堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

戯れに語る!〈続二月二十四日〉

2011-02-27 22:38:43 | 日記
〈戯言・続昨日二月二十四日〉

話しを聞いて、自分(伴州堂)の感想としては「話す、聴く」機会(方法・場所)を受け皿を増やす事からなんだなと。

人との繋がりを増やす、繋がる為には互いに知り合わなくてはならない、知り合う機会を増やす為に場所を創る、そこで誰でも気軽に来れるコーヒーサロンを創ったと言う事である。

袴田住職さんが、エプロンしてコーヒーサロンに出ている映像を観たのである。

サロンの名は『よってたもれ』である。
図書館が入っている施設の一角に開いたとか。

此町は人口約四千人で、老人人口は約千五百人(38.9%)だそうである。

さて、自分(伴州堂)は、

『御寺でカフェをやろうとは思わなかったんですか?』

と、質問したのであった。
これは、御寺が地域の寄り合い所で共同体の中心の一つとしての機能を失って久しいと言われ始めているからである。

袴田住職さんは

『うちの地域ではまだ、寺が地域の共同体として生きてまして。また、より人が来やすい様に街中に創りました。』と応えられた。

本州では、昔から御寺に普段から御参りに行ったり、御祭や法要などの行事や何かあったら御寺に集まったり、御寺を通して地域の方々が繋がっていて檀家さん同志が知り合いというのは珍しくなかったそうである。(本州では、今でも散歩のついでに立ち寄れる御寺は多い)

北海道出身で今年四十三歳の自分としては、自分(伴州堂)がガキの頃でも御寺に気軽に御参りした記憶は、正直言って無い。

散歩がてら、ゲン担ぎや景気付けで、御参りしても善い事を、関東に十五年住んで、知ったのだった…。

しかも、本州では、その御寺の檀家ではなくても、散歩がてら御参りしても善いとは、驚きであった。

続く

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