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株式会社シオミホームイング、塩見泰一郎です。あなたにお会いできてよかったです!この出会いが明日への元気になるように・・・

千羽鶴

2018年09月04日 | つぶやき
8月、私は、西日本の先の大雨による被災地に

行く機会がありました。

岡山県の真備がその地です。

ちょうどH様の新築工事現場がありましたことから、

仕事で行くことになった訳です。

あの災害は、どの家も、この家も、

泥水の中に沈み、

屋根のみがかろうじて

見えているといったひどいものでした。

H様邸は幸いにも4~5メートルほどの高台にあったことから、

1階床少々上までつかった状態でした。

そして、大工が入ったばかりの現場でありました。

H様にとってはかなりのショックな事だったでしょうが、

周辺の被害状態から見ると、

この程度で済んで本当に

良かったように思われます。

真備の町は、壊滅状態でした。

私はイスラムの被爆地を

創造してしまいました。

行き来するトラックや、

後片付けの人々や瓦礫の山々、

壁のない向こうまでまっるみえの泥まみれの家々、

この光景に脅威を感じた程でした。

H様のプライベートについて

これ以上のお話は気が引けますが、

お叱りを覚悟でもう少し聞いてもらいたいのです。

それは、H様ご夫婦の災害以上の

大変な出来事のお話です。

H様邸新築工事着工になる前の

4月20日の夜の出来事です。

ご主人が心筋梗塞で突然倒れ、

周囲が大騒ぎの中救急車で運ばれ、

緊急救命処置が施されたのですが、

一週間、生死をさまよう程の

大変な事となったようでした。

その後、幸い命だけは助かったということで、

私たちはほっとしたものでしたが、

奥さんにとっても、

これからの事を考えると、

それほど喜べるものではありませんでした。

ご主人は、病と必死に戦い、

奥さんも御主人を毎日励ましながら、

御主人の代わりを何から何までしなければならない、

といった生活に一変してしまったからです。

そんな不幸の中に、

無情にも突然訪れた今回の大雨による災害でした。

不幸に継ぐ不幸といえましょう。

私達社員は、直ぐさま千羽鶴を折り、

御主人の回復を祈りました。

奥さんの涙ぐましい祈りと献身的介護で、

とうとう倒れて3ヶ月後、

御主人は退院するまでに

こぎつけることが出来たのでした。

「神は、このご夫婦の不幸を見捨てなかった」と

感謝の気持ちでいっぱいでした。

本当に良かった。

こういった大変な中での工事も、

今では完成を迎え、

もうすぐ入居となるご夫婦は、

不幸を乗り越えた幸せを、

ひしひしとかみしめている事かと思います。

職場復帰の御主人、

リハビリ頑張って下さい。

私達は、最後まで諦めない事を学びました。

ありがとうございました。


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