しろいはね くろいはね

感情解放、ヒーリング、意識の目覚めをキーワードに日々の気づきを綴っていきます

顕在意識と潜在意識

2010年01月25日 11時33分51秒 | 日記

今日は顕在意識と潜在意識についてお話ししようと思います。

一般に、前者は目覚めているときの意識で、論理的思考をつかさどります。情報を分析して物事を決めたり、推理したりするのは顕在意識の分野です。

一方、潜在意識は感情や感覚、直感やインスピレーションをつかさどる分野です。潜在意識はこれまでのすべての体験を記憶しており、決して忘れません。善悪の判断もなく、そのままの情報を受け入れます。人称の区別もないので、私がそうなのか、彼がそうなのかといった区別もありません。また現実と空想を区別しないなどの特徴があります。

人間の意識の構造からして10%が顕在意識、80%が潜在意識、残りの10%が原始意識とか集合的無意識などと呼ばれ、個を越えて人類が共通して持っている領域と考えられています。このように、私達が普段意識している領域は、氷山の一角にすぎないのです。

顕在意識と潜在意識との間には、信念に合わないものは受け入れない、取捨選択をする門のような役割を持ったものがあります。これが出来上がるのは、8歳から10歳といわれており、その年齢以前の子供は、いわば本能と潜在意識の塊のような状態で生活しています。ですから、子供は空想が得意です。自他の区別も曖昧です。やっていいこと、悪いことの区別も、まだわかりません。

顕在意識と潜在意識の間の門の形成には、一般に養育者である親の影響を強く受けます。子供は自分では生きていけませんから、親の庇護を受けるために親の気に入るようにするのです。それは生きるための本能といえるでしょう。こうして親の言葉が子供の心にインプットされていきます。

これは人間として社会に適応できるようになるために、大切なプログラミングです。けれども一部、大人になったら必要でなくなるものもあるでしょうし、親はそう思っていても、必ずしもそうでないこともあるかもしれません。

大人になって自立して、自分ではもうすっかり忘れているかもしれないけれど、潜在意識の深いところからもう必要でなくなったプログラミングが無意識のうちに作動して、行動に影響していることがよくあります。特に強い感情と結び付いた経験(暗示)は深く刻まれますから、トラウマになってしまうこともあります。こうした負のプログラミングは、ある時期に解除してあげる必要があるかもしれませんね。

反対に、この性質をうまく利用して、成功しているイメージの感情をありありと思い浮かべて体験すると、潜在意識に深くプログラミングされます。潜在意識は空想と現実の区別がありませんから、潜在意識の総力を挙げて現実化に動き出すというわけです。

成功者の多くはこの原理を上手に利用していますし、そういった類の自己啓発書もたくさん出ていますから、どこかで手にされていらっしゃるかもしれません。プログラミングは、書き換えることのできるものです。一生、負のプログラミングを背負っていく必要はありません。様々なアプローチがあるでしょうが、ヒプノセラピーなどは有効な手段の一つといえるでしょう。

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