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2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 三宅勝久著『日本を滅ぼす電力腐敗』(新人物文庫)

2011-11-29 23:49:46 | 読書
本書は、各電力会社と、中央省庁、司法(裁判官及び検察官)、地方自治体及び地方議員との人的な癒着(「天下り」)を明らかにしている。著者は主に各電力会社の有価証券報告書等の公開されている資料にあたり、本書を書いた。本書に記載されているだけでもかなりの「親密さ」はわかるが、公開されていない情報(本人以外の親族が電力会社に就職している、仕事を請け負っている等)があることを考えると、相当のつながりがあると判 . . . 本文を読む

読書 川島真著『近代国家への模索 1825-1925 シリーズ中国近現代史②』(岩波新書)

2011-11-29 23:27:46 | 読書
本書は、中国近現代史シリーズの2冊目で、日清戦争が始まった1894年から孫文が亡くなった1925年までが対象範囲となっている。 何千年も続いた帝政が終わり、近代国家への道を走り始めた「中国」がこの時代にあたる。特徴的な事柄としては、中央と地方との関係が、一方的ではなく、かなり対等なものであったため、中央が地方を押さえつけることは難しかったようだ。1912年の辛亥革命の際も、南の17省が清朝に対し . . . 本文を読む