春待草の独り言

日々思ったこと、感じたことを日記代わりにつづっていきたいです。昨日コブクロライブに行った記念に。

戦争を知らない子供たちを知らない子供達

2006年08月15日 | 音楽のこと
今年もオフィシャルに書き込んできてしまいました。

私も、戦争を知らない子供たちです。
そのまた子供は戦争を知らない子供たちさえ知らない子供たちです。
1983年、あのすばらしい愛をもう一度、風、さらば恋人・・・など数々の名曲を作詞されている北山 修さんが、当時ナターシャーセブンのメンバーだった坂庭
省悟さんに長い歌詞を持ってきました。

本当の歌詞は6番くらいまで続くそうですが、ナターシャーセブンによって短くして歌われていました。

歌詞の一部と言うことで載せさせていただきます。

戦争を知らない子供たち'83

作詞:北山修 作曲:坂庭省悟 唄・高石ともやとザ・ナターシャーセブン


♪窓を開ければ表通りにクラスメイトが走ってゆく
私はため息をついて教科書に目を落とす
日本の満州への侵略で始まった15年の戦争は
日中戦争によって中国全土へ拡大して行った

 これは本当の話 本当にあったの
 答えてほしい 教えてほしい

きびしい憲兵政治によって農民の土地を取りあげて
朝鮮独立のための集会やデモが始まった
私たちは被害者の子供で加害者の子供なんだね
私たちも殺されたけど 私たちも殺したのですね

 これは本当の話 本当にあったの
 答えてほしい 教えてほしい

窓を開ければ表通りにあの日と同じ空が続く
私は軽くうなずいて教科書に目を落とす

 これは本当の話 本当にあったの
 答えてほしい 教えてほしい

私の歴史は始まったばかりです
希望に向かって今日も歩き始めよう♪

歌詞はとても重い感じなのですが、とてもさわやかな曲調の唄です。
初めてコンサートで聴いたときの「私たちも殺されたけど、私たちも殺したのですね」のところで鳥肌が立ったのを覚えています。それだけ衝撃の強い唄でした。

ずっと昔、この曲を作曲した坂庭 省悟さんは、はしだのりひことクライマックス
のメンバーで、北山修さん作詞の花嫁を作曲しました。一番左のバンジョーを持っているのが省悟さんです。
この曲は大ヒットして紅白歌合戦にも出場しました。
ナターシャーセブンのメンバーになってからはいつもおしゃれでしゃがれた声で
MCも楽しかったし、ギターやフラットマンドリン、バンジョーも弾きこなし、
とっても優しい人でした。
3年前の12月53歳と言う若さで病に倒れ遠い空へ旅立ってしまいました。
岡山にコンサートの宣伝でこられたときは運営のお手伝いをしていたので、友人と一緒にタクシーに乗り岡山駅まで送っていきました。

当時幼稚園くらいのお子さんがいらしてかわいい入れ物に入ったミルキーをしょうごさんに「お子さんにあげてください」ってプレゼントしたらすごく喜んでくれたこと今でも思い出します。
本当に面白くて優しい人でした。しんちゃん通信のしんちゃんにとっては大切なお兄さんのような存在だったのだとおもいます。一番最近というか最後にもらった省悟さんのサインです。
左のブックマークのところに戦争を知らない子供達’83が聴けるサイトを載せさせてもらいました。省悟さんの曲の説明も入っています。

今日の正午の甲子園での黙祷のサイレンを聴いたらなんともいえぬたまらない想いがしました。

黙祷が終われば何もなかったようにプレーは再開されるのですが、終戦記念日と言えば甲子園の黙祷を思い出します。

今日のきらり

弟のために徹夜でドイツ語の物理の本を書き写す桜子ちゃん。
「お姉ちゃんにとってはこれがゆうちゃんのための千人針だから。」の一言に泣きそうになりました。

昭和20年2月。もう終戦の年に突入していたのですね。
女将さんの腹巻。泣かせますね~


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
戦争を知らない子供たち’83 (misako)
2006-08-16 10:47:46
おはようございます!

オフィシャルではレスへのお返事有難うございました。



「戦争を知らない子供たち’83」の歌詞載せていただき有難うございます。カーソルを下におろしていくにつれ、胸がグッと痛くなってきました。こんなに重くつらい歌詞どんな風に唄っているんだろう・・と思っていたところ、歌詞の下の行に、重いけれどさわやかな曲調です、と書かれておりなんだか少しほっとし、余計に聴きたくなりました。

「私たちも殺されたけど、私たちも殺したのですね」のところでは、手が止まってしまいました。

オフィシャルに書かれていた「今が「戦前」といわれることのないように」という言葉、強く受け止めさせてもらいました。



坂庭省悟さんの事、お人柄まで教えていただいて、嬉しかったです。



長くなってすみません。

本当にいつも色々な事教えていただいて、有難うございます!!
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ありがとうございます。 (きょうちゃん)
2006-08-18 10:58:23
misakoさんようこそ!



左のブックマークのところからこの曲が聴けます。

最初に入っている声が北山修さん(このコンサートのときの名前は自切俳人・じきるはいど)

続いて入っている声は杉田二郎さんで坂庭省悟さんです。

また遊びに来てくださいね!!
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聴きました! (misako)
2006-08-18 17:21:59
度々すみません。

早速聴かせていただきました。

(ちょうど今日タワ○コやツ○ヤで「やくそく」を探したのですが置いてなくて、がっかりして帰ってきたとこでした)

考えてみれば、昔はこんな風に戦争や平和について、色々な人が気軽にいっぱい唄ってくれていましたね。だから重い話題でも入りやすかったのでは、と思います。

下のトークも聴きました。懐かしい声が聴けてうれしかったです。



なんだか古い話ばかりして、こちらの平均年齢を上げてしまってごめんなさい。

それにしても、サンマリの天候が気になりますね・・・
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