桃とかなへび

いらっしゃいませ。

鰻と白秋

2024年05月07日 | おでかけ
柳川は鰻屋さんだらけ。そこら中に鰻を焼くいい匂いが漂っている。
お昼は鰻、当然の贅沢である。
本吉屋さんで、名物の鰻のせいろ蒸し。

夫と息子と3人で、ほぼ無言、ひたすら食べた。
美味しい〜
なんか元気出るよね。気分が大事。
店を出ると行列ができていた。

腹ごなしにぶらぶらお堀端を散策した。翌日からお祭りだそう。残念な気もするが、おかげで好天の下ゆったり行楽できた。

北原白秋の生家と記念館。生家は大火で消失したのを再現している。酒の蔵元で、白秋は19才まで過ごした。




靴を脱いで座敷に上がることができる。
ふと見た本棚に、文豪の著作の初版本(復元)がある。


手にとってよいですと? ありがたく眺めました。



展示館は白秋を偲ぶ品々と文学や柳川の歴史など。沢山の詩、短歌に童謡、校歌の作詞も山ほどあった。

白秋も多く手がけた唱歌、中学の時の音楽の先生を思い出した。
中学には地味な合唱部があったらしいが、文化部発表会は運動部は試合の時期なので、全く聞いたことがなかった。
3年生の時初めて合唱部を聞いて、プログラムに独唱があって驚いた。「平城山」と白秋の何かだったと思う。中学生にこんな音楽があったのか。独唱の二人とも緊張を感じたがよく声が出ていた。すごいなって尊敬した。
先生は声楽を専門に学んだ方だったのだろう。指導者に出会えなければ、田舎ではありえないことだった。
私は感動したのに、先生を馬鹿にしてちゃんと授業を受けない生徒がいたりして、疲弊されたのか、先生は着任して2、3年で退職されたと聞いた。

そんなことを思い出しながら資料館を見学した。
庭にはからたち、青い棘に青い実。





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