南ドイツの昼下がり

日仏家族のドイツでの暮らし

Oktoberfest 08

2008-09-28 | 日常・ドイツ
先週から始まった有名なビール祭りに行ってきた。今飲めないので正直あんまり興味はないのけど、せっかくミュンヘンにいるので雰囲気だけでも楽しもうと。晴れた日曜の午後にだったからか、ものすごい人手。「テント内で1リットルジョッキでだらだらビールを飲む」という漠然とした知識しかなかったけど、まあ基本はあってるかな。笑。ただしテントというより仮設レストランで、中も外も想像よりずっと立派。巨大移動遊園地もあるし、酔っ払いもいる(夜はまた雰囲気が違うらしい)がセキュリティーの数も多く、子供から大人まで楽しめる。年一回なのにコスチュームは凝ってるし、普段は室内禁煙だけど、このビール祭りだけは例外の法律を作ってしまうくらい、皆マジで熱い。席取合戦が激しいので4人以上は予約をした方が無難な気がする。相席する隙間すら見つからず、そのうち空腹で倒れそうになったのでテント外にあるスナックスタンドのはしごにしてもらう。
ピザプレッツェル・ローストチキン半羽・カリカリのローストポークのサンドウィッチ・ホットドック・ソフトクリーム・フルーツのチョコがけをどれも半分こ。ロースト系はどれも焼きたてジューシーでめっちゃうまい!ただしお値段も高め。テント内でしかビールを売ってないので、夫のためなんとか席を見つけ、ビールとコーラを頼む。妊娠してから本当にタバコの煙が耐えられないので、テント内喫煙OKはきつかった。禁煙テントも作ってくれ~。夫には申し訳ないが、気分が悪くなってきたので座って10分後には退場。ごめんよ、来年はもっと楽しめると思うんだ。

 
 

 

 


ご報告

2008-09-23 | お知らせ


8月中旬から早くも暑さが弱まってきて毛糸を触っていても平気になったから3年ぶりに編み物を再開した。冬に向けて単純な腹巻で手慣らしを。すっかり忘れていてただの2目ゴム編だっていうのに軌道にのるまで3度も解いた。ここを参考にしたのだが、紐通しのやり方は載っていないので適当に。ちんたらやっていたら3週間もかかってしまった。8月26日の戌の日に間に合わせたかったのだが、間に合わず母から送られた時点ですでにきつかった腹巻をまいて一応の安産祈願とした。こんなんじゃ効かないかな?

実は卵巣のう腫摘出手術2日前に妊娠が発覚し手術は延期、先日おかげ様で無事に安定期を迎えることができました。ドイツでの診察時ではのう腫の大きさが半分以下になっていて、ありがたいことにこのまま出産には影響ないようです。排卵がなくなったからだと思いますが、不規則な仕事・パリ生活のストレスの影響もかなり大きかったのではと疑っています。書き溜めていた過去記事もこれを機に数点UPしておきます。ご心配頂き、本当にありがとうございました。  -リツコ

