ふれあい牧場」です。


乗馬体験もできますよ。


ほかにも子供さん達が楽しめるようなゴーカートとか、


芝すべりだとか、


射的だとか、

いろいろあります。

「昭和座」です。
ときどき公演があるようです。

ちなみに園内の広場でも定期的にイベントが開催されています。

ほかにも田んぼとか茶畑とか、陶芸やらそば打ちやら各種の体験施設とかも色々あります。
これはもう道の駅とかサービスエリアとかの域を超えてしまっています。

アチコチ廻って一汗かいた後には「里山の湯」で汗を流すのもいいですね。

もちろん食事もできますよ。

YouTube → https://www.youtube.com/watch?v=MiTNEpcwslA





飛騨・小坂滝めぐり

2018年06月11日 | トレッキング
岐阜県下呂市小坂町には5メートル以上の滝が200以上もあります。
その中で今回行ったのは、巖立公園から沢沿いの遊歩道を歩く初心者コースです。

巖立公園駐車場です。

奥に見えるのは岐阜県指定の天然記念物で、高さ72m・幅120mの大岩壁。溶岩が冷えて固まったときに柱状節理が出来、太さ数十cmの柱が並んでいるように見えます。
今から約5万4千年前に、御嶽山の噴火によって流れ出した溶岩流の末端部分で、御嶽山から約17km下流になるそうです。この溶岩流全体は、摩利支天山第六溶岩流と呼ばれています。

小さな売店と案内所もあります。


遊歩道入り口です。

ここで維持協力金200円を払ってさあ出発。

駐車場下の沢から見上げる巖立です。


きれいに整備されていて歩きやすい。


緑がきれいです。


だんだん秘境みたいになってきました。






「三ッ滝」の二つ目と三つ目の滝です。


「三ッ滝」の一つ目から二つ目へ。


滝の上まで来ました。


けっこうな高低差があります。




途中、分岐がありましたが、暑かったので沢沿いのコースへ。


小さな橋を渡ると何のことはない、林道へで出ました。


ずっと沢のすぐ上を歩いているのでヒンヤリして気持ちいい。

なんか見えてきました。

降りてみます。


「あかがねとよ」という滝でした。


巖立公園内は釣り禁止ですが、ここまで来てやっと釣り人に会いました。

フライでしたが、聞けばいい型のイワナが釣れたそうですがリリース。

この上流にも滝はありますが、歩きだと2時間以上もかかるそうなので戻りました。

目や顔が緑色に染まるんじゃないかと思うほどに新緑が綺麗でしたよ。

YouTube → https://www.youtube.com/watch?v=n5on1ajMnkg&t=33s

駒ケ根高原・千畳敷カール編

2018年06月06日 | トレッキング
駒ヶ根高原の初めでも触れましたが、以前に行った「千畳敷カール」です。

秋に一度目に断念してからの翌週の平日行でした。

菅の台バスセンターから30分ほどでロープウェー乗り場、ゴンドラに乗ればそこはもう天空の世界です。


ゴンドラの扉が開くとまず寒気がお出迎え。
そしてこの絶景。


下ではまだ木々は青々として紅葉にはほど遠い感じでしたが、カールの紅葉はピークを過ぎて少し残念のような気もしたが、それを差し引いてもこの景色は一見の価値ありです。


私は山は好きですが、それはあくまで見るという意味で決して登山家とかいうような大それたものではございません。
ただ、こんな景色を目の当たりにしてしまうと柄にもなく「あの稜線まで上がってみたい」と思い遊歩道から登山口へ、、、
見上げれば峰は遥か彼方、「やっぱりやめとくか・・・、いやいやあの上にはきっと見たこともない世界が広がっているはず」と、まず一歩。


下から見上げたときにはそんなに遠くは感じなかったのに、登れば登るほどに峰は遥かに遠くなっていく。


私は近頃珍しい愛煙家なんですが、ハアハアと大きく呼吸をすれば肺からニコチンが抜けていくようです。

「ゼェ、ゼェ、ゼェ、」やっと峰を歩く米粒大の人の姿が見えてきました。
「もう半分くらいは登ったたかな。」
降りてくる人に聞けば、「いゃぁ、まだ三分の一も来てないかも、、、がんばってください。」だって、・・・ (*´Д`)

「ヒッヒッフゥ、ヒッヒッフゥ、」呼吸がラマース法へ。


あとちょっと、あとちょっとで、何とか峰までたどり着けました。


登って右方向、「前岳」へと続く峰です。


もうゼッタイ登る気はないので左の山小屋のある方へ行って持参のおにぎりをいただきました。


小屋の裏手から遥か御嶽山の方角へ目を移せば、抜けるような青空のした噴煙を吹き上げる姿が目に入った。


ここと同じように、子供から年配者まで山登りを楽しみ、雄大な景色を満喫していたところへ突如、自然が牙を剥いたのです。
手を伸ばせばいつもそこにある山々・・・、ただそれは優しいばかりではないことを思ったのでした。

駒ヶ根・光前寺編

2018年06月01日 | 散策
前回に続いて、駒ケ根高原の散策です。

「光前寺」まで来ました。
仁王門です。

光前寺は天台宗の別格本山の寺院です。

門をくぐると、参拝客の方々は参道脇の石組と睨めっこ。
時々歓声も上がっています。


その訳がコレ。

石組の奥で緑色に光るものが見えるでしようか。

明るい所で見るとこうなります。

「光り苔」と言うそうです。

暗いところで上手くピントが合うとこうなります。

光りを反射してるそうです。

これもそうですが、ほかでは見たことありません。

気が付かないだけかもしれませんけどね。

大きな杉の木立に囲まれた参道なんですけどね、どうしても石垣が気になるようです。


参道脇にある庭園が国の名勝に指定されていますが今回は入りませんでした。

奥に見える建物です。

本堂が見えてきました。

本尊は不動明王で秘仏だそうです。

本堂の前までくると左に三重塔が見えます。


「霊犬・早太郎」の墓です。

昔、光前寺に早太郎というたいへん強い山犬が飼われていました。その頃、遠江の見附村では、毎年田畑が荒らされ、その被害に困った村人は矢奈比売神社の祭りの夜に村の娘を人身御供として神様に差出し、これを鎮めていた。

延慶元年(1308年)8月、この地を旅の僧侶が通りかかり、神様がそんな悪いことをするはずがないと祭りの夜にその正体を確かめると、現れた怪物が「信州の早太郎おるまいな、早太郎には知られるな」と言いながら娘をさらっていった。僧侶は、早速信濃へ行き、光前寺で早太郎を探し出し和尚から借受けた。そして次の祭りの日、早太郎は娘の身代わりとなって怪物(老ヒヒ)と戦い、見事退治した。

戦いで深い傷を負った早太郎は、光前寺までたどり着くと和尚にひと吠えして息をひきとったと言われている。 早太郎を借り受けた僧侶は、早太郎の供養のために大般若経を光前寺に奉納した。これは寺宝として経蔵に保管されています。

三重の塔の前には石碑も祀られています。


ここでも油絵を描いている方がおられました。

絵心のまったくない私には絵の上手な人が羨ましいです。



創建時は現在より200メートル木曽山脈寄りのところにあったらしいです。天正慶長のころには武田氏、羽柴氏などの庇護を受け、また、佐久郡、諏訪郡にまでその寺領を広げた時期もあったという。江戸時代には、徳川家光から朱印地60石を受けた。明治に入り塔頭末寺の多くを廃されてしまいました。