ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

定期通院の一つから放免されました

2019-02-22 06:58:45 | 雑感
 不安定狭心症が再発したため、尼崎の県立病院で2回目のPCI(経皮的冠動脈インターベンション)手術を受けたのは61歳のときです。心臓カテーテル(心カテ)としては3回目でした。これがいい機会と思い、会社を完全退職することに決めました。あれからもう丸7年になります。

 同じ県立病院で初めてPCI手術受けたのは52歳のときで、狭窄部位は右冠動脈でした。再発は左冠動脈の狭窄からで、いずれも狭窄部位にステントを留置してもらいました。

 初めての手術以来、経過観察として半年に1回の定期検診をずっと受けてきました。マスター2階段負荷という運動負荷心電図検査で再発の有無を確認するためです。2段の階段を40回も昇降しなければならないので、結構体力的にキツイ検査です。この定期検診もいつの間にか16年になりました。

 虚血性心疾患に分類されるこの病気では、ステント留置後も血栓ができにくくするバイアスピリンの服用が生涯欠かせません。初発の際は、糖尿病で掛かっていた西宮の県立病院から急遽紹介されたので、爾来、薬剤の処方箋は西宮の方で受けています。ですから尼崎の県立病院には定期的心電図検査のためだけで繋がっていたことになります。

 この間ずっと主治医を担当してくれた T 先生も近々定年退職を迎えることになったようです。前回受診の際は、退職後の開業先への転院を打診されましたが、丁重にお断りしました。

 先日受けたこの定期検診でのことです。

「どうですか? 何か変わったことなかったですか?」と T 先生。
「いつも通りで調子いいです」と私。
「そうですか。心電図でも変化ナシですし、私も近々退職ですから今日で卒業としましょうか!? 最後にちょっとだけ聴診してみましょう」と言って胸に聴診器を当てました。
「(心音に)すこし雑音がありますが問題ないでしょう。」心雑音の指摘は初めてでした。
「弁膜症とかの心配はないですか?」心臓弁に障害があれば雑音がすると聞いたことがあったのでそう質問してみました。
「いやなに、歳相応に動脈硬化が進んだだけでしょう。問題ないと思いますよ。」

 かくもサバサバした T 先生の受け応えに思わず拍子抜けしてしまいました。と言うのは、T 先生とは以前こんなことがあったからです。

 この病院ではPCI施術後6ヶ月~1年経ったら、再び心カテして再狭窄のないことを確認するのが方針のようです。そのため T 先生は、初回のときも2回目のときもPCI手術後にはしつこいぐらい心カテを勧めてきました。それも決まって2,3年の間続きました。

 その都度私は何とか言い訳して逃げてきました。最初は造影剤によるアレルギーが怖いだの、その次には年金暮らしでお金に余裕がないだのと、思い出しても苦しい言い訳でした。

 そんな T 先生がかくもあっけなく私を放免したのです。思えば開業先への転院を無碍に断ったせいかもしれません。このお陰で定期通院は今後、歯医者もふくめ3ヵ所だけになりました。

 ところで、PCI手術後の経過観察は一体どれぐらいの期間が普通なのでしょう? 古い文献ではせいぜい5年ほどで大丈夫らしいのですが、T 先生には質問しづらい雰囲気がありました。

 かくも取っつきにくい T 先生とはいとも簡単に縁が切れてしまいましたが、バイアスピリンの服用からは決して縁の切れない私です。



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コメント (2)
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