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非日常・ドイツ編

2008-09-16 | 日常・ドイツ
ああ疲れた~。2週間も(最初1週間って言ってたのに!うそつき!)滞在していた義親がやぁぁっと帰っていった。フランスからはもちろん南仏からもめったに出ない人達なので、飛行機に乗るのは実に7年ぶり、ビジネスマンは日帰りする距離が彼らにとってはミュンヘン=地球の果てまで大冒険!に等しい。そんなだから一事が万事ああもうっ!!!だ。頭ガチガチの臨機応変度ゼロのバリバリ南仏人だから、自分たちとは違う生活習慣は受け付けられないらしい。何度言っても我が家の土足禁止ルールを覚えてくれない。最初は夫もいちいち注意していたが、彼らが帰ったら床掃除しようとこちらが諦めた。義ママに至っては夫から借りたカーナビのケーブルを「どこに仕舞うか分からなかったから靴の中に入れといたわよ~」って…、二人してもう言葉も出なかった。2泊3日でザルツブルグに行ったし、レンタカーをして2泊3日二人で消えてくれたが、それでも長かったなぁ。今の家はゲストルームもあり、トイレも2つあるのでサンマンデの1ベッドルームよりはかなりましだったけど、あまりに生活スタイルが違いすぎて長く滞在されるとしんどい。大体2週間も人の家にお世話になるのに手土産一つなし(いや彼らが選んだギフトで嬉しかったことないけどさ、でもねぇ…)って時点で私の常識を激しく外れてる。案外近い(ニーム→リール位)ことがわかったそうで次は車で来るそうだ。予約が要らない分、予定より滞在を延ばされそうで嫌だなぁ。切れた回数は温厚な夫が3回ほど、私?行動にだしたのは1回で、もちろん頭の中では数え切れないほど!

9月4日の義ママの誕生日にわざと合わせてやって来た。プレゼントはザルツブルグでモーツアルトのコンサート付ディナーに招待なのでそのパンフレットだけ渡す。初日はたった1時間のフライトで疲れて外食は無理だろうというので家で夕食。何が嫌ってフレンチのシェフ(義パパ)に手料理を作ることほど嫌なことはない。次の日は夫がお気に入りの和食レストランに連れて行きたいというので二日続けての和食は避ける。迷って決められなかったので、夫にメニューは決めてもらった。アペリティフはシャンパンとドイツハム・サラミの盛り合わせと缶詰以外食べたことがないと言う茹でとうもろこし(日本並みに甘くって感動したもの!)、赤ワインにして前菜はシンプルなグリーンサラダ、メインはジロール茸入りビーフシチュー、デザートは多佳子さんのフォンダンショコラにフランボワーズを添えたもの。概ね好評でホッとする。「味」にうるさいのではなく「違い」にうるさいのだ。野菜の切り方一つね。そんな彼らにも多佳子さんレシピは好評で助かる。キャラメルマドレーヌとりんごを洋ナシに替えたカントリーケーキはあっという間になくなった。それにしても彼らがいるとバター・砂糖・油の消費が当家比400%UPで恐ろしい…。

そして義親が帰る前日から夫はアメリカ出張に旅立っていった。この貸しは大きいからね~!!!!


レジデンツ

2008-09-14 | 日常・ドイツ
ドイツはフランスより敬虔なカトリックの国らしく、日曜日はすべて閉まっている。レストランはパリより開いているのだけれど、マルシェすら閉まる。夫が明日から出張なので遠出は避け、ミュンヘン観光することにした。ちょうど家からダウンタウンまでストリートフェアのようなものをしていて、ホットドッグ(激ウマ)やクレープ(厚めで美味しい♪)をつまみながら、私が以前から行ってみたかったレジデンツまでのんびり歩く。オーディオガイド付きで宝物館と合わせて9ユーロだったかな。軽~い気持ちで見学を始めたのでその質の高さと規模に一同唖然。引越しの際にフランス人(しかも悪評高い93県民)に散々同情・馬鹿にされ(ミュンヘンなんてド田舎だとかドイツは美しくないだの)たけど、ほんと素晴らしいよ!!行ったことのない国を価値もないと決め付けてないで、もう少し回りを見ればいいのにね。義親も例外ではなく、今回の初ドイツでその美術・生活水準の高さに驚いていた。今回2時間ちょっとしかなく駆け足見学になってしまったのが残念。もっと時間に余裕のあるときに再訪したい。

  

   

