ウォルナット(ウォールナット)はクルミ科の樹木の材です。
白っぽい材もあるそうですが、重厚感のある黒っぽい材がテーブルや椅子、サイドボード他の家具や床・ドア等の建材によく使われています。
ブラックウォルナットの端材も近所で安く手に入ります。
もう、5年以上前…
本をパラパラとめくっている時、白木の材でこしらえたバターケースの写真が目に留まりました。
「オッシャレー! こんなのが家にあるとイイなー」
ということで、私はブラックウォルナットでバターケースをつくることにしました。
板材を組み合わせてつくることもできますが、バターを入れたときに溶けて継目から漏れるのも困るので彫り込んでつくることにしました。
立方体の端材を鋸(ノコ)で蓋の部分とケースの部分に切り分け、それぞれの内側を鑿(ノミ)で彫り込みました。
蓋とケースがピッタリと合い、かつ、ずれないようにするのが大変でした。
また、蓋もケースも内面の凹凸がなくなるまで鑿で削り、サンドペーパーで磨くのに苦労しました。
バターナイフも蓋をしたまま入れて置けるように蓋とケースに小さな溝を切っています。
このバターケース、しばらくは使っていましたが、わざわざケースのサイズに合わせてバターを切って入れるのが面倒になり、今では作品棚に並んでいます。
見てもらえてよかったです。