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--- 「爆撃機に竹槍」な日本人の漢字根性学習法 --- ブログ:「nynuts にゅーよーく・なっつ。」さまより。

2015-06-11 16:00:00 | 日記
少し前なのですが、このような記事を見かけました。

勝手にリンク・紹介してしまい、すみません。

こちら
「爆撃機に竹槍」な日本人の漢字根性学習法(2015-03-13)
ブログ:「nynuts にゅーよーく・なっつ。」さま より。

このブログを書かれている方(ブログ管理人のnynutsさま)は海外に住んでいらっしゃるのですが、
上にリンクした記事は、
「日本の漢字学習の方法の、『書いて覚える方式』は、効率が良くないのではないか」、
ということをツイッターでつぶやいたものを、まとめています。

この方はお子様がいますが、漢字学習用の教材に、〔「漢字の成り立ち」に注目した白川漢字学ベースの教材を使っている〕、とのこと。

つぶやきのまとめを、
抜粋・転載して紹介させていただきます。

ここから。===========================

◇「漢字の成り立ち」ベースの漢字学習法なんですが、10年前に比べると一般家庭、そして海外在住組にとっても圧倒的にやりやすくなってると思います。日本の国語教科書や漢字ドリルとか見ても、その考え方を少しずつ取り入れてますよね。なぜなら、そのほうが子供にとっても覚えやすいからです。

◇先月NYで「漢字はおもしろい」という講演会を企画したんですけど、要するに私は日本式「書いて覚える」漢字学習法じゃなくて、もっと学習効率の良いやり方を海外在住の皆さんに紹介しようとしてるんですね。うちの子で9年間ほど実験して、ある程度うまく行ったので。ただ気になることもあるんです。

◇私が海外在住の子供たちのために紹介しようとしてる「漢字の成り立ち」ベースの学習法自体は、だいぶ前から存在したんですね。でも海外在住組の間ではあまり浸透してないんです。「単に知らないだけ」とも考えられるんですが、他にも理由があるんじゃないかと思って。たとえば日本人の性格とか。

◇これは漢字学習だけじゃないと思うんですが、日本人が何かを学ぶ時の姿勢としてよく見るのが

・苦しまないと学べない
・気合い&根性主義
・無理するのが大好き
・日本のやり方が一番

たとえば漢字学習では日本式の「何十回も書け!」的な。それが日本人の性格に合い過ぎてて抜けれないと。

◇日本人の学習法って「修行」的な側面がすごくあると思うんですよね。学習効率とか論理性はそっちのけで「気合いと根性で苦しみながら学べ!」みたいな。漢字学習は基本、「写経」式だし。海外在住の親も「漢字を覚えるにはそれしかない」って思ってる人、たくさんいるみたいなんですね。

◇私は何かの新しいやり方や方法を考えるときに、自分に対して

「私は戦時中、戦車や爆撃機に竹槍で向かっていこうとした日本人の子孫である」

と言い聞かせるようにしてるんですね。ナンセンスな無茶をやる血が、自分の中にも流れてると。海外でお子さんに漢字を教えてる皆さん、無茶してません?


========================転載ここまで。太字は、原文ママ。


私が小中学生だった時代は、ひたすらノートに書いた覚えがあります。
特に小学校低学年時代、ジャポニカ学習帳の四角いマスに、何度も何度も書く・・
「書いて覚える」のは当たり前だと思っていたので(この年齢でも)、
この方のブログで紹介している方法は画期的だと思いました。

文中、
日本人の学習法って「修行」的な側面がすごくあると思うんですよね。学習効率とか論理性はそっちのけで「気合いと根性で苦しみながら学べ!」みたいな。漢字学習は基本、「写経」式だし。海外在住の親も「漢字を覚えるにはそれしかない」って思ってる人、たくさんいるみたいなんですね。

とありますが、
戦前の「修身教育」というのが、学校の世界ではまだ生きているのだろうかな?
修身教育がすばらしいとかどうとかいう議論は置いておいて、
漢字を覚えるために何十回もノートに書いて覚える(忘れたらまたそれを繰り返して覚える)、
というのは、言われてみると、非常に効率が悪いように思われます。
ただ、nynutsさんも書かれているように、最近では、日本国内ではそういうやり方よりも「漢字の成り立ちベース」学習が取り入れられているが、それを知らない海外在住者の親御さんたちがいる、ということなのですね。

この方の、「爆撃機に竹槍」な日本人の漢字根性学習法、というタイトルは分かりやすい。
上から降ってくる機銃掃射の弾丸や、大空襲の焼夷弾に対して竹槍で対抗できるはずがないのに、
政府は太平洋戦争中、町内会にバケツリレー訓練までさせる始末でした。
それらが、効果があったのかというと、そんなの言うまでもありません。
ただ、「進め一億火の玉だ!」「米英には負けん!」「みんなで協力するぞ!」という、
方向性の間違った気合いの空気が、日本の都市部を中心に蔓延していただろうことは想像がつきます。

すみません、長くなってしまいましたが、

nynutsさんがブログ冒頭で紹介していた漢字の学習本は、こちら。
ようちえんかんじカルタ ([かるた]) 単行本 – 2012/7/25
部首トランプ (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 6) 単行本 – 1998/9/1
伊東 信夫 (著)

 ↑ こちらの本は、絶版なのかもしれません。
アマゾンでも、中古で1冊しかありません。
なので、
新版 98部首カルタ (『漢字がたのしくなる本』教具シリーズ) 単行本 – 2010/9/3
こちらの本も、いいかもしれません。



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