ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

“がん” は消えても放免してくれナイ?

2022-03-16 08:03:46 | 食道がん

 迂闊とは、こんな私を言うのでしょう。食道がんが消えたのはいいのですが、予後がどうなるかを聞いていなかったのです。

 化学療法後3ヵ月の経過観察での診察時、こう言われました。
「CT画像を見ると、転移先のリンパ節がやや大きくなっているかな?
 腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、SCC抗原)は正常範囲内で
 変化ナシですがネ。・・・
 次回は3ヵ月後、またCT検査を受けてもらいます」と。

 この言葉のお陰で
「そうか、消えてもやはり再増悪アリなんだ!」と、やっと悟りました。

 食道がんと診断された昨年秋、原発巣近くのリンパ節に既に転移していると聞いていました。転移アリなら、完治など到底ナイものと考えていました。

 昨年の暮れ、化学療法2クール終了後「がんが消えた!」と言われ、予期せぬことにすっかり舞い上がってしまい、頭がポーッと浮かれていたようです。

 ですから、「じゃぁ、予後はどうなるの?」などと聞いてみようとは思わなかったのでしょう。

 そこで丁度良い機会と思い、“食道がん”、“化学療法”、“CR”、“予後” をキーワードに、ネットで検索を掛けてみました。

 その結果、食道がんのCR例についてまとまった疫学的調査研究などはなかったのですが、化学療法と放射線療法とを組み合わせた化学放射線療法(CRT)についての報告が2、3ありました。

 そんな報告の一部にあった次の一節が印象的でした。

「CRTは臓器を温存しつつ根治を目指せる治療法ではあるが、・・・
 CR(完全寛緩)率は62.2 %であり,さらに約半数は再増悪する
 と報告されている・・・」(太線は筆者)

 この報告は恐らく、放射線ナシの化学療法だけの場合にも当てはまるでしょう。次回の診察時は是非、この報告について質問してみようと思います。

 食道内腔の1/4~1/3を塞いでいた私の食道がん。治療前であっても食事には何の不都合もありませんでした。もちろん今もそうですし、これからも不都合がなければそれだけで十分です。

 そうであってもさすがに “がん” です、一筋縄ではいきません。一旦取り憑いたら、なかなかおいそれとは放免してくれないようです。

 ヤレヤレ、がんが消えたからと言って浮かれていてはダメ。マダマダ、先は長いぞ、シッカリせい・・・ですかネ?!

 

 

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