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秋の花:菊

2020年11月20日 | 花さんぽ・花めぐり

秋になると各所で「菊花展」が開催されています。

丹精込めて育てられた、色とりどりの大変素晴らしい花が展示されてます

そんな中から今回は「川口市立グリーンセンター」の「菊花展」で見た花です。

’201116 乳白を帯びた桜色の’南砺ミルキーピンク’ ? 

南砺ブランド(富山県南砺市)のスプレー菊26種類の一つです。

スプレー菊は摘蕾を行わず房咲き仕立てとした菊のことです。

こちらもスプレー菊’紅花御殿’

赤紫の花びらで縁が白く重なって咲き中心はオレンジ色の花です。

スプレー菊は、西洋でも品種改良が盛んで、特徴のある品種がたくさんあります。

 

次に「国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑」で見た「食用菊」(別名:料理菊)です。

食用として栽培されている菊は約60種。

青森県南部地方特産で黄色の「阿房宮」と、山形県で「もってのほか」と呼ばれる淡紅紫の「延命楽(えんめいらく)」とが代表的とのことです。

食用菊 ’アボウキュウ(阿房宮)’  主に「干し菊」にして利用するようです。

刺身のつまに使われる小さな食用菊(小菊)は「つま菊」といいますが、「こまり」「秋月」など5品種ほどあるそうです。

つま菊を食べる人はあまりいないと思いますが、私は千切りの大根も食用菊もなんでもいただきます。

名前の由来は、秦の始皇帝が菊を愛でたという宮殿の名から「阿房宮」から名づけらたそうです。

食用菊 ’もってもほか’ 延命楽?)

名前の由来は、天皇家の菊の御紋である菊を食べるのは「もってのほか」や「もってのほか美味しい」という意味からだそうです。

花びらの部分をお浸しや和え物などに利用するそうです。

’もってのほか’には「延命楽」「出羽もって」「早生もって」など様々な品種があり、 花びらの色や形なども様々。

山形県の他、秋田県や新潟県でも栽培されていて、新潟県では’思いのほか’と呼ぶそうです。

因みに食用菊の生産量は愛知県がトップで、小菊(つま菊)の生産が盛んで、この分野でのシェアは全国の約9割とのことです。

小菊以外では山形県が生産量で全国1位だそうです。