次

過去の連続なんだなあ
なんだよなあ
そう考えると、そうさ
結果だけが残ってゆくの

現在、というのも非常に見えづらい
あるだろうな、ということはわかるが、見えにくい

未来にいたっては見えない
そもそも概念であって、存在しないものなのだ。

ネクスト
次
明日
こんど
また

いろんな言いまわし、あるんだな

わからなくなくなくならなくもないこともなくない

自分でなんて

過去のものでできているなぁ
と思うよ
新しい絵を描くにしても
キャンバスは数日前に張ったもので
キャンバス地は数か月前に生産されたもので
麻布は一年前に織られたもので
麻は二年前に育てられたもので

あたらしいものは
遠くの方へ行ってしまった

ぼくたちが、ユメマボロシなのだった
駅前にある、歴史的な建築を残そうという運動
そういう運動をしなければならないっていうことは、この建物が お荷物になっているんだよ
ということを示しているよ

こわすわけにはいかず つくるわけにもいかない
つくらなきゃいけないんだが こわすわけにいかない
オーうまくいくわけないはずさ

ぼくはつくるよ

テリトリー

テリトリーとりまき
手に取るようにわかる。息するように
テリトリーで休憩
テリヤキなんかたべる
てきぱきとしてゆっくり

つぶしたら
おだんご

重さは変わらないのさ
減っているわけないじゃないか
ふえるのはかんたんだよ
ご飯を食べて、本を読んで
風呂入って、また本を読んで寝るだけで増える

心は雑草とよく似ている
ヤギでも飼うかい

邪魔せんといて

いれかわってゆくのに
一ヶ月かかります
かけるのではなくて、やればそれぐらいかかるのです

面倒くさいなあ

いっぱいあるよ
掃除も
散髪も
洗濯もなあ
面倒くさいんだよ

一回やれば完璧ってことがないからなあ

待ってなさい
それが無理なら行きなさい

さみしいけれども、そういうことにしかできなくて

つきあいながら

しゃべるように、思うことが
列になったらうれしい
今まで、そんなこと、あまり考えてなかったことだけど
うるさーい子どもみたいな口調で
腹たちながらも
さんざんうっとおしく思いながら、
よけてはいけない成り立ちとか
アイスクリームが延々と出続けるサーバーのようにだな

続けないといけない
その大前提はクリアーしている
まずそれ、というくらいあたりまえ
クリアーしているからよい
じゃあ次は
描くことに集中すること
机の上に
しわしわの紙

自転車キャリング

自転車ってあれ
座ってるのな
ここに座席をつけたアイデアは
狂気的であるが、なるほど天才である

疲れずに済む

今日の豊里大橋は
突風
何度ふらついたか
やや命の危険を感じたわけだ

高校生の団体とすれちがう
うむ
すごいパワーである
みんなで飛んでいきそうなかんじであった

ウィスキーをかったよ
暇な時はよく来ていた、お酒屋さんで。
大事に味わって、一気に飲もう。
風が冷たくても、晴れたんだし

自転車で
いつのまにか、
遠くまで来ていたよ

いいわけいいわ

適当にやりなさい
人はたぶん、許しはしないだろうけど

自分のことをして、なんかあかんのか
パッとしてちゃっちゃっとこなせる人ばかりではない
生まれついての性格能力適性
いろいろあるでしょ
育つ環境
いいわけですよ

でもこれでいいわけですよ

いちいち前おきせなあかんことかいな
させるような暮らしなんてなー
誰か望んでいるんかよ

カシオペ

オリオン座消滅の危機らしい
ぼくはそうでもないけど
危機ってほど、せっぱつまってない
むしろ見たがっている
消える瞬間というのを

みんな案外どうかいなと
見たがっているのかもしれないな
データ情報ばかりで虚空をさまよっている昨今
確かにこの目で、ものを

生命感の危険だという
たしかに最近
カムチャッカの少年 みないもんね
もういないのかもしれないよ
いじわるな花のせいで悩んでいる王子さまも
地球から遠く離れてしまったかもしれない

そうこうしているうちに夜が
朝におされて
退場するという
月を残して

生活

明日は寒いってさあ
部屋をすごくあつくしてねよっと
かぜとかなるべくひかないように
不安を抱えても
歩いていく人間

文字浮かばなくても、なるべくことばにしようっと
だって
書き出したらすすむだろ
それなりにできあがるだろ
不安がかたちになる
見えるということは、安心なのだ
さみしいし、くるしいし
うさんくさい ただくさい。
不安を抱えてなお
歩くのが人間っていうね

しん

静けさが好きだ
っていうのは、ふだん騒がしいところに暮らしているからこそなのかな
空気が波打って無い感じ
うす暗い部屋
青の絵画を作るつもりだよ
いろんな青を
塗るつもりだよ

イメージではいい絵になっている
作るのは
ゆっくりと、牛みたいにゆっくりと噛みながら
描くのだ
春まではまだしばらくあるから

風雨にゆれて
日を浴びて
草木を手本にしながら、やってくんだい