2024年03月27日（水）
① Dal Bhat（Chicken）＠ B.N.Hotel & Restaurant（ラメチャップ）
② Dal Bhat（Mutton）＠ B.N.Hotel & Restaurant（ラメチャップ）
今日はいよいよエベレスト街道トレッキングの玄関口のルクラにあるテンジンヒラリー空港に飛行機で向かう。
離陸するラメチャップ空港へはカトマンズから車で4〜5時間。
深夜1:45に起床して、午前2:30に集合して、乗り合いバンに乗る集合場所まで少し歩く。
初めて深夜のカトマンズを歩くが、けっこう人がいる。酔っ払っている若者のグループもいたりして、他にも、水売り、チャイ売り、ポリス、ホームレス、等々もいて、夜の街という様相。新鮮。
乗り合いバンには僕と今回の旅の道連れコトリちゃんの他にも白人カップルが2組。
3時頃にカトマンズを出発して、山間のガタガタ幹線道路を進む。今、ネパール全土で幹線道路を工事しまくっているらしい。工事中だから余計にガタガタだとか。
シートベルトをしたいくらいの揺れなのに、シートベルトがシートに括り付けてあって装着できない。
その時、雨が降ってきた。色々な人の体験談から、ルクラ行きの飛行機がなかなか飛ばないという話を聞いたことがある。今日は、僕は飛べるのだろうか。
道を進むにつれて雨は上がった。
こんな山間にも時々集落がある。
国際線でカトマンズに着陸する前に下に見える集落の正体がわかった気がして少し高揚する。
朝5:30頃に休憩で停車した。
まだ空は暗く、浮かび上がるような夢みたいなお店に寄って。ニワトリの鳴き声でを聞きながらチャイ。
チャイというのはインドの呼び方で、ネパールではチヤという。
僕のイメージではチヤと言えば、スパイスが入ったミルクティー。だけど、少なくとも僕みたいな外国人が「チヤが欲しい」と言うと「ブラックティーか？ミルクティーか？」と聞かれることが多い印象。僕は「マサラ入りのミルクティーが欲しい」と伝える。
この雰囲気でこのチヤ、完璧だ。
ラメチャップ空港には7:30には到着。
いちおうルクラ行きの飛行機は飛んでるものの、ここ数日の雲のせいで一昨日から待ってる人がやっと乗れているらしい。
カトマンズからラメチャップ空港までの車移動だって、もし歩いたら4日くらいかかるから、まあいい。
ちなみに、ラメチャップからルクラまで車と徒歩を駆使して3日くらいかかるらしい。しかも、砂埃がすごい道をポーターさん無しで自分で荷物を全部運ぶ必要があるとか。
まずは、今日中に自分の番がくることを祈る。ついでに、もし今日は飛べなくても、時間と資金が尽きませんようにと祈る。
午前10:00頃、今日の席は確保できた！とガイドさんが嬉しそうに伝えてきた。
荷物検査を終えて、待合室に進んで待つ。
その直後、行き先ルクラのテンジンヒラリー空港が霧か風か何かで着陸できないらしく、離陸した全機体が戻ってきた。
落胆しながら飛行機を降りてくる人の中に片足が無く両腕に杖を抱えた紳士がいた。とても残念そうだ。
いつ再開するのかは、文字通り、天のみぞ知る。
ただただ待つだけの簡単なお仕事が僕に降りかかる。
3時間くらい待っただろうか。ルクラ行きの飛行機は今日はもう飛ばないことが確定したとアナウンスされる。
つまり、最短でも明日の朝までラメチャップに待機することが確定。
とりあえず昼飯を食べよう！ということになる。
もちろんトレッキングをしたいが、ダルバートが食べられるのも嬉しい。
空港近くのB.N.Hotel & Restaurantでダルバート。
どんだけガーリック好きなんだよーって感じのジャンキーとも言えそうな味わいで、うまい。
ちなみに、今夜はここに泊まることになった。
少し暑いがエアコンもシャワーも無い。こういう環境は四国お遍路を歩いた時に慣れているが、コトリちゃんは大丈夫だろうかと少し心配してみるが、どうしょもないことに気づいて諦める。
併設されているカフェもあって、そこにはエスプレッソマシーンもあって、カフェラテが飲める。
ラメチャップは空港の周りには飲食店や宿があるものの、それ以外は地元民が使うようなお店しか無いような、いわゆる田舎だが、飛行機が飛ばないこと以外は何も不満が無いのはカフェラテが世界に広がってる気がするからかもしれない。
夜は静かにやって来た。
宿を兼ねたレストランで夜もダルバート。
ちなみに昼はチキンだったので夜はマトン。
最初は「マトンが無い」と言われたので「チキンでいい」と言ったはずが、しばらく待ったらマトンが出てきたので、心の底から嬉しくなった。
ニンニク感が控えめになったりと、昼と夜で味つけ違うか調理担当者が違うかな気がしつつ、どの道うまい。
旅の道連れコトリちゃんが注文した、ミックスフライドライスもうまい。
そして、このお店のお父さんが隣の敷地で山羊を飼ってて、昼に近くで遊んでたから、少し複雑な気持ちになったのは秘密。
だからこそ心して食べる！というのもある。
明日はどうなる？
考えてもわからない。
