5月のさくらんぼ

今年ももう　赤い実のさくらんぼが
あちこちいっぱいできました


赤いほっぺの赤子のように
頬を並べて


こっちを見ているようです
優しくつまんで


クルクルしてあげると
すぐに手に落ちました


うちの社員の家の庭にも
赤い実がたわわに実りました。


その家には女の子二人います。


小３のりおちゃんと３歳のみいなちゃん
毎年それを楽しみにしているようです。


そして、いっぱい分けてもらえる私達も
楽しみにしています


けれど今年は野鳥の群れがなぜか
数えきれない程やってきてせっかく実った


身を片っ端から
ついばんでしまったようです。


今か今か実りを楽しみにしていたのに
その様子を見つけた女の子2人は


野鳥に向かってありったけの声で
「なんでとるがー」「あっちいってー」


と泣きながら叫んだそうです。


圧顔の野鳥達は木をゆすっても
平然とした顔で


それをやめようともしなかったそうです。


女の子はあっという間に食べられてしまうので
悲しかったのですね。


それを見ていたお母さんも
女の子と同じ想いだったでしょうが


「鳥さんも、お腹すいているのよ
食べないと死んじゃう」


ニコニコしながら
女の子にそう言ったそうです。


それを聞いて女の子は
優しい顔で「鳥さん、ちょっと残しておいてね」


３歳の女の子は「とりさんどうじょ」


私はそんなお話を聞いて
心が温かくなりました


さぁ5月は大変良い季節です。
しかし、コロナが益々心配になって


来ましたが、私達一人一人の意識
努力で安全安心な社会にしたいですね。


あなた様のご健康を祈りしています。