晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

久しぶりの岩屋山

2012年09月05日 | 
今回の長男の帰省は大事な用件がありました。それに合わせて時間が取れず「じゃあ市内の山でも良いよ」というアチさんの了解の元、久しぶりに岩屋山へ登ることにしました。市内の山に見向きもしないアチさん故に、私にとっては好都合です。思えば昨年11月末にそよ風さんの号令の下、山仲間が集結した登山以来です。それにしてもあの隠し田の遺構は凄かったなぁ!
登り端は里山でも涼しいと感じられましたが、10分もすると蒸し暑くなってきました。


ヤブミョウガがもうぬばたまの黒い実になっています。

 


山頂は常連さんらしき人らが声を掛け合ってそれぞれ話されています。まるで街角で出会ったみたいに立ち止まって近況を交わしている風情は岩屋の良いところだよなぁ~、男性が無水鍋で本格的に昼食を作っている姿なんか微笑ましく、嫌いじゃないなぁ~と感心していると、あれよあれよいつの間にかアチさんは先に足を進め姿が見えなくなってしまっています



ランチは超早い11時前には摂り、息子を迎えに下山開始です。

今年お初のカワラケツメイに出会えました。マメ科なのにマメ科特有の蝶形の花でなく、豆果は長方形でくびれがありません。似ているクサムネと若干違いますね。


もう赤く熟しているのは何だったっけ?う~ん、ここまで出ているのに思い出せない・・・。あっ、ゴンズイでした!
秋の七草オミナエシにオトコエシも咲いていますね。

 

サイヨウシャジンも大好きな花!

 

クサギの葉は臭いけれど、花は甘ったらしい匂いで蝶を引き寄せます。



息子からの電話を待って六部堂前でコーヒーを啜っていると、六部堂前にある説明書きがなかなか面白い。

岩屋に来た六十六部(僧)の脚気が悪化した。断酒をしなければならなかったのに、彼は酒をやめることができずに亡くなってしまう。死ぬ前に彼は「吾生きて空しく、年月を経たるのみ死後に於いて、脚部の病苦に患む者は吾を祈らば必ず誓って病苦を救はん」と言って息をひきとったとの謂れが書いてありました。私の父のように大酒飲みは酒を止められないものらしい・・・。祭日は8月31日となっているが、果たして先週あったのだろうか?

六十六部(六部)とは法華経を六六部書き写し、日本全国66か国の霊場に一部ずつ奉納してまわった僧をいう。鎌倉時代から流行し、白衣に手甲・脚絆(きやはん)・草鞋(わらじ)がけ、背に阿弥陀像を納めた長方形の龕(がん)を負い、六部笠をかぶって諸国をまわったらしい。












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4 コメント

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ちょっと反省 (マッスル)
2012-09-07 05:01:37
おはようございます
岩屋山の 「カワラケツメイ」 をのぞきに来ましたが、
六十六部の話で、酒飲みの私は反省させられ
今日からは少し控えようと決心しました

たぶん、今日の夕方までだろうと思いますが(笑)
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お仕事いってらっしゃい! (bamboo)
2012-09-07 06:58:51
>たぶん、今日の夕方までだろうと思いますが

そうでしょう、そうでしょう。
時々、父の墓碑に遺言どおり
焼酎をかけてあげてます(笑)
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東京だより (ばにら)
2012-09-08 09:17:11
昨夜も東京のSさんのおかあさんから電話があり、このブログを楽しんでいるとのことでした。
サギ草の写真がきれいで、じっと見つめたそうです。
まだ、お返事をしたためることはできないそうですが、そのうちコメントがくるでしょう。
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嬉しいですね! (bamboo)
2012-09-08 21:56:43
ありがとう、ばにらさん!
ばにらさんへの返信の場を借りて
Sさんのお母様へ☆~

過去の記事まで見て下さって本当にありがとうございます!コメントが戴ける日を楽しみに待っていますね
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