桃とかなへび

いらっしゃいませ。

梅雨入り前

2024年06月12日 | ギターを弾く
弾けない自分を許すにも程がある。
これはよくない書き方ね。
できるだけ練習しても(本当は精一杯練習してもと書きたい)弾けないなら、仕方ないので、無理に弾こうとして合奏の邪魔をしないように、弾けるところを弾けばいい。(と思うこともできる)
しかし、ろくに練習ができないこの現実。

時間のなさと気力体力に限界を感じている。仕事してご飯作って片付けて、練習しなきゃ一生弾けるようにならないのに、疲れるとまるでギターに手が伸びない。
12月から毎月、合奏のない週末に有休をつけて九州の実家に帰っている。最近ようやく母に要支援の介護保険が適用され、ケアマネさんが決まったところ。私がひとりで頑張ればそれだけ物事は進むが、自宅に戻った後に必ずどっと疲れが押し寄せる。
自分の都合だけで帰省する日にちを決めることも難しくなってきた。

今の仕事は60の定年で辞める。雇用の延長もできるし是非にと勧められたが、片道1時間半はもう辛い。何より時間がもったいない。
定年も定演も10月。
それまで仕事はきちんとこなして引継ぎをしたい。社内の別部署から誰か来てくれるならかなり楽なのに、新たに採用するとのこと。引継ぎの日数はその人のスキル次第か。
その後転職するとしても、メキシコから帰って、10年お世話になった職場なのて、心置きなく終わりたい。
そして母の介護には私しかいない。苦手な母に私がどんなに時間とお金をかけても、何もしない兄より好かれることはないとわかりきっていても、見捨てることはできない。

やめるのは、下手なギターしかない。
ちょっと違う、合奏しかない。

本当は会社の人には最後だからと、友だちには還暦祝いに定演聞きに来てって誘いたかった。近年にないお客様に優しい、わかりやすいプログラムなのだ。
しかしこんな状況、満足に練習できないのに聞きに来ては厚かましい転調が17回もある、弾けたらかっこいいに決まってるあの曲を、あと4か月でなんとかできる気がまるでしない。もう誰も誘わない。

今はまともな心身を取り戻したい。へとへとなのにあまり眠れなくて、毎日2、3時間おきに目が覚める。
そんなわけで10月まで休部して、今回の定演には出ない。いてもいなくても大勢に影響はないので、後ろめたさはない。少なくとも「練習しなければ」と気にすることからは逃れられる。
ギターは忘れないように、全然別の何かを弾いていたい。

しばらく書くこともできなかった。
やはり少しおかしかったのだろう。

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