Thinking of you

旅行記や映画の感想など日々の暮らしを徒然なるままに残しておきます

お通夜

2005-01-27 22:35:30 | 徒然なるままに
今年に入って、二度目のお通夜である。
今日は祖父の弟の奥さんという、遠いんだか近いんだか分からない親族。だが、祖父が早くに亡くなったために、祖父の弟というのが私の父にとっては父親代わりであり、私にとっては祖父代わりの人だったのだ。
祖父の弟というのは数年前に既に亡くなり、子供さんも居ないことからこちらの親族で葬式を執り行うということになったのだ。
ここ、五年ほどはずっと病院だったし、二、三年前からは既に誰が誰だかわからなくなっていたとのことで92歳。一昨日ぐらいから昏睡状態で、眠るように逝ったとのことだから大往生だったのではと思う。

数年前に親族の三回ほど葬式が重なったことがあって、駆り出される従妹達が受付やらをするので、こう言っては何だが慣れていたりする。
慣れるのもどうかと思うのだが、結婚式や出産祝いなどのめでたいことよりも葬式で従妹達と会う回数が多いというのも問題かもしれない。
う~ん、父の代はともかく、余り接点がなかったので私や従妹達にとっては正直、哀しいという感情は湧かないお葬式だったせいか、いろんなことを考えさせられた式だったかも。
でも、血縁関係者がいないのに葬式を執り行ってもらえるだけでも、実は凄いことなのかもしれないと考えると、私の葬式はどうなうんだろうと思う。
まあ、究極は海に灰をまいてもらえればいいと思っているんだけどね。

死は無だと思う。
魂も霊魂も、前世も黄泉の世界も信じては居ない。
死は、死でしかない。
それ以上も、それ以下も意味がない。
唯、生きている人間にとってのみ、それは大きな意味を持つのだ。