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南ドイツの昼下がり

日仏家族のドイツでの暮らし

引越し最終日

2008-07-03 | 日常・パリ
  バイバイサンマンデ!

3日間に渡る引越し最終日の私の仕事は朝9時にサンマンデの家にてETAT DE LIEU(壊れてないか、汚れてないか等の最終チェックのこと。これで敷金がいくら戻るかが決まる)を済ませること。本当は30分まえに行って総仕上げをしたかったけど、体調は相変わらずいまいちでもうどーでもいーな気分に。実際各部屋の点検中ちょっとすみませんと座らせてもらったほど。やはり6年半も住んでいれば壁の汚れや床の傷は多くなる。が、もちろん交渉する気もなく速攻サインして、管理人さんに挨拶をし、チェックアウトのためにホテルに戻る。空腹だったので途中のパン屋で最後のクロワッサンを買ったら激マズで最後までありがとうな気分。今はとにかく感傷に浸るより、一分でも早く引越しを終わらせたいってだけ。疲れきっていたのでタクシーで空港へ。とっとと荷物預けて出発までゆっくり休もうと思っていたのに、なんと予約していたフライトがキャンセル!!!あっちのカウンターに並んでくださいと言われた先には5組ほど並んでいて、20分経っても一人も前に進まず!倒れそうだったので周りの目も気にせず床に座ってたよ。やっと私の番が来て、一番早いのはエアフラの3時半のフライトだって。(今11時)もう何でもいいからそれにしてくださいと新しい予約の紙をもらい、とりあえずサンドウィッチを食べて一息つく。ターミナルを移動し、待つこと3時間。その上使用する飛行機が到着してないと更に45分の遅延。更に更に到着地の天気が一時的に悪く、離陸許可がでないと1時間遅延。短距離フライトに5時間も待たされ、死ぬかと思った。パイロットは「悪いとは思うけど僕らのせいじゃない」となんともフランス人らしいコメントを連発。怒。バゲージもベルトの故障とかで出てくるのが遅かったし、意図的に誰かが引越しを妨害してるとしか思えない!午後3時には着くはずが7時半。携帯もなく、連絡できずにいたので夫は私がどっかで倒れ死んでると覚悟していたようだ。マジで人生で一番しんどい日だったかも。すっかり荷物の運び込まれた新居に感動することもなく(夫ががっかりしてたが余裕がなくってねぇ)近所へ夕飯だけでもいっぱいいっぱい。とにかく無事に終わってくれてよかった~。

 バイバイフランス!

有終の醜

2008-07-01 | 日常・パリ
夫が引越し業者到着に合わせアパートへ行ってくれるので、その間少し休んでから所用を済ませ、昼ごろ行く。昨日詰め込んだダンボールがすでにトラックに積まれているところだった。はやっ。トラックが早く出発できるようランチを挟まず、1時半で運び出しが終了。友人にあげる予定だった冷蔵庫や電気コンロ、食洗機などは結局取りにこれないと言われたので、引越し業者のお兄さんがすべて(捨てた机や絵とかも)引き取ってくれた。まだ使えるので無駄にならずによかった。ROYALのテラスでサンマンデ最後のランチ。これで午後4時間はすべて掃除に使える。6時頃切り上げてホテルへ。このホテルさぁ、一番近い3☆ってことで予約してくれたんだろうけど、不便極まりない。なぜってバスもメトロは乗り換えなきゃならないし、タクシーで行くには近すぎるし、一番早いのが徒歩しかない。今日は夏日でジリジリ太陽が照ってる中、30分ほど荷物を抱えホテルまで歩く。体力が吸い取られていくよう。
仲のいい友人と最後のさよならディナーに出かけるので急いでシャワーを浴びて、支度をし、この時間ならタクシーより早いとメトロで7区へ向かう。これでまた体力が消耗。私達が選んだフランス最後の(ってたまには来るだろうけどさ)ディナーはイタリアンだし。デギュスタシオンのムニュにしたら2皿目が全然来ない。1時間以上待たされるし。味はどれもとっても美味しいんだけど、最後のデザートにスプーンが進まず、おかしいなぁ疲れかなぁと思いつつもおしゃべりを楽しむが、そのうちどんどん気分が悪くなってきて、トイレに篭ってしまう。気持ち悪いんだけど吐けず、ただただ苦しい。早めにお会計を済ませてもらい、外で待っていたら立っていることもできなくなり、気を失いそうだったので道で横になる。(汚いパリの道だけど気にする余裕もなくって)皆や店の人まで心配し、次々と色々話しかけてくれるが答える気力どころか内容を理解することもできず、これだけは避けたかったけど、下腹が痛くなり、手足の感覚がなくなってきたので救急車を呼んでもらう。ってか来たのは消防車だったけど、えらい早かったなぁ。とにかくお腹の子が心配なのでそのまま病院へ送られる。最後の夜だってのに、友人にお別れも言えず不覚。

