ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

認知症は聴力の劣化が招く?

2017-12-12 05:47:36 | 雑感
 巷間、男性の老化は歯、目、○○、の順で始まると言われていますが、この後に続くのが耳となるのでしょうか? 私も60代後半に入って、どうやら歳相応に聴力の衰えが始まったようです。

 新年を迎えるのに障子に穴が開いたままではと、先日、工賃の安いシルバー人材センターに張り替えを頼みに行きました。予算を見積もるため、応対してくれた人に料金を尋ねてみたのですが・・・。
「イチマン4千円になります。」
「イチマン4千円? 1枚で?」
「高いですか? サイズによって変わりますので、大体イチマン2千円から4千円までとなりますかねぇ。正式な契約にします?」
「はぁ~?! まぁ、お願いします。」

 実のところ、1万なのか1枚なのか、よく聞き取れなかったのです。聞き返しても同じことになるだけと諦め、1枚当たりの単価と勝手に解釈して依頼することにしました。実際に張り替えを担当される方に後日確認したら、やはり1枚当たりの単価だったのでホッとしました。こんな場合は単価とわかるよう、ちゃんと「一枚当たり」と言うべきですね。

 駅構内のトイレ案内に自動アナウンスを流しているところがありますが、最寄りの阪神電車の駅では、こんなアナウンスに戸惑ったこともありました。
「これはタキノトイレです。、、、左が男子トイレ、右が女子トイレです。」
「(エッ、水洗代わりに滝のトイレ? そんなバカな!)」

 車椅子でも利用できるトイレの多機能を意味していたのですが、私には滝のトイレとしか聞こえなかったのです。多目的なら聞き間違えようもないので、こんな聞き間違えも想定して多機能のアナウンスは変えるべきと思ったものでした。いずれにせよこれらのことで私は聴力の劣化を否応なしに思い知らされたのでした。

 先日、『認知症を防ぐカギ!あなたの「聴力」総チェック!
(NHK「ためしてガッテン!」2017.12.6放送)という番組で、こんなことを知りました。

 意外だったのは、難聴を放置すると脳が萎縮し、認知症を発症する確率が上がるということでした。恐らく、難聴で会話が億劫になり人とのコミュニケーションを避けるようになることや、耳から入る音の情報が少なくなることなどが誘因だろうとされています。使わない筋肉が萎縮することを廃用性萎縮と言いますが、廃用性萎縮は筋肉ばかりでなく脳にも当てはまるようなのです。

 老化に伴い、聴力は高い音(子音)から聞きづらくなることが多く、60代で2~3割の人に、高齢者全体では3人に1人の割合で耳の機能低下が隠れているそうです。「隠れている」というのは、日常会話などには問題がないことがほとんどで、「多少聞こえづらくても聞き返せばいいから大丈夫」などと自分ではなかなか気づけないことがその理由だと言っていました。

 難聴は放置されるとリスクが高くなるので、その対策も挙げられていました。番組でのお勧めは「有酸素運動」をして普段から血行をよくすることと補聴器の活用でした。補聴器は難聴を来たす周波数帯に合わせて調整してあるそうなので、耳鼻科に相談してみればよいとのことでした。そう言われてみれば定年後、長いこと人間ドックに行ってないことを思い出しました。
 
 自分一人では難聴と気づきにくいものなら、周りの言うことを信用するしかありません。「耳が遠くなったねぇ?!」こう言われたらつい腹を立ててしまいがちですが、こういうことには素直に従った方が身の為と心しておきましょう。ただし私の関心はただ一つ、道のゴミ拾いは果たして「有酸素運動」に当たるのか(?)なのですが・・・。



いつもお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加中です。是非、下をクリックして順位アップに応援お願いします!
クリックしますと、その日の順位が表示されます。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ
    ↓      ↓
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする