ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

素敵な老い方

2021-04-20 06:06:44 | 雑感

 買物帰りの道でのこと。少し遠くに、マンションの生け垣の根元をしきりにのぞき込んでいる女性が見えました。

 その生け垣には紅葉が一面に広がり、根元にはクリスマスローズが咲いていたはず。彼女は、それらの写真をスマフォで撮ろうとしていたようです。

 彼女、ポニーテールにキャップを被り、スパッツに包まれた腰から下の線も自然でスッキリ、しかも動作も機敏。遠目には、いかにも若々しい女性そのものでした。

 つい、スケベ心に駆られて近づいてみたら、彼女、うなじに白いモノが混じっていて、マスク越しに見えた肌にもシミ・シワが、・・・。

 豈図らんや、結構な歳のよう。決してオバケ顔(?)ではなかったものの、見事、身のこなしの軽やかさにまんまと騙された思いでした。

 それでも気を取り直した私は、彼女にこう尋ねてみました。

「この紅葉しているのは何という木ですか?」
「ベニカナメモチ。ベニ・カナメ・モチです。
 バラ科の常緑樹で、紅葉しているのは若葉だそうですよ。」


「梅や桜と同じバラ科? さすがにバラ科。この時期に地味ながら、
 鮮やかに紅葉した若葉ででも目を楽しませてくれるんですねぇ?!
 その一方で、このクリスマスローズは・・・」と、私は訳のわからないことを口走っていました。

 それにしても、彼女のキビキビした身のこなしには目を見張る思いでした。

 恐らくは、ヨガやウォーキングを絶やすことなく続け、身体の柔軟性を保っているのでしょう。こんなふうに素敵な老い方もあるのかと、目から鱗でした。

 今ではさすがに、花の色がくすんで見えたクリスマスローズ。まだ寒かった早春の頃は、いち早く花を咲かせて目を楽しませてくれたものです。

 それが今でもしっかり咲き続けているなんて、何と健気な花なのでしょう! そんな姿に彼女が被って見えました。

 

 

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