ひやい、ひやい、ひやいちや
このボクの実家の小屋は風が吹き抜けてひやいちや。
あのおじやん、おばやんのおる山でやったら
走り回ったりできるき、ほんでひようないのに。
ほんとうにひようなっても、炭をいこしたコタツがあるき、
熱うなるばあぬくいがです。
毎日ひやい時はボクもじいやんばんやんと並んで足をコタツに入れて
大の字で寝るがやき、これがボクの「天下」というところながでしょう。
ところで、今は毎日お山の事ばかり思いだしゆうがやけんど
ここ実家じゃあボクなんちゃあすることないきほんでです。
お山のコタツの炭は去年までじいやんがせっせと木を切り出し
、釜に入れて自分で作りよったとー。
とっと昔からこの岡村家は生活の唯一の燃料やったそうですき
炭になる前の生木は、それは大人が1本持つにはぞんがい(案外)重かった
がやそうです(ナラの木がえい炭になると)。
ほんで、山の坂道を1本1本持って上り下りはそりゃあ、
ボクらあにゃあ気絶するぐらいながやろう。
ここで生まれ大きゅうなったお母やんも小さい頃からちったあ手伝うた
がやろうねえ。
けんど、おじやんも86才になったき、今年からもう炭をよう焼かん
なったがやと。
真夏でも山の涼しさはコタツに炭を使うことがなんぼでもあるそうやし
、これから先はじいやんがつくらんと炭がだんだんと減っていくことに
なるがです!心配になるちや。
そんな事よりじいやんの息子が岡山にいてじいやんばあやんはやがて
歳の事も考えて岡山のほうへ行くらしい。そのほうが安心ちや。
安心やけんど、この山にはじいやんもばあやんもだれっちゃあ
おらんなるがやき。ボクもうこれからどうしたらえいがやろう。
このボクの実家の小屋は風が吹き抜けてひやいちや。
あのおじやん、おばやんのおる山でやったら
走り回ったりできるき、ほんでひようないのに。
ほんとうにひようなっても、炭をいこしたコタツがあるき、
熱うなるばあぬくいがです。
毎日ひやい時はボクもじいやんばんやんと並んで足をコタツに入れて
大の字で寝るがやき、これがボクの「天下」というところながでしょう。
ところで、今は毎日お山の事ばかり思いだしゆうがやけんど
ここ実家じゃあボクなんちゃあすることないきほんでです。
お山のコタツの炭は去年までじいやんがせっせと木を切り出し
、釜に入れて自分で作りよったとー。
とっと昔からこの岡村家は生活の唯一の燃料やったそうですき
炭になる前の生木は、それは大人が1本持つにはぞんがい(案外)重かった
がやそうです(ナラの木がえい炭になると)。
ほんで、山の坂道を1本1本持って上り下りはそりゃあ、
ボクらあにゃあ気絶するぐらいながやろう。
ここで生まれ大きゅうなったお母やんも小さい頃からちったあ手伝うた
がやろうねえ。
けんど、おじやんも86才になったき、今年からもう炭をよう焼かん
なったがやと。
真夏でも山の涼しさはコタツに炭を使うことがなんぼでもあるそうやし
、これから先はじいやんがつくらんと炭がだんだんと減っていくことに
なるがです!心配になるちや。
そんな事よりじいやんの息子が岡山にいてじいやんばあやんはやがて
歳の事も考えて岡山のほうへ行くらしい。そのほうが安心ちや。
安心やけんど、この山にはじいやんもばあやんもだれっちゃあ
おらんなるがやき。ボクもうこれからどうしたらえいがやろう。