限定の青いエッフェル塔

14区の病院へ運ばれたような。。(どこ探しても病院名が書いてなくって未だに謎)以前にも2回やってる発作と同じ症状だし、引越しの疲れと暑さと妊娠でストレスと疲れがピークを超えたんだろう。私自身は少し休めば治るってわかっていたけど、赤ちゃんが心配でね。フランスの救急は相変わらずで、ナースによる問診、血圧検査はあれど、医者に診てもらえるまで運び込まれてから2時間廊下に放ったらかし。これが一番疲れるんだってば!横になっていたからタクシーに乗れそうなほど復活。どうせ医者に診てもらっても疲れとストレスですねと言われるだけだし、その辺のナースを捕まえてましになったから帰っていいですか?と2回尋ねたら2回とも「次だから待て」と言われる。ストレッチャーごと個室に移動されたのでやっとかと思ったらそこからまた30分以上放置。もうムカついて心電図のコードを外し、そのまま救急を抜け出し、夜中の3時にタクシーでホテルに帰った。可哀想なのは朝6時に起きなきゃならない夫だ。出血がなかったことに感謝し、次の日も予定をすべてキャンセルして一日ホテルで寝ていた。ああ、最後の最後まで私のフランス生活ってー!!

名作

2008-06-18 | 日常・パリ
フランスを離れる前にどうしても行っておきたかったオランジェリー美術館。来て5年ほど改装中でやっと開いたけど、いつ行っても並んでいるので延び延びになっていた。今回手術後の手伝いとして来仏した母(だから必要ないって言ったのにさ)に付き合ってもらって、早めのお昼を済ませてから行くと、ビンゴ!平日昼時なので並ばずに入れた。想像以上にコンパクトだったけど、睡蓮の部屋は天井からの明かりが入ってとても綺麗。あのカーブした壁にどうやって貼り合わせたんだろう?(継ぎ目が分かる)不思議。地下はセザンヌ・ルノワールを中心としたコレクション。特にルノワールがよかったが、作品の間隔が狭く、天井が低めでこじんまりした印象になってしまうのが残念。




ライオンの口を覗いたら誰も並んでなかったので訪仏も5回目にしてルーブル初体験の母と美術館の梯子。広すぎて全部見てられないので、駆け足バージョンにて。それでもフランス大作絵画・モナリザ・サモトラケのニケ・ミロのヴィーナス・エジプト・イラン・メソポタミア文明・ナポレオンの家を見ただけで3時間以上歩きっぱなし。疲れてカフェに入りたくても、トイレが近くなるから嫌だと母が言うので見終わってから急いで帰宅して、やっと休憩。5時間歩きっぱなしで疲れたー。久しぶりに行ったルーブルはやはりすごいなぁ。これぞ世界一って内容と規模。素晴らしいけど私の一番がオルセーなのは不動。




