今日、認知症とか認知障害とか、認知という言葉を目にしない日はありません。かく言う私も、“認知のゆがみ” を正そうと日々心懸けているつもりです。それにもかかわらず、「そもそも認知とは何ぞや?」という問いに明解な答えを持ち合わせていませんでした。
主治医は「認知とは自分独自の外界翻訳機」といううまい説明をしてくれたのですが、その教えをオウム返しにするばかりでは自分の身につきません。放ったらかしではいけない問題なので、その答えを自分の言葉で自分なりに出してみようと試みたのが「 “認知のゆがみ” 回復の最難関にどう向き合う?(上)」です。今回は、この記事から事例を取り上げてみました。
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【事例47】
「認知とは・・・(中略)・・・これを私流に解釈すると、知覚した外界を自分はどう見、どう考えるのか、自分流のものの見方・考え方の習性だと考えたい。つまり、幼少期から外界の刺激で刷り込まれた個々人独自の習性と考えたのです。逆に見れば、世間から自分がどう見られているかを気にする習性は、裏返しとも考えられます。ですから、認知そのものは根が深く、もし障害があればその矯正はとてつもなく手強いものと覚悟しなければなりません。」
(2017.2.7初回投稿時)
↓
「 これを私流に言えば、認知とは知覚した外界を自分流に解釈する習性のことで、個々人の認識の仕方にはその人特有のクセがあるということでしょうか。つまり、幼少期から外界の刺激で刷り込まれた個々人独自の習性そのものが認知に繋がっていることになります。見方を変えれば、世間から自分がどう見られているか気にしがちなのも、単にこのことの裏返しだと考えることもできます。ですから、認知そのものは根が深く、もし障害があればその矯正はとてつもなく手強いものと覚悟しなければなりません。」
(2018.1.03改訂時)
↓
「 これを私流に言えば、認知とは外界からの情報を自分流に解釈するクセのこと、と考えます。さらに言い換えれば、認知とは習性化した認識のし方ということであり、その習性化は外界の情報によって幼少期から刷り込まれたものということでしょうか。こう考えれば、世間から自分がどう見られているか気にしがちなのも、このことの裏返しということがわかります。ですから、認知そのものは根が深く、もし認知に “ゆがみ” があればその矯正はとてつもなく手強いものと覚悟しなければなりません。」
(2018.3.27再改訂時)
初回投稿時の文章は一見して、回りくどい表現の雑な下書きノートみたいに見えると思います。特に下線部は、明らかに自信なさげで、思索途上の生煮えな表現になっています。手直しした一回目の改訂時の文章でも、依然として下線部に回りくどくて堅い表現が残ったままです。私は、このような特徴が思考プロセス障害の現われと考えています。
初回投稿時と改訂時の文章を改めて整理してみると、当初目指していた論旨は次のようだったとわかりました。
認知とは外界からの情報を自分流に解釈する習性・クセのこと ⇒ その習性・クセは幼少期から刷り込まれてきたものであること ⇒ 世間の評判を気にするのも同じ刷り込みによること。
再改訂時にはこの論旨で手直ししてみました。それでも、まだくどくて堅い表現が目に付きます。これはこれで精一杯の表現なのです。私としては精々、下線部のように手直しできたことが成果でしょうか。
「わかっちゃいるけど言葉にできないのは、やはり十分に理解できていないこと」なのでしょう。なかなか “翻訳機” に優る言葉が出て来ません。子どもを認知する方の認知ならよく理解できているのですが、・・・?
