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秋の実⑧:扉

2019年11月05日 | 花さんぽ・花めぐり

種が鳥によって運ばれ、其処彼処に生えてくるの「トベラ(扉、海桐花)」(Pittosporum tobira

トベラ科トベラ(ピットスポルム)属の常緑低木 

雌雄異株なので、果実はメスの株にのみつきます。

10月ごろに熟すと果実が3つに割れ、ねばねばとした粘着質の赤い「種」を出します。

食べてることはできますが、まずいそうです。

樹高は2~3mですが、大きいものでは5mを超えることもあるそうです。写真の木もかなり大きい木です。

花期:4~6月。芳香のある白い花を上向きに多数咲かせ、後にクリーム色に変化します。

潮風に強く海岸線に自生しているのをよく見かけます。

枝葉は切ると独特の臭い匂いを発するので、英名は「Japanese cheesewood」(日本のチーズの木:香りから)と名付けられています。

トベラの斑入り品種P. tobira ‘Variegatam’)

ハハジマトベラ(母島扉)」(P. parvifolium  var. beecheyi) 常緑低木 花期:3~4月 小笠原固有種

 「シマトベラ(島扉)」(P. undulatum) オーストラリアに分布

葉がトベラより大きく、葉縁が波状になる。白覆輪葉の品種もあるそうです。

フイリヒメトベラ(斑入り姫扉)」(P. heterophyllum

東アジア、チベット原産。トベラより葉が小型で、耐寒性が強いのが特徴。



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