東洋大学をつくられた、井上円了先生、大正二年の作だと思われます。
円了先生は『妖怪博士』とも言われました。
興味本位の妖怪研究ではなく、迷信を打破する為の研究だったそうです。
近代になっても、迷信に基づく非科学的な不幸な出来事や詐欺などが、まだまだ日本中に存在していたのでしょう。
中野にある哲学堂公園は、円了先生の哲学体系を具現化し、誰もがそれを体験できるように作られています。
わたしも一度行きましたが、とても面白い、頭を使わされる公園でした。
この作品、円了先生の豪快な筆運びが、とてもいいですね!
『ちっちゃい、ちっちゃい、お前はまだまだ、ちっちゃいのう〰』
と、私を激励してくれるかのようです。
ありがとうございます、円了先生。