昨年の5月、我が家の柿の木に久しぶりに花が咲いたことをブログにしました。
その柿の木は母の希望で植えたもので、母がまだ元気にしていた頃にはお正月に頂く干し柿にもなった事や、その後病気にかかったために根元から切ってしまった事など綴りました。
昨年咲いた柿の花は少しだけ実が膨らみましたが、残念ながらいつの間にか落ちてしまっていました。
今年の6月頃に、その柿の木に再び花が咲いているのを見つけていました。
『柿の実になる前に、また落ちるんだろうなぁ… 』
と思ったので、そのことはブログには載せないでいたのでした。
お盆前に台風6号が接近してきた際に、葡萄棚はロープで固定しましたが、柿の木はどうにもできませんでした。
『細い枝先に着いている柿の実の赤ちゃんは、この台風の風で落ちてしまうだろうなぁ… 』
と、半ば諦めていました。
台風通過後、庭に出てみると柿の実の赤ちゃんのいくつかは残っていたのです。
『よく頑張ったねー!』
と、まるで我が子の無事を喜ぶ親のような心境でした。
その柿の実の赤ちゃんたちは少しずつ膨らみ、やっと色付き始めたところです。
黒いシミや虫喰いもあり、見た目は良くありませんが、10数年ぶりに実った柿の実を、今朝方2個だけ収穫しました。
そして、終わりを迎えた葡萄と一緒に御仏壇に供えました。
『母は喜んでくれているかなぁ… 』