終わらない・・・

2008-06-04 | 日常・パリ
気がつけば退職してから2ヶ月近い。毎週3回の外食に加え、週末二人でゴルフに行っているので、えらい出費が増えた。更に今月母が来るというのでアマゾンやユニクロでネットショッピングしまくり、友人から教えてもらったサイトでも色々買っちゃって、礼金の催促は既に来てるし、手術費用も全額戻ってこないだろうし(どっちにしろ保険は後から)、そろそろ財布の紐を締めなくてはならなくなった。引越しって何かとお金がかかるよね。(費用のほとんどは返ってくるのだが)新しい家具も電化製品も欲しいし、気をつけよっと。
一応開腹手術なので、手術後いつ体が動くか分からないし、夫は当てにならないし、なるべく今のうちに片付け&掃除を出来る限りしている。が、7年分のゴミはそう簡単に無くならない。とりあえず一日一袋ペースで物は捨てるようにしてるんだけど。今悩んでいるのが結婚祝いに貰った趣味の合わない物。やっぱ捨てるべき?(でも義ママチェックが入るかもしれないし)そして7年分の汚れも一筋縄では落ちない。キチンと掃除してればこんなことにはって?でも各部屋の天井・壁・床・ドア(しかも6枚ガラス入り)の掃除だけでも結構大変。それにどこまで掃除すればいいのか分からないし。壁とか塗りなおした方がいいのかな?素人が下手に触らない方がいい?壊したドアも何とか修復しないと。もちろん7年ということで敷金は当てにしてないけどね。はー、既に気が遠くなりそう。カーブなんて見ない振りしてるし。今度の家は清潔でミニマムな暮らしをおくりたい。(って引越しの度に誓ってる気が…)

パリ市庁舎(本文とは何の関係もありません)

食べ収め

2008-05-25 | 日常・パリ
来週から長期出張+ヴァカンスに発つ友人夫婦と引っ越す前に最後のディナー。手術のせいで引越しを伸ばしたといえ、早いなぁ、もうしばらく会えない人がではじめた。場所は久しぶりに12区のトルコ料理「LE JANISSAIRE」。北駅のそばに住む友人夫婦はこんなところに(良い意味でかな?)美味しくって、サービスもよくって、雰囲気もいいレストランがあるなんてと驚いてくれた。暑くはなかったけど誘惑に負けてテラス席。4人だからと夫が食べたがっていたムニュ デギュスタシオン(45ユーロ/人)。なんと12皿も出てくるのだ!もちろんポーションは少しで、トルコ料理定番からちょっと変わったものまで。ここは何度も来ているけど、このコースを今まで頼まなかったのを後悔したほど、美味しかった。また来なきゃじゃないか。
そしてここのところ続けて元同僚ともランチ。こちらももう一度行きたかった5区の韓国料理屋HANLIMやオペラのZENZOOランチを堪能。もちろん私が抜けたところで状況は変わってないどころか、更に悪くなっている職場で元同僚達のストレスも最高潮!愚痴を聞くのはまったく構わないけど、話を聞いていると仕事や人間関係のストレスが思い出され、寝つきが悪くなってしまった。本当にあの頃は酷いストレスを抱えていたなぁ。未だに毒が抜けてないし。とにかく残っている元同僚、(脱出)がんばれー!

結婚6周年

2008-05-10 | 日常・パリ
あっという間だったなぁ。来週旅行中に一番好きなレストランでお祝いするので、今日は特に何もせず。ゴルフ行って、カーヴ整理も兼ねた2002年のサンテミリオンと子羊のグリルで夕飯。ウマ。私の手術と異国へ引越しとビッグイベント続きの7年目になったけど、仲良く笑ってやっていこうね。
                  

自分メモ

2008-05-08 | 日常・パリ
バーを整理してたら出てきたポルトー5種セット。確か夫がリスボンから買ってきてくれたような。FONSECA RUBY PORTが一番美味しかった。