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【急性離脱後症候群(PAWS)】
症状は、断酒開始後3~6ヵ月目で最も強くなり、6ヵ月~2年で回復する。
○ 思考プロセス障害(脳の働きにムラがある、頑なで諄(くど)い思考、因果関係
を理解できない)
○ 情動障害(情動の揺れ)
○ 記憶障害(短期記憶の障害)
○ 睡眠障害
○ 身体的協働性に問題
○ ストレス感受性に変化
(おそらく認知障害 “認知のゆがみ” に気づいた意味:筆者追記)
(アルコール依存症専門クリニック教育資料より)
その障害の一つ “思考プロセス障害” では、脳の働きにムラがある、頑なで諄(くど)い思考、因果関係を理解できないなどが知られています。
私の経験から言えば、次の3点に言い換えできるでしょうか。
● 脳が混乱して疲れやすく、よくストライキを起こすこと
● まとまった文章を書こうとすると、なかなか考えがまとまらないこと
● 使うべき助詞、所謂 “てにをは” の適切な使い方に迷うこと
さらにより具体的に挙げれば、“遠回りする思考”、“助詞の使い方の混乱”、“修飾語の語順の誤り”、“時制の混乱” などとなり、大概が “慣用的な言葉の使い方(言い回し)の失念” ということに要約できます。
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主治医は「認知とは自分独自の外界翻訳機」といううまい説明をしてくれたのですが、その教えをオウム返しにするばかりでは自分の身につきません。放ったらかしではいけない問題なので、その答えを自分の言葉で自分なりに出してみようと試みたのが「 “認知のゆがみ” 回復の最難関にどう向き合う?(上)」です。今回は、この記事から事例を取り上げてみました。
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【事例47】
「認知とは・・・(中略)・・・これを私流に解釈すると、知覚した外界を自分はどう見、どう考えるのか、自分流のものの見方・考え方の習性だと考えたい。つまり、幼少期から外界の刺激で刷り込まれた個々人独自の習性と考えたのです。逆に見れば、世間から自分がどう見られているかを気にする習性は、裏返しとも考えられます。ですから、認知そのものは根が深く、もし障害があればその矯正はとてつもなく手強いものと覚悟しなければなりません。」
(2017.2.7初回投稿時)
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「 これを私流に言えば、認知とは知覚した外界を自分流に解釈する習性のことで、個々人の認識の仕方にはその人特有のクセがあるということでしょうか。つまり、幼少期から外界の刺激で刷り込まれた個々人独自の習性そのものが認知に繋がっていることになります。見方を変えれば、世間から自分がどう見られているか気にしがちなのも、単にこのことの裏返しだと考えることもできます。ですから、認知そのものは根が深く、もし障害があればその矯正はとてつもなく手強いものと覚悟しなければなりません。」
(2018.1.03改訂時)
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「 これを私流に言えば、認知とは外界からの情報を自分流に解釈するクセのこと、と考えます。さらに言い換えれば、認知とは習性化した認識のし方ということであり、その習性化は外界の情報によって幼少期から刷り込まれたものということでしょうか。こう考えれば、世間から自分がどう見られているか気にしがちなのも、このことの裏返しということがわかります。ですから、認知そのものは根が深く、もし認知に “ゆがみ” があればその矯正はとてつもなく手強いものと覚悟しなければなりません。」
(2018.3.27再改訂時)
初回投稿時の文章は一見して、回りくどい表現の雑な下書きノートみたいに見えると思います。特に下線部は、明らかに自信なさげで、思索途上の生煮えな表現になっています。手直しした一回目の改訂時の文章でも、依然として下線部に回りくどくて堅い表現が残ったままです。私は、このような特徴が思考プロセス障害の現われと考えています。
初回投稿時と改訂時の文章を改めて整理してみると、当初目指していた論旨は次のようだったとわかりました。
認知とは外界からの情報を自分流に解釈する習性・クセのこと ⇒ その習性・クセは幼少期から刷り込まれてきたものであること ⇒ 世間の評判を気にするのも同じ刷り込みによること。
再改訂時にはこの論旨で手直ししてみました。それでも、まだくどくて堅い表現が目に付きます。これはこれで精一杯の表現なのです。私としては精々、下線部のように手直しできたことが成果でしょうか。
「わかっちゃいるけど言葉にできないのは、やはり十分に理解できていないこと」なのでしょう。なかなか “翻訳機” に優る言葉が出て来ません。子どもを認知する方の認知ならよく理解できているのですが、・・・?
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【急性離脱後症候群(PAWS)】
症状は、断酒開始後3~6ヵ月目で最も強くなり、6ヵ月~2年で回復する。
○ 思考プロセス障害(脳の働きにムラがある、頑なで諄(くど)い思考、因果関係
を理解できない)
○ 情動障害(情動の揺れ)
○ 記憶障害(短期記憶の障害)
○ 睡眠障害
○ 身体的協働性に問題
○ ストレス感受性に変化
(おそらく認知障害 “認知のゆがみ” に気づいた意味:筆者追記)
(アルコール依存症専門クリニック教育資料より)
その障害の一つ “思考プロセス障害” では、脳の働きにムラがある、頑なで諄(くど)い思考、因果関係を理解できないなどが知られています。
私の経験から言えば、次の3点に言い換えできるでしょうか。
● 脳が混乱して疲れやすく、よくストライキを起こすこと
● まとまった文章を書こうとすると、なかなか考えがまとまらないこと
● 使うべき助詞、所謂 “てにをは” の適切な使い方に迷うこと
さらにより具体的に挙げれば、“遠回りする思考”、“助詞の使い方の混乱”、“修飾語の語順の誤り”、“時制の混乱” などとなり、大概が “慣用的な言葉の使い方(言い回し)の失念” ということに要約できます。
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