青い大きなザックの方とはすぐに親しくなりました。
奈良からきたというその方は、何度かここを訪れたことがあり、施設利用のことやテント泊の際のお役立ち情報についていろいろ教えていただきとても助かりました。
(私はその日からこの "憧れの地” で2泊するのですが、3日目の下山時もこの方とご一緒させてもらうことになります)
心配しているであろう家族に連絡しようとしましたが、すり鉢の底にあたるカールの中からでは私のスマホは圏外です。(小屋泊まりの人はWi-Fiが使えるようです)
ここまで担ぎ上げてきたツーリング用テントの重さは4kg強! (高価な超軽量のテントはたったの1kg なのに… )
抜きつ抜かれつ登ってきた同年輩の "戦友” のテントの近くに設営したのでした。
夕飯は山小屋の広いデッキへ行き、ドライフーズにコンロで沸かしたお湯を注いで食べます。もちろん小屋の🍺も欠かせません。
何を食べてもここではご馳走です。
他の登山者と4〜6人がけのテーブルで思い思いの食事タイムです。
開放感もあってか同じテーブルの人達ともすぐ仲良くなれます。
近畿から来たという3人グループの方から
「どうですか、飲みませんか?」
と、ウイスキーを勧められました。
もちろん有難くいただきました。(久々のホットウイスキー、学生時代を思い出し、本当に懐かしかった)
夜のキャンプサイトは色とりどりのテントからランタンの灯りが漏れてとてもキレイでした。
明日の朝は、朝日で山肌が赤く染まる ”モルゲンロート” を見ることができるでしょうか…
(その5に続く)
本当に懐かしいですね。寝る前にウイスキーのキャップで一杯ずつ飲み回す。わずか一杯でも疲れているのですぐに熟睡できました。あ~懐かしや。続き期待
合宿のメンバーは「あぁー…」と言葉が出ませんでした。一面のガスの中、ウイスキーの匂いだけが漂っていたのを思い出しました。