堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

仏壇六種供養

2010-07-11 10:00:17 | 日記
『大日如来、金胎不二、大小内外宇宙理法、其法其道其教え極秘深遠、真の理の言葉と成るなり。          真の言葉感じ得るに三密行、身口意、御本尊の御前にて此身を以って合掌礼拝行い修め、此口を以って唱え読み行い修め、此心を以って想い念じ観て行い修め、始めて感じ得る境地なり。               是三昧実修の喜び即ち入我我入に依る法悦。                此実践、一心不乱の裏打ち表打ちに依る行い修め、御本尊との結縁、表裏一体一心同体一体全体、己の内外に強め高め深め広まる。

法は人に依り弘まる。人は法に依り弘まる。

心開き眼を開き始めるに辺り、御本尊の壇、仏壇に祈りの気持ち形に表し、六種の供物御供えす。六種とは閼伽、塗香、華鬘、焼香、飲食、灯明の事。即ち、御水、御浄め香、御花、御線香、御飯、御灯明の事。
         是、六波羅蜜、日々の実践徳目、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧と成る。

御水とは、とどまる事無く湧き流れ生きとし生ける物を育む施しをする心、布施の徳なり。

塗香とは、善良成る香りにて此身清く保つ教えを守る心、持戒の徳なり。

御花とは、汚泥に染まらず、厳しい現実に耐え忍び美しい花を咲かす心、忍辱の徳なり。

御線香とは、喧騒誘惑離れ折れず弛まず励む、細くとも長く静かに燃える心、精進の徳なり。

御飯とは、心身穏やか冷静冷徹寛容寛大善く保つ心、禅定の徳なり。

御灯明とは、自他共に正しく明るく照らす心、智慧の徳なり。

毎朝毎晩常日頃、喜怒哀楽を問わず、御本尊に向かい合い合掌礼拝する事は、我が身に仏の法が入り、仏の教えが入り、仏の道が入り歩む事。
我が身が仏の法を求め、仏の教え求め、仏の道を求め歩む事。

仏心、善く供え養い、祈り念じ信じ誓えば、感謝の気持ち育み、希望の灯人生を照らす。
          州堂 南無 』

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