桃とかなへび

いらっしゃいませ。

七月七日、人間ドック

2023年07月09日 | ぼくらはみんな生きている
会社を休んで人間ドック。今回は脳のCT検査のオプションを入れた。この週は水曜から福助が出張で不在のため、2日ほど夕飯に納豆ご飯食べたり自分のことだけして、週末の合奏がなくて、余裕があった。
リラックスはいいことなのだ。血圧なんてすこぶる良い数値。
3年ぶりの肺機能検査は、今は数値が知らされず基準値を満たしているかどうかだけで問題はなかった。でも機器のグラフを見ると、いっぱい吐き出して3ℓくらい。最後に測った時は4ℓ近かったはずだから、コロナ禍で相当衰えた。自覚しているだけに、これはイタイ。
メインイベントの脳のMRI、以前義姉のご主人が定年前になんとなく受けた検査で梗塞がみつかり、すぐ手術して事なきを得た。私も自覚症状は全くないが、一度受けてみようと思い立った次第。4万円近くかかる。温泉に行けるとか考えてはいけない。
MRI検査は音が大きいのでヘッドホンを使う。耳栓しますかと聞かれたが、そこまでいらないだろう。
なるべく動かないようにと言われ、気分が悪くなった時に押すボタンを渡されて、ベッドが筒の中に入った。次の撮影は30秒以内です、とかいちいち音声で教えてくれて面白かった。することないので正解ではないだろうが、言われた秒数を頭の中で数える。目は開けなかった。長い撮影で3分、60を3回数える。確かに聞こえる音はいろんな種類がありガンガンうるさい。
数を数えることに羊効果(?)があったのか、約15分の検査の後半は寝てしまった。
気づくと検査が終わってベッドが動いていた。ゆっくり起き上がって下さいね、大丈夫でしたかと声をかけていただいたが、後半寝てましたと答えたら、それはよかったですとニコニコ送り出された。

いろんな検査の後、すでに結果が出ているものについて医師による説明を受けた。概ね問題ないようだ。しかし年齢的に少しずつ腎臓機能の低下が見られます。今はいいけど気をつけましょう、ひとつしかないのだから。
そして意外だったのは事前問診でチェックした睡眠についてだった。
長く眠れなくて3時間くらいで必ず目が覚めます、その後またすぐに眠れるのですが。
医師は、それでは深く眠れず疲れが取れません。眠れない疲れやストレスの原因には終わりがありますか?
ありますと答えると、それはよかったです。でも無理せずに、眠れなくて困ったら薬を処方することもできますし、鬱や不眠の相談もできます。

医師に労わられてハッとした。
私、忙しくて疲れていたんだ、睡眠に支障が出るほど。身体の方が正直なのだ。
自分の身体と向き合えるヨガを辞めて3年半になる。
冷静に考えると、例えば腎臓に支障が出たら、頑張ってる場合ではないと、何を辞めるか自分で決めるだろう。睡眠を侮ってはならないということか。

もうわかってしまった。身体的にはぶっちゃけ忙しい。精神的には一番苦手なことをしているギターと、もっと気楽に向き合わねばならない。修行の先にしか本当の楽しいはない場所なのに。申し訳ないけど、今全部は弾けない自分を許して、皆さんの邪魔しなければOKくらいにハードルを下げる。私は、弾きたくて弾いているのに気にして緊張している。
これがずっと続くわけではなく、60才で今の仕事を辞めたら状況を変えられる。また働くにしても近い職場を選ぶなど、できることは必ずある。
コロナ禍で毎日夕飯を真面目に作っていたが、もう少し手を抜いていいかもしれない。一人なら、こんなにリラックスできたのだから。

私は疲れたおばさんなのだと思い知った。そこそこ楽しくやってるつもりだったけど、健康を損なったら元も子もない。
1週間くらいすれば脳のCTを含めた検査結果が送られてくる。しっかり見てちゃんと受け止めよう。

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