『三鷹の居酒屋』

三年前から、どこか？違和感のある店主だった。



特に、いつも稼げるわけでもなく・・・

別にお客さんの要望もないのに『誕生日会』と言う名の、集金に来店されたお客さん。






三度目の正直と言う事で、僕は「手品は要らなくないすか？」と「お客さん、毎年、別に手品を期待してないけど・・・」


と、やんわり断っているのに、

何故か？




俺を呼ぶ。




まぁ、俺も行かなきゃいいんだけど・・・「今回は大丈夫だよな？」と、違和感を消そうと、良き思い出を作ろうと。



しかし、今回は流石にブチギレ。





色々、やり取りを終えた最後。



今日は俺の誕生日だから「金」とかは抜きにして「気持ち」で来て欲しい、だって、、、、。






そんな、あんたの誕生日を祝う気持ちなんて、1mmもないって、、、0だよ。







だって、お前さ、一回も俺に「水」さえ出した事ねぇーじゃん。


普通、呼んだら、「お茶の一杯くらい」出すぜ。



基本的に、出さずには居られないと言うのが「気持ちある人間」のやる事。

水を出さないなんて、普通、無理なんだから。



なのに、誕生日含め、数回呼んで貰っているが、いつもお客さんは手品に興味なし。


俺に、水も「何も」出さない。



ハッキリ言って、そんな奴、人間じゃない。