Lake Konigssee

2008-09-08 | 旅行・ドイツ
ホテルで朝食を取ってミュンヘンに帰る途中国立公園内の湖に寄ってみる。アルプスに程近く、ロッジ風のホテルやB&Bがたくさんあり、まるでハイジの世界。ケーブルカーで山に登ればイーグルズネストと呼ばれるヒットラーの別荘から絶景が見れるそうだが、私たちはボートに乗って奥にある小さな湖までハイキング(といっても15分くらい)のコースにした。観光客も多いけれど、ボートの数も多いので10分も待てば次の便に乗れる。大きなプレッツェルと水をおやつに買って、乗り込む。途中でラッパを吹いてエコーを聞かせてくれた。 

 

最終の駅から歩くこと15分、澄み切った小さめの湖に到着。周りの山々が湖面に映ってとても綺麗。

 
「バター売ってます」の看板に惹かれ、牧場へ。ついでにそこでチーズとハムとパンで軽食。新鮮なミルクがあったのでそれも飲み、車に戻る。どうもミルクは殺菌すらしてないほどナチュラルだったらしく、ミュンヘンまでの帰り道お腹がゴロゴロで冷や汗をかいた。ミルクを飲んだのは私だけだったがハムやチーズもあまり消化はよくなかったようで皆が調子悪く、夕飯は簡単なパスタにした。ここの牧場での飲み食いは要注意だ。

ザルツブルグ2

2008-09-07 | 旅行・オーストリア
昨夜の事もあって午後2時まで別行動することに。シンプルだけどきちんとサービスしてくれる朝食をとって、ミラベル宮殿まで川沿いを歩く。生憎の曇り空だけど、ミラベル公園から眺める景色は本当に素晴らしくって、長い間噴水の横に座って眺めていた。その後モーツアルトの家を見学。残念なことに家具などはすべてオークションで売ってしまったらしく、ピアノが数台と後は楽譜などの展示のみ。ビデオはなかなか凝っていた。ランチは軽くホテル横のイタリアンにしたがリピートは有り得ない味だったのでスルー。

 ミラベル宮庭園  ちなみに生家は外から見ただけ。

ケーブルカーに乗って丘の上のザルツブルグ城へ。間違えて見学コースの2から回ってしまったけど、1で屋根に上ったら丁度雨が上がったので良かったかな。上から眺めるザルツブルグもとっても綺麗だった。城内はたいしたことはないとネットで読んだけど私は結構楽しめた。景色を見るだけでも訪れる価値大いにあり。街に降りてウィーンで時間がなくって行けずに悔しい思いをしたDEMELカフェでお茶。義親はもちろんDEMELなんて知りもせず、ハイソ過ぎ、高過ぎとあまり気に入ってなかったが、気にせずザッハートルテとハーブティーを楽しむ。が、やはりここでもザッハートルテ、いまいち気に入らない。まずくはないのだけど、多分ザッハートルテ自体好みじゃないんだな。本家ホテルザッハーでもう一度試そうかな。



今夜はモーツアルトのコンサート付ディナーなのでホテルに戻り支度をする。たいした値段ではないが一応ドレスコードあり。老舗レストランの大きなホールで、席は到着した順に案内される。スープ・メイン・デザートの合間に有名どころのオペラ名場面を歌手二人とミュージシャン5人で演奏する形式。一抹の不安もあったけど、オペラやコンサートと比べなければ音楽の質もそれなりに高いし、料理もとても美味しく(特にレモン・シナモンスープは最高)、雰囲気もよく、かなり満足。私たちのテーブルのウェイターがちょっと気に入らなかったけどね。今度はこのレストランの普通の食事を試してみたいなぁ。義親も初めての経験に喜んでくれた。たまたま相席になった御夫婦がケベックからの旅行者でフランス語を話すので義親の相手をしてくれて助かった♪

