晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

井原山でニリンソウのお花見 その①

2010年04月03日 | 
沢の流れに耳を傾けているかのようなニリンソウの一群れ

ルート   水無登山口~水無鍾乳洞第2洞分岐~(水無・新村ルート)~新村分岐~佐賀県新村登山口(引き返して)~新村分岐~水無ルート分岐~水無登山口

メンバー   pole-pole&bamboo

ニリンソウが咲くにはまだ早いとは思ったけれどまずは行ってみることにしました。
登り始めて登山口近くのニリンソウはまだまだ蕾状態がほとんどです。



午後下りる頃には開いてもらえるかもしれないと気を取り直していると、傍らにヤマエンゴサクの薄紫の花が微笑んでいます。先日多良でのジロボウさんとの相違点を観察できるチャンスが早くも廻ってきましたよ。
花の付け根の小さな葉がぎざぎざなのでヤマちゃんです花の色で見分けるのは感心しません。



ユキノシタ科チャルメルソウの種類は多く見分けがつきません。一度マクロでカメラのレンズを覗いて、肉眼では見えないアンテナのような花を発見した時はびっくり!地味な花と侮ったら、ユニークな味わい深い花々との出会いはそれまでです。我々ヒト科と同様、植物の世界も外見で判断したらいけません。



「そうだ、タクさんから佐賀県側登山口新村からの取り付きが分かりにくいと聞いていたので、今日は検証登山を兼ねて、佐賀県側へいったん下りてみようよ」の提案に、pole-poleは快諾してくれました。。
こうぞう岩の手前、水無鍾乳洞第2洞分岐から入り込みます。沢はガレ場となり歩道がはっきりとせず荒れていますがテープをたどれば大丈夫。歩行者が少ないので植物は護られているようです。



30分ほどで三瀬峠からの井原へ続く縦走路に出ました。



途中人懐っこいイタチ科の動物にも遭遇し、新村別れから雑木林と杉林を抜ける道を倒木をまたいだりくぐったり。25分ほどもすると背丈ほどのミヤコザサが生茂っていました。ヤブコギを我慢して林道に出るとログハウスの廃墟が目の前に現れました。歩行者が少ないルートらしく荒れていますが、ここから(新村登山口)登れば福岡側に車を回す時間が3、40分は節約できるので便利。



試しに左へ入ってみると、送電線を引くための作業路が整備されていました。資材を運ぶ道なので、自然歩道路みたいな登山者を無視する木製擬似階段とは比べ物にならないぐらいの歩きやすさ!こんな風に通して欲しいものです。



引き返して新村分岐点へもどり水無しルート分岐から下山。井原山頂へ行かなくとも今日は充分な収穫です。午後から晴れるという天気予報は当たり、ニリンソウの開花を期待しながら足取りは自然と早足になりました。



        

        


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
4日でした (マッスル)
2010-04-06 18:08:29
私は4日に出かけてきました。

まだまだ花粉がたくさん飛んでいるので、水無往復の短時間でしたが 「トウゴクサバノオ」 を初めて見ることができて大満足でした(喜)
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そうでしたか(^^♪ (bamboo)
2010-04-08 16:54:49
「トウゴクサバノオ」は見つけられませんでしたが、シロバナナガバノスミレサイシンには会えました。名前を思い出せずにいたので、マッスルさんのHPでやっと記憶を取り戻すことができて大助かり
ありがとうございました。
マッスルさんのHP中でジロボウエンゴサクと同定されているのは、花の付け根の葉がぎざぎざなので、ヤマエンゴサクではないでしょうか
私の思い違いかもしれません・・・
勉強になるので教えて頂けたら嬉しいのですが・・・
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そうですよ (マッスル)
2010-04-08 19:22:53
そうですよ、葉がギザギザしているのが 「ヤマエンゴサク」 で正解ですよ(笑)

私の文の書き方が分かりにくかったですね(反省)  修正しておきましたので見てやってください。

今度の週末は少し天気が下り坂みたいですね(残念) 行きたい所は「井原山」の他にも、「平尾台」 「雲仙薊谷」 などたくさんあるのですが……。

何とか持ってほしいですね~
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てへっ、私の読み不足(*_*; (bamboo)
2010-04-09 19:02:00
もう一度読み返すと
>ジロボウさんたちはまだまだ寝てますね~
と表現されていましたね。
ごめんなさいでした
私のすみれの画像はシロバナナガバノスミレサイシンで良いのでしょうか?

明日、「雲仙薊谷」は交差縦走する予定です。仁田峠を中心に島原大野木場からと仁田峠から右回りで周回します。
国見岳の風穴も確かめてきますね
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