しろいはね くろいはね

感情解放、ヒーリング、意識の目覚めをキーワードに日々の気づきを綴っていきます

奉仕とサレンダー

2020年08月05日 07時00分00秒 | 日記
人間としてこの世に生まれてきたのなら、
何かしら、誰かや何かの役に立ちたい
と思う方は結構いらっしゃると思います。

とくに、スピリチュアルに意識が
向いている方は、割とそういう傾向が強く、

自分の使命を知りたがる方、
何をしたら世界に貢献できるだろう
と考える方が多いような気がします。

そういう使命とか奉仕とか考えると、
何かすることを探してしまいがちですが、

思うに、宇宙への一番の奉仕は、
自分自身の人生を自分らしく生きること
何じゃないかな~と思うのです。

誰かに押し付けられた借り物の人生を
生きるのではなくて、あるいは、
自分自身を何者かに明け渡して
利用してもらうことでもなく。

よく、スピリチュアルで
サレンダー(明け渡し)とか言われますけれど、
自分自身をしっかり生きない状態で
何者かに自分を明け渡してしまうのは
違うかな~と、個人的には思います。

まぁ、私自身、何かが分かっている
霊覚者でも何でもない凡人なので、
間違ってるかもしれませんけれど、

自分を生きる前に
明け渡してしまっている人に特有の
フワフワした不安定さには、
非常に違和感を覚えるのですね。

恩寵に満たされて、確かなものに人生が
導かれている安らかさというのではなくて、

その状態でフワフワしていたら、
よからぬものには格好のカモに
なってしまうんじゃないか、と見ていて
実に危なっかしい印象を感じるのです。

霊性の成長のある段階では、
確かに自己否定というのはあると思います。

けれど、
それは自分自身への祝福とともにあるもの
だと私は思ってるんですね。

聖者や覚者はまた違うのかもしれませんし、
自己否定という言葉のニュアンス自体、
私はあまりしっくり来ていないのですが、

まぁいずれにせよ、
明け渡している対象が何なのかは
よく吟味した方がいいでしょう。

自分を明け渡す何者かがあるのだとしたら、
それは自分以外の何か別の存在なのではなく、
自分自身の存在を突き詰めて行った先にある
何かだと私は感じています。

だから、自分が信じられないから
何か別の存在に自分を明け渡すとかは
あり得ないと思うし、

それはただ手っ取り早く
「正解と思えるもの」や「力」を
手に入れたいがための横着、あるいは
現実逃避なんじゃないでしょうか。

実際、そういう明け渡し方をして
手痛い目に遭い、学びを差し戻されてる人、
少なくないと思います。

よく、有名人とかがマインドコントロールに
かかって云々とかいうのも、
同じ構図の話ですよね。

肉眼で見えない世界の話なので
そういうものなのかと盲信してしまう
人もいまだにあるのでしょうけれど、

自身の真っ当な感性に照らして
大きく外れているものは
やはり取り入れない方がいいだろうし、

安易に崇め奉ってしまうのは
止めた方がいいと思います。

あちらから選ばれて光栄だと
舞い上がるのではなく、

あくまで対等に、こちらからも
相手が自分にふさわしい存在なのか
吟味するくらいの意識で
ちょうど良いでしょう。

あまり霊格の高くない存在ほど、
横柄で偉そうにしますし、
相手を自分より下に見て
利用しようとしますよね。笑

そこに、相手の存在をリスペクトする
眼差しはありません。

何か大そうな存在に奉仕している
(使っていただいている)ことで
自尊心を満たしているように
感じる人もたまに見かけますが、

そこに自身のアイデンティティを
見出している人は、そのお役目を外れても、
劣等意識や虚しさ、無価値感に苛まれる
ことなく、自分自身を尊いと感じられる
でしょうか。

もしそれができたのなら、
それは本物なのだと思います。

お役目の前に、そういう自分自身が
しっかりできていないと、
勘違いしてしまいますからね。

だから、本物の奉仕をしたいと望むなら、
まずは自分自身をしっかり生きなければ
いけないと思うのです。

異質な異物に自分を明け渡すのではなく、
純粋に自分自身で在れ。

そのときに、最高の奉仕が
為されるのです。







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