ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

散りゆく桜に贈る挽歌

2021-04-06 06:24:59 | 雑感

 今年は開花が早いと言われたソメイヨシノ。当地では、例年より2、3日早いだけだったような? その花も、この日曜の雨と月曜の強風でほぼ五割方散ってしまいました。

 さて、桜を撮った写真や動画は数多くあります。勿論、それなりに素晴しい作品が多いのですが、今ひとつ物足りなさも感じています。

 もし、桜の花に精がいるとすれば、その息づかいが感じ取れないのです。生きた桜の間近でなければ決して触れ得ない生気とでも言うのでしょうか、カメラでは捉えられない限界かもしれません。

 暇なことを幸いに、今シーズンは13日間で7回も近場の同じ場所に出かけることができました。お陰で、開花からほぼ花の散り際までを一通り観察できました。

 なぜ同じ場所に? 一番桜の生気が感じられるのが桜のトンネル、私のお気に入りだからです。

 その桜のトンネル、歩測で800歩(500 m ?)余の長さです。両側の歩道から車道に伸びた枝がたわんで下がり、切り口が丁度 M 字型に見える人気スポットです。

 ここの桜も勿論、八分咲きから散り際までが見頃です。

 ほぼ満開の花が群れをなして盛り上がる賑やかさや、その花の群れがいかにもトンネル然と幾重にも連なって、陽の光にキラキラ輝く様といったら堪りません。

 豪華絢爛というのは本来、こんなふうに華やいだ光景のことを言うのでしょう。

 花の散り際も堪えられない光景です。散りゆく花びらに、あたかも花の精が宿っているかのようでもあります。

 風がなければハラハラ落ち、風に吹かれたらヒラヒラ舞う。顔にそっと触れられるのも心地いいものです。

 花吹雪の中、車が通り過ぎるのもオツなもの、思わず見とれてしまいます。

 地面に落ちた花びらが風にグルグル渦巻く様も、まるでロンド(輪舞曲)に合わせて花の精が踊っているかのよう。こんなことでも目を楽しませてくれるのです。

 さて、エラソウに啖呵を切って始めた一文ですが、私の乏しい語彙と表現力ではこの程度が限界。あとはご想像にお任せ、というところです。

 最後に、桜の花に因んだお飾りについて一言触れておきます。

 桜の花々が寄り集まって丸い玉のように見える様は、まるで団子そのもの。これにあやかったのが小正月に飾る餅花(もちはな)でしょう。

 柳の小枝に小さな餅を一杯くっつけて豊作を願った慣習ですが、今では廃れてしまったでしょうか? 遠い昔、岩手の実家では小正月に餅花を飾ったものでした。あぁ、懐かしい!

 

 

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コメント (4)
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