晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

多良岳 オオキツネノカミソリ

2021年07月22日 | 

今年のみの連休初日です。予想はしていましたが、8時過ぎには登山道の駐車場に車は溢れて林道の脇にも鈴なり状態。北九州や福岡などからの県外ナンバーもたくさん見られます。さすがに九州でも名高い大狐の剃刀群生地と云われるわけです。昔、イギリスのネイチャー誌にも掲載されたと聞いています。山頂近くにこれだけの花畑ができるのですから圧巻の景色です。

古人が造った炭焼釜は使われなくなっても、花たちは咲き続けているんですよね。

谷あいに時折りかなかなと物寂しく響く蜩の鳴き声。耳を傾けるかのよう

 

六体地蔵の崖にはイワタバコ

水場にはサンショウウオの稚魚が数匹泳いでいました。

 

モミジガサとオウギカズラ&ニガクサ

 

前から気になっていた金泉寺山小屋は3月から山仲間たちの有志で運営されるようになりました。

清潔感漂う1階スペースには寄付で購入した真新しい薪ストーブが山を想う心を照らすように灯っています。

 

 

2階の部屋も掃除が行き届き、ワックスがかけられ床はピッカピカに磨き上げられていましたよ。

20代の頃に初めて泊まった時は年配の女性が独りで管理され、それから2人の管理人さんに引き継がれた歴史を思うと胸が熱くなりました。おそらく今日も200人ぐらいの登山客が訪れたのではないでしょうか。今夜、お泊り予定の人たちにヒメボタルが光ってくれたかな?

 

 


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