 画像がよくないので小さめ

ザルツブルグ1

2008-09-06 | 旅行・オーストリア
義親付でザルツブルグを初訪問。キームゼーという湖によって昼食を取ったので2時間以上かかってしまったけれど、ミュンヘンから1時間半で来れる。ホテルは予約する代わりにこっちで勝手に選んだAltstadthotel Weisse Taube hotel 4☆。こじんまりとしたクラシックなホテルで私の好みではないけれどモーツアルト広場近くという立地はとても便利でよかった。午後は簡単に市内散策。小さな街だけれどお店も素敵だし、教会も中をみてまわったりすると結構時間がかかる。夕方大聖堂でモーツアルトコンサートがあったのでそのまま少し残ったが、教会内でアカペラってのは声が響きすぎてちょっと残念だったし、何せ教会の椅子の座り心地があまりに悪く途中退場。夕飯はホテルで勧められたオーストリア料理へ。(ま、とはいえ近いのでミュンヘンで食べるドイツ料理とあまり変わらないけど)私はローストポークにした。デザートにスフレが食べたかったけど時間がかかるというので泣く泣くザッハートルテに。う~んスポンジはぱさついてるし、ちょっと想像と違うぞ。一日中一緒だったのでぼちぼち夫が耐え切れず義ママとくっだらないことで喧嘩し始め、聞くに堪えなくって勝手にやってろとそのままホテルまで一人で帰った。南仏人は喜怒哀楽が激しすぎて一緒に旅行は本当に疲れる!

   

75%OFF

2008-09-03 | 日常・ドイツ
引越しを機にキッチン用品をかなり捨てた。一番捨てたのはIKEAで買ったものなのでこの先二度と買うもんかと決めたが、ティファールの鍋にもさよならした。テフロンがはげてきたし、安全性がどーの言われてるので真偽のほどは分からないが、どうせなら安全性の高いものに買い換えることに。せっかくドイツに来たのでドイツ製にしようかなーと近所の在庫一掃セールでWMFのお鍋を見てたら、英語の上手な店員さんにすごいお買い得があると勧められた。さっきも見たWMFの両手鍋+蓋3つに片手鍋がついた7点セットだった。確かに半額だけど109ユーロかぁと悩んでいたら「この値札から更に半額なのよ」という。え?54ユーロ?!まっさかぁと半信半疑だったけど本当だというので即決。そりゃこの値段なら買うしかないでしょ。一緒にレジについて来てくれ、半額を信用しないレジのおばちゃんと3分ほど口論。ドイツ語分からなくてもニュアンスと英語に近い単語なら会話が分かる。笑えた。WMFを知らない夫がネットで値段を調べたら片手鍋がすでにそれ位して驚いてた。片手鍋一つ買ったら蓋付両手鍋が3つもおまけでついてきたようなものだ。ああいい買い物だった。


いいねぇ

2008-09-01 | 日常・ドイツ
ミュンヘン生活はパリに比べ快適の一言だ。やぁっっっと「普通」の生活を手に入れたって感じ。夫はフランス人だがパリジャンではないし、夫婦共々パリとは本当に合わなかったようで、こちらに来てからなんでもないことでいちいち感動している。ってか夫はたぶんドイツ人なんだと思う。間違えてフランスに生まれちゃっただけで。笑。
新居はキッチン・ベッドが来てから更に快適に。ラッキーなことに一番近いスーパーがデパ地下の食料品売り場で、ほかと比べて少し割高だけれど、野菜やお肉など質は高いので大満足。フランスのスーパーより食材が豊富だし。中国産でなくオランダ産の大根・白菜・オクラ・しいたけ・エリンギなどが売ってるし、BIO製品も充実してるので豆腐や豆乳なども専門店に行かなくても気楽に手に入れることができる。



豆腐は木綿を更にしっかりさせた感じで、まだ試してないがチャンプルーとかに良さそう。もうひとつの使いかけのほうは厚揚げと薄揚げの中間のような豆腐製品。ひじきと煮てみたら美味しかったぁ。これらが手に入るおかげでレパートリーもかなり広がる。

 
そろそろやばいバナナがあったのでチョコもたっぷり入れてバターケーキ。記念すべき新オーブンでのお菓子第一号となったので載せておこう。