秋になると各所で「菊花展」が開催されています。
丹精込めて育てられた、色とりどりの大変素晴らしい花が展示されてます
そんな中から今回は「川口市立グリーンセンター」の「菊花展」で見た花です。
’201116 乳白を帯びた桜色の’南砺ミルキーピンク’ ?
南砺ブランド(富山県南砺市)のスプレー菊26種類の一つです。
スプレー菊は摘蕾を行わず房咲き仕立てとした菊のことです。
こちらもスプレー菊’紅花御殿’
赤紫の花びらで縁が白く重なって咲き中心はオレンジ色の花です。
スプレー菊は、西洋でも品種改良が盛んで、特徴のある品種がたくさんあります。
次に「国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑」で見た「食用菊」(別名:料理菊)です。
食用として栽培されている菊は約60種。
青森県南部地方特産で黄色の「阿房宮」と、山形県で「もってのほか」と呼ばれる淡紅紫の「延命楽(えんめいらく)」とが代表的とのことです。
食用菊 ’アボウキュウ(阿房宮)’ 主に「干し菊」にして利用するようです。
刺身のつまに使われる小さな食用菊(小菊)は「つま菊」といいますが、「こまり」「秋月」など5品種ほどあるそうです。
つま菊を食べる人はあまりいないと思いますが、私は千切りの大根も食用菊もなんでもいただきます。
名前の由来は、秦の始皇帝が菊を愛でたという宮殿の名から「阿房宮」から名づけらたそうです。
食用菊 ’もってもほか’ (延命楽?)
名前の由来は、天皇家の菊の御紋である菊を食べるのは「もってのほか」や「もってのほか美味しい」という意味からだそうです。
花びらの部分をお浸しや和え物などに利用するそうです。
’もってのほか’には「延命楽」「出羽もって」「早生もって」など様々な品種があり、 花びらの色や形なども様々。
山形県の他、秋田県や新潟県でも栽培されていて、新潟県では’思いのほか’と呼ぶそうです。
因みに食用菊の生産量は愛知県がトップで、小菊(つま菊)の生産が盛んで、この分野でのシェアは全国の約9割とのことです。
小菊以外では山形県が生産量で全国1位だそうです。
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