桃とかなへび

いらっしゃいませ。

マンモトーム生検

2013年08月08日 | 日常
昨日受けた検査は、マンモトーム生検。
乳房内にできた疑わしき病変の組織を一部取り、病理組織診断を行う。

人間ドック時の健診で3年ほど前から乳房腫瑠があった。
マンモグラフでは映らずエコーのみで確認されていた。
大きさは径の大きい方が7mmで、自覚症状は全くない。

ずっとこの状態なので、経過観察ということでおさまっていた。
しかし今回、国外引越しが決まったので、
じゃあ一度生検して白黒つけときますか、ということになったのだ。

当日の生検後はシャワーもダメらしいので、自宅で済ませて昼前にバスで出かけた。
まずお昼を食べて、病院へ。

受付を済ませて日帰り手術センターに行くと、手術着に着替えてくださいと。
そして洗面で化粧を落とす。
化粧しないで来て下さいといわれていたけどすっかり忘れていた。
この陽射しの中出かけるのに何もなしというわけにはいかないだろう。
更衣室内の洗面にはちゃんとメーク落としの洗顔料と化粧水が置いてあった。

更衣室を出ると、カーテンで区切られたベッドのひとつに案内された。
血圧を測って、名前やバーコードの入ったタグを手首に巻く。
血圧は、116~75、ごく普通だ、緊張もしてないらしい。

しばらく呼ばれるまでベッドで待機した。
有線なのかインストでジュディマリやエレカシ、カドが取れすぎてなんかおかしい。
テレビとイヤホンもあって、利用することもできたのだが、
横になったらあっという間に寝てしまった。

カーテンの向こうから名前を呼ばれて、
2階に針を刺す部分のしるし付けに行く。
ガウンをもらって手術着のうえから羽織り、
ひとりでてくてく移動した。

超音波で見ながら技師さんがしるしをつける。
油性のマジックだった。
先生も来て超音波の画像を見ながら確認。
多分乳腺の塊だとは思うけどね、こればかりは調べてみないとわからないからね。

日帰り手術センターに戻って少し待機したら、
看護師さん登場、お尻にお注射(笑)意外と痛かった。

そこから歩いて手術室コーナーへ。
入口で手術室担当の看護師さんと引継ぎ。
名前を言って、手首のタグのバーコードをピッ。

引継ぎ作業をするために座った広い廊下の椅子、
目の前の扉に「採卵培養室」と書いてあって、
ああそうか、いろいろあるんだよなあと複雑な気持ちになった。

手術室に入り、上向きに寝そべる。
ここはクラシックなんだな。なんかのピアノ曲。
また血圧を測って、右手の指先にクリップのようなものをパカッとかぶせられた。
血圧は先ほどとほとんど変わらず、クリップは血中酸素濃度を測るものらしい。

左胸中心にかなり広い範囲をイソジンなどで消毒される。
つめた~い。
そして麻酔、この注射は針を刺すときより薬剤が入るときのほうが痛いなあ。
患部に穴を開けた青いシートをかけられて、スタート。

仕組みとして、直径4mmほどの針を刺して針の横面から組織を吸引。
先生が超音波の画像を見ながら、「はい開いて」で機械がカタカタ(多分吸引)、
みたいなことを数回繰り返して、終わり。

胸の横の方の針を刺した部分にテープを貼って、
5分ほど先生がグッと手で押さえて止血。
胸の上だから若干息苦しいけど、これくらいは必要かも。

そのあと周囲を拭いてガーゼを当てて伸縮テープで固定して、
手術台からストレッチャーにずりずりと横移動。
空きの手術室で看護師さん(新人さんか研修かな)に再び傷口の圧迫、これは10分。
苦しくないですかと気遣ってくれたが、先生よりずっと力はなかった。
大丈夫かとは思ったが、初めてなのでちょうどいい力の入れ具合なんてわかりません。
ここの音楽が昭和歌謡で「ダーリング」に「夜と朝のあいだ」←ピーターね。
選曲(選局か?)の基準は全く不明。

止血が終わったら、自分で歩いて手術室を出た。
最初に待機したベッドに戻って、しばらく休んでください。
注射に眠くなる成分も入っていたので、またもあっという間に寝てしまった。

ふっと目が覚めて、少しぼーっとしたら、
もう着替えて帰っていいと言われた。

更衣室で着替える時、手術着についたイソジンや血を見て、
ああ思ったより出血するものなんだなとわかる。
お風呂に入れないので、体に残った汚れを濡らしたタオルで拭きとってから着替えた。
移動時に肩にかけてもらったタオル、ここまで持ってきてよかった。

日帰り手術センターにいた時間、13~15時、約2時間であった。

伝票持って会計へ。あらかじめ大体の費用を聞いていたのでお金は用意していた。
本日の会計、25000円弱。
止血と痛み止めの薬をもらって、終了。

時間は短かったけど、思ったより疲れた。
麻酔だの痛み止めだの体に入ってるのもきいている。
普段薬なんか飲まないから、たまにこんなことがあると体が薬疲れするのかな。

面倒くさくなって、帰りはタクシーに乗った。

家に帰ると、福助が出張から帰ってきていた。
自主的に洗濯をはじめており、助かるわあ。
私はまたソファで寝てしまい、夕飯は買ってきてもらった。
ほっともっとのお弁当なんて、一体何ヶ月ぶり?
幕の内弁当はガツンとボリュームがあった。これで栄養は大丈夫。

マンモトーム生検、意外と大変だった。
体は疲れる。
当日はお風呂に入れないし、テープガンガン貼って固定してるからかぶれは心配。
今朝もテープの端から少しめくって、かぶれてないか見たら、
一部、ちょっと膨れて痛かった。そこはテープをはがしてある。

夏の盛りに受ける検査ではなかったな。
でも、緊急を要する時は夏だの冬だの言ってられない。
緊急じゃなくて、よかったというべきか。

今日は仕事がなくてよかった。
薬を飲むとやはりいくらかぼーっとするし、いくらでも寝られそうだ。
早く薬無しの生活にしたい。

結果は来週末なので、また病院に行かねばならない。
実に面倒くさいが、仕方ないね。



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