一昨年、植木市でコブシを手に入れました。
買った時点から可憐な花を咲かせていました。
ところが、昨年の春は花は1輪も咲きませんでした。
『陽当たりが良くないからなぁ… 』
と、諦めていました。
今年の冬にコブシの枝先に枝豆の鞘みたいなモノが幾つも着いていることに気付きました。
実は、前の年の冬にもこの “枝豆の鞘” が2個だけ着いていたのですが、種子が入っていると勘違いして爪の先でムシって中身を調べてみたのです。
すると “枝豆の鞘” の中には真っ赤な実が1個だけ入っていたのでした。
『へぇー、コレがコブシのTANEなんだぁー… 』
と、妙に納得してしまい、その真っ赤な実をコブシの根元に埋めたのでした。
もちろん、芽は出てきませんでした。
枝先の “枝豆の鞘” は花芽だったのです。
そんな事もあり、今回は枝先の “枝豆の鞘” を大切に保護してきたのでした。
数日前から、膨らんでいた花芽の先からピンク色の花びらが顔を見せていました。
今朝見た時も、今にも花が開きそうな感じだったのです。
『2年振りにコブシの花が見れるぞ!』
と期待し、昼前にコブシを見に行くと…
ナント、今にも開きそうだった花芽が鳥に突かれ、食べられているではありませんか‼︎
それも複数個の花芽がやられていました。
花芽の半分が食べられているモノもあります。
『また、ヒヨドリの仕業だな!』
ヒヨドリがどうかも分からないのですが、我が家では以前にも家庭菜園の野菜やキンカンが被害に遭っているので、何かあればヒヨドリのせいになるのでした。
2年振りのコブシの花の開花は予想だにしなかった展開となりましたが、ヒヨドリの被害に遭わなかった花芽が可憐な花を咲かせました。
開花を待つ花芽もまだ残っているので、ビニール袋で上部を覆いヒヨドリから守ってあげました。
でも、よく考えてみたら…
1年前の冬に、勘違いして貴重な2個の花芽をムシってしまったのは私自身でした。