日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『だって自分が、』

2016-10-12 | 曼荼羅タイト
さっきまで、周りに俺の酒を飲む奴等が沢山いたけど、帰ってくりゃ、コンビニのシュウマイも食べてくれない。

もちろん、俺の万年筆は物を食べないし、

電球だって、電源さえ入れれば、言う事を聞く。


ネクタイを外して、いつもの自分に戻ろうとするけど、いつもの自分が、どんな人間なのか、


もう解らないし、解らなくてもいい。

そんな時でも、何かが欲しくて、



映画を再生するけど、10分も持たずに消したりして、



あいつの嘘の証拠を探そうとしたりして、みつけたって、突き付ける勇気もないんだ、本当は。


ふと、さっき脱ぎ捨てた背広を、ハンガーに着せて、窓を開け



空気を